ほぼ日手帳 ニュース

販売情報、おすすめ文具の紹介、みなさんから教わった使い方など、手帳チームのメンバーが、日々さまざまな情報をお届けします。

【ほぼ日手帳のぽてんしゃる】
「ほぼ日手帳」という新ジャンル

こんにちは、ほぼ日手帳チームの平野です。
今日から8月、
「ほぼ日手帳2025」の予告がはじまって、
本日、初日の予告は糸井重里インタビューから。
今年のテーマ「ぽてんしゃる」という
言葉が持っている魅力について語っています。
すでにインタビューをご覧になったかたは
お気づきになったと思いますが、
途中から、がらっと雰囲気が変わっていますよね。

今年の手帳本体についてくる
取扱説明書のイラストや
ストーリー「手帳仮面の謎」を、
藤井亮さんに作っていただいたのです。
「ぽてんしゃる」と「手帳仮面の謎」が
どう結びつくのか、ぜひおたのしみに。


道に落ちていたら拾いそう(撮影・井手勇貴)

そして、こちらの「ほぼ日手帳ニュース」では、
ほぼ日手帳チームのメンバーが、
自分たちの使うほぼ日手帳に感じている
「ぽてんしゃる」を書いていきます。
9月末までの集中連載の
トップバッターです、よろしくお願いします。

さてさて、「ぽてんしゃる」のお話を。
ぼくがいま使っているほぼ日手帳に
テーマが決まったときの
糸井とのミーティングのメモがありました。



1月末のミーティングなのに、
たくさんメモをとっていたので
2月まで入っちゃっています。
ミーティングで話を聞きながらとったメモには


日本は元気
「ぽてんしゃる」
まだまだですよ


と書いてありました。
これだけじゃあ、なんのこっちゃですよね。
この言葉を書いた背景として、
糸井からこんな話をきいていました。
手帳に書いていたメモをもとに、
当時の記憶を思い出してみるので、
おすそわけをさせてください。

* * *


ほぼ日手帳の累計販売部数は
2024年で1000万部を超えたけれど、
そこで区切りをつけたり、
終わった気分になっていたりしてはダメ。
1000万部という数字は
ボディブローのように蓄積していく数字で、
顔面パンチみたいな衝撃ではないんだよね。
続けていればいつかは辿り着くものだから。

ほぼ日手帳を最初につくったときに
想像もしていなかった成長をしています。
それだけ飽きずに使ってくださっているってことだし、
新しいお客さんも増えているんだよね。
「24年目の人も、はじめての人も。」というのは
新しいお客さんを迎えるテーマになるんじゃないかな。

いま、アメリカやヨーロッパで
ほぼ日手帳の人気が高まってきているけれど、
「TOKYO,JAPAN」への注目が
さらに集まっているように感じるよね。
なにかの調査で見たんだけど、
「期待できる国」のナンバーワンに
日本が選ばれたんだって。
日本は元気がないってニュースが多い中で
ちょっとうれしくなるでしょう?

ほぼ日手帳はありがたいことに、
PlannerでもDiaryでもJournalでもなくて、
「Hobonichi Techo」っていう
まったく新しいジャンルとして
受け入れてくれているんだよね。
文具といえばジャパンだよね、っていう
ジャパンウェーブもあることだし、
ぼくらは世界中の人たちに向けて、
「日本のHOBONICHI」を売りだそうよ。

今年の手帳のラインナップが出揃って、
過去最大の数になったんだよね。
そのラインナップを実際に見てみると、
無闇に増やしたっていう感じではなくて
安心感ができたうえで、同時に新鮮に見えた。
コンテンツにしようという考えがあって
作っているのがよくわかるんだよ。
どれにしようか迷うことも喜びにしようか。

っていうことを考えたときに、
ほぼ日手帳はまだまだですよ、っていう
可能性を伝えられるテーマがいいよね。
「ぽてんしゃる」は
『MOTHER』でどせいさんに言わせたり
ほぼ日でも商品を作ったりもしてきたけど、
ほぼ日手帳にも言えることじゃないかな。
カタカナの「ポテンシャル」だと、
そのままの意味にしか受け取れないんだけど
ひらがなで「ぽてんしゃる」って書いたら
言葉以上の意味を想像できるようになるよね。
「あなたのぽてんしゃる」みたいに
どんどん使われていくといいよね。

* * *

こんなことを話しながら、
「ぽてんしゃる」という言葉に辿り着きました。

そのテーマが決まってからまた、
いろんな試行錯誤をしながら
「そもそも、取扱説明書ってなんだ?」
といった原点に立ち返ることもあり、
藤井亮さんに
おおいに腕をふるっていただいて生まれた
「手帳仮面の謎」でした。
手にとっていただいたかたへの
おたのしみ要素も盛り込まれていますよ。

糸井のインタビューにもありましたが、
「ぽてんしゃる」という
明るいおまじないのような言葉が
どんどん流行ったら、明るくていいですね。

そうそう、編集を担当している
『ほぼ日手帳公式ガイドブック2025』が
きのう無事に校了しましたよ。
編集チームのみんなで印刷所に行って
最後のチェックをしてきました。
ほぼ日手帳公式サイトでの販売は9月1日ですが、
Amazon楽天ブックスセブンネットショッピング
予約販売がはじまっているので
チェックしてみてくださいね。



「ほぼ日手帳2025 よこくスタジアム」では
ほぼ日手帳2025のラインナップやおたのしみ情報を
毎日ひとつずつご紹介しています。
どのニュースにも、
たくさんの「ぽてんしゃる」が秘められていますよ。
ほぼ日手帳の予告も、ほぼ日手帳ニュースも
どうぞごゆっくりおつきあいくださいね。