ほぼ日手帳 ニュース

販売情報、おすすめ文具の紹介、みなさんから教わった使い方など、手帳チームのメンバーが、日々さまざまな情報をお届けします。

「アンコーラ」のオリジナルインク・レポート

以前、ほぼ日文具部のコンテンツで調査に行った
銀座の万年筆のお店「ancora(アンコーラ)」。
今回、新商品発売を記念したイベントが
おこなわれるとのことで、
といっしょに行ってきました。

万年筆でおなじみの
老舗文具メーカー「セーラー万年筆」と
文具やオフィスの家具メーカー「プラス」が
コラボして立ち上げたお店で、
ガラスペンやインクの試し書きをしたり、
オリジナルの万年筆を作ることができるんです。

「アンコーラ」では、ときどき
オリジナルインクを作れるイベントを開催するそうで、
そこではインクブレンダーの石丸治さんに、
オリジナルのインクを作っていただけるとのこと
(今後の開催予定はHPで告知されます。
 ちなみに、前回はすぐに満席になってしまうほどの
 人気だったそうです)。

今回は、どんな感じでオリジナルインクができるのか、
とくべつに取材させていただきました。


こちらが、インクブレンダー石丸さん。
セーラー万年筆のインクの調合などを
おこなっている、インクのプロフェッショナル。
13色20種類のインクを組み合わせて
世界にひとつのインクを作ってくれます。



「どんな色をつくりましょうか?」
と聞かれたあんねん。
ほぼ日手帳に書いた
手持ちのインクリストを見ながら
オーダーをします。


「ここにある色はすでに持っているので、
 青と緑の中間で、ちょっとグレーが入ったような‥‥。
 引っ越したばかりの家の窓から見える
 朝の空みたいな色がいいなと思っているんです」


色のイメージを聞いた石丸さんが
青や緑などのインクをブレンドして
すてきな色を作ってくれました。
「こんな感じでどうでしょう?」


「うわ〜、すごくいい色!」
試し書きをしながら、
「もっと青っぽく」「もっと濃く」
「もっと暗く」など、
相談をして仕上げていくことができます。


最後に石丸さんがひとこと。
「この色に、
 名前をおつけになりませんか?」
自分だけのために作ってもらったインクに、
名前をつけられるなんて、
とっても素敵だなと思いました。
あんねんは「505の朝焼け」、
わたしは「十二月の樅の木」という
名前にしました。

ボトルのかたちもかわいい!
ラベルも、石丸さんが手書きをしてくれました。
色のレシピが書いてあって、
また次回、同じ色を
オーダーすることもできるのだそうです。
この写真だと色がわかりにくいですが‥‥


光に透かすとこんな感じ。
とってもきれいな
淡いブルーと深いグリーンです。



さらに、お店に置いてあったアイテムの中で
わたしたちが気になったのが、
ゆらめくink」」シリーズ。
時間の経過や使う紙によって
色彩が変わったり、
濃淡やにじみにグラデーションが出る
ようなインクなのだとか。


プラスとセーラー万年筆がコラボで作った
万年筆・インク・ノートのセットもありました。
冬にぴったりのデザインと色で、
とってもすてき〜!!
いい万年筆や、たくさんのインクが
このお店に来るとほしくなっちゃいます。


あんねんが、さっそく
手帳に試し書きをした写真を
送ってくれました。
すごく、すてきな色‥‥!
自分だけのインクを持つと、
書きたい気持ちや書くときの嬉しさが
何倍にもなりそうです。

さてさて、次回のほぼ日文具部も
もうすぐ公開します。
今回のテーマは
年賀状にぴったりの、あの文具。
どうぞ、たのしみにしていてくださいね。

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▼お店やアイテムの情報はこちら
ancora
アンコーラ銀座本店
東京都中央区銀座6-4-8
営業:11:00〜19:00
休み:水曜
https://www.ancora-shop.jp/

▼ほぼ日文具部の調査はこちら
ほぼ日文具部 No.006
「ancoraでカスタム万年筆をつくろう!」
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