ただいま製作中!ただいま製作中!

2022/08/30 16:55
akiko.kusaoi

「今」を捉えた羅漢像

眺めるだけで楽しい
ユルかわ神様「たのかん」を語る
宮田珠己さんのお話に誘われて、
東京近郊で会えるユルかわ神様は
いないものかと探してみました。
すると、愉快な羅漢像が
川崎にあることを知り、
と訪ねてみました。
羅漢とは最高位の修行に達した
聖者だそうです。

場所は川崎市麻生区の浄慶寺。
江戸初期に創建されたお寺です。
花や緑が美しく、
「あじさい寺」とも呼ばれるそうです。
小田急線の柿生駅から10分足らず。

入り口からびっくりしました。
マスクをして、
マスクを縫う羅漢さんがいます。
お次はワクチン羅漢さん。
なんと時事的な!

さらに進むと、
こんどはリモートワーク羅漢さん。
折りたたみ携帯を触る羅漢さんもいます。
苔むした携帯羅漢さんを見ていると、
この石像を100年、200年先に見る人は、
羅漢さんが何を手にしているのか、
わかるのかなあと思ってしまいました。

パソコンだって、遠からず
ウエアラブルになったり、
体の一部になったりして、
まったく違う形になるでしょう。

そう思うと、
「iPod羅漢」を見る
10年後の子供は、
イヤフォンからのびる「ひも」は何?
と思うのかもしれません。

今の眼で見ても、
未来の眼で見ても、
おもしろい羅漢像でした。