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農業のようなむずかしい場所で
人がほしい時代に
パソナのような会社が動き出したことに
「やったー!」と思いました。 |
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そうですね、
農業は、終身雇用であり世襲制であって、
規制ががんじがらめで、
もうずーっと何十年も
人が入らなかったんですよ。
守りに守られたところです。 |
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その牙城に
僕はなんとか人を送りたいなと
思っているんです。
規制緩和が起こって、
リースであれば企業が
農地を手に入れられる、
という情報も入ってきました。 |
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「雇用の流動化」とよく言われますが、
ニート、フリーター、定年後の方々を
どうにかしなくてはならない、と
僕たちはずっと考えてきました。
今は少しずつ景気がよくなってきたけれども、
ほんの3、4年前はほんとうに
仕事がなかった。
60歳で体のいいクビ切りだし、
そういう方々に、
「農業ならばだれでもやれるんだ」という
道を開きたかったんです。
それに、僕の役割は
農産物を作るということよりも、
ほかにあると思っているんです。
それは例えば
金融関係やIT関係、
メーカーにいた方々を、同じ農地に
5人や10人いっしょに送り込むことによって、
いい化学反応を起こそう、というようなことです。 |
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なるほど。
それぞれの人が持ってる資産が
そこで活きていくんですね。 |
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金融関係の人は、
ほかのことは苦手だけれども
金の借り方や生み出し方を教えてくれる。
食品関係の人は、
加工製品の作り方を知っている。 |
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トマトそのものは知らなくても
缶詰は知ってるぞ、と。 |
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そう。
IT関係なら、温度の管理、天候の情報を
効率よく調べたり提供する方法を知っていたり、
あるいはインターネットでもって
販売方法を考える、ということだって
あるかもしれない。 |
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そのことに加えて、
じつはもう1つ、考えていることがあるんです。 |
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農業をはじめる人は、
サラリーマンという職業と都会の生活をやめて、
1人で地方に行くんです。
会社人間が農業を急にやるのは
やっぱりなかなか不安なんですよ。
メンタル面で、
うまく自分をコントロールできないことも
出てくるかもしれない。 |
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それが、10人のグループだったら、どうでしょう。
10人ならば、
10人で構成された1部署が
そこにあると思えばいいんですよ。 |
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1人で行くと不安だけども
10人揃えば、
「お前、ちょっとがんばれよ」とか、
「いやー、今日はちょっと家帰りたい」とか、
「がまんできない」とか、
言えるでしょう。
会社側だって、10人いると
健康管理も福利厚生的なものも、
株式会社形式で見れるわけですよ。
ですから、1名2名の構成はやめて、
一定の単位で1ヶ所に集めることにしたんです。 |
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(月曜日につづきます!) |
2006-09-08-FRI |
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