販売情報、おすすめ文具の紹介、みなさんから教わった使い方など、手帳チームのメンバーが、日々さまざまな情報をお届けします。
こんにちは。
3月5日、
「日記のおダイっス!」を使った日替わり企画、
5日目です。
「小学生時代の がんばり」
が出ました。
小学生時代、
わたしはトマトが食べられませんでした。
当時は「すききらいせずに、ぜんぶ食べましょう」
があたりまえで、
もし食べられなかったら
掃除の時間も居残りで
食べなくてはなりませんでした。
でも、どうしても食べられませんでした。
そこで、給食にトマトが出る日、
母に連絡帳に書いてもらったのです。
「娘はどうしてもトマトが食べられないので、
なんとか免除していただけないでしょうか」と。
そもそも、
トマトが丸ごと一個出る給食って
だいぶワイルドな気がします。
はたして給食の時間、
担任の先生は私のもとにやってきて、
「ライオンが後ろから襲ってくると思って
食べなさい!」と励まし続けました。
けっきょく丸ごと一個、
食べきることになりました。
あのときの私はほんとうにがんばりました。
そして、
大人になって何度も思いました、
本当にライオンが襲ってきたら
トマトを食べている余裕などないと。
▲イラストの、小学生のようなつたなさはご愛嬌です。
その日の連絡帳に先生はぎっしり4行分、
返事を書いていました。
それを全部ボールペンで塗りつぶして、
「よくがんばりました。丸ごと一個、食べました」
とだけ書き直してありました。
連絡帳のあの返事、
さいしょは何が書いてあったんでしょうね。
「おダイっス」のおかげで
思いがけない記憶の扉がひらきました。
来週もどうぞ、おたのしみに!