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2020/11/20 12:27
yoko.hasada

岸田奈美さんの、家族の話

本日更新しました、
岸田奈美さんのエッセイ連載
「いなくならない父のこと。」第四回。
中学2年生の時に亡くなられた
お父さんと向き合った連載には、
いつも、たくさんの感想をいただきます。

ご存知の方も多いと思いますが、
今年の9月に岸田さん初の著書
『家族だから愛したんじゃなくて、 愛したのが家族だった』という
自伝エッセイが刊行されました。

お父さんのことはもちろん、
車いす利用者のお母さんや
知的障害のある弟さんとの日々のこと。
岸田さんらしい、ユーモアたっぷりの文章から
あふれるやさしさに、
胸がギュウッとつかまれます。

せっかく、本の街神保町近くに
引っ越してきたので、
お昼休みに本屋さんを散策してみることに。
あります、あります、
どの本屋さんにも、必ず、岸田さんの本があります。
しかも、店頭のとっても目立つ場所に。
三省堂書店さんでは、
「今年おすすめのノンフィクション」の棚に
ばっちり積み上げられていました。

わたしは、岸田さんの文章を通して、
何気ない日常の解像度が
グッとあがったように思います。
「近くにいる人を大切にする」
ということを思い出させてくれる。
こちらまでやさしい気持ちになって、
どんなハプニングもおもしろおかしく
乗り越えようとしてしまう。
編集者の佐渡島さんの言葉、
「岸田さんの文章はね、落語家と一緒だよ。
読めば、目の前で登場人物や情景が
動いているみたいに感じる。
それで、何度読んでも笑える。」
にすごく共感しました。

連載と合わせて、
ぜひ本もに手に取られてみてください。