ただいま製作中!ただいま製作中!

2023/07/14 15:26
shijyu

森川さんのAIゲーム

いかんいかん、このままでは
アゥェーの波にのまれてしまう。
そこでシジュは、
「今年は出展しているよ」と直前に連絡をくれたお友達、
モリカトロンの森川さんを探しました。
すると森川さんのほうから発見してくれました!

森川さんたちが今回出展しているゲームは
何かというと、
「ほとんどAIが作ったゲーム」なんだジュ。
なんだそりゃ?!

森川さんに話をうかがってみました。

「シジュちゃん、こんにちは。
これはね、いわゆる
アドベンチャーゲームで、殺人事件がおこる
マーダーミステリーなんだ」

それだけ聞くと、
けっこうふつうな? ゲームな? かんじ?

「そうそう。ふつうなの。
でも、物語もトリックもこの画面も、
ぜんぶAIが作ってるんですよ」

ええっ?! 
と、驚きたいとこだジュけど、
よくわからないだジュ。

「つまりね、AIに、まず、
5分間のストーリーを考えさせるんだよ。
そしてそれをゲームに落とし込むことも、
AIがやるの」

じゃあ、森川さんたちは
いったい何をしたんだジュか?

「そういうAIを、設計すること」

そっか! それはすごい。

「いま、チャットGPTをはじめ、
生成AIって言葉、聞いたことあるでしょう?
生成AIが、ゲームにどれほど使えるものなのか
検証するための、
これはコンセプトモデルなんです」

AIがゲームを作ることは
なんとなくわかったけど、
それが「おもしろいかどうか」は、
誰が判断するんだジュか?

「おもしろいかどうかはね、
じつはAIには判断できないんだ。
それに、物語のつじつまがあわないゲームも
AIは作ってしまう。
その部分はやっぱり、
人間がやるしかないんだろうと思います」

モリカトロンが、このAIのゲームで
BITSUMMITに参加したことの意義って
なんだジュか?

「シジュちゃん、ここはね、
インディーゲームの祭典なんだよ。
ここ何年もの間に、
ゲームはどんどん大型化してきて、
ワンアイデアの、思い切ったものが
作りにくくなっている現実があるんです。
でもこの会場には、情熱ある若者が
ものすごい数、集まっているわけ。
このAIのゲームは、
そんな人たちが創作したい、
チャレンジングなゲームを
支援しうるツールにもなるのです」

なあるほど!
あとでAIが作ったゲーム「Red Ram」を、
おもしろいかどうか、
シジュにもやらせてください。