ぐっさんが、紙包みをかかえて
向こうからやって来ました。


「できましたよ！
　おねがいされてたもの！」

こういうときのぐっさんは、
まこと嬉しそうでございます。


「じゃ〜ん！」

なにをお願いしていたかというと、
「大ホワイトボードカレンダー
　　ハレパネはりつけ仕様」
です。

われわれ、
「読み物チーム」は顔をつきあわせて
スケジュールの相談をすることが多いので、
管理もアナログに、
「大ホワイトボードカレンダー
　　ハレパネはりつけ仕様」に
付箋をはって行います。
そのボードが、ながいことつかって
へなへなになってきたので、
ぐっさんが作りなおしてくれたのです。


「あのね、よーくみて！
　枠が８あるでしょ！
　月火水木金土日ともう一つ！
　これね、
　『だいたいこのくらい』っていう時に
　使って。」

あ、そりゃいいね。
日付はギリギリまで確定しないですからね。
「保留」機能があるとうれしいです。


「ところでさ、ぐっさん。
　これ、カレンダー、
　５段しかないんだけど‥‥。」


「ん？　ん？」


「いや、１月のカレンダーをご覧よ。
　一段足りなくなるって。」


「あ！」


「あ！って。
　まあいいよ。次のつきに、
　あまった日にちは押しこむから。」

そうそう、モーマンタイ。
モーマンタイ。

あ、そうそう、
「気仙沼のほぼ日」のカレンダーも
出来上がったんですよ。
気仙沼・はなえ姉妹の片方、
ナカバヤシが、
カレンダーを前に、
誰がいつ出張にいくか、
など記録をつけていました。