お客様からの「ありがとう」の感謝の言葉が
飲食店のやりがいになる。
お客様からの「お叱りの言葉」を真摯に受け止めることで、
飲食店の料理やサービスは鍛え上げられ、良くなっていく。
お叱りの言葉をかけるお客様は、
お店に対して愛情と愛着のあるお客様。
二度と来たくないと思った人は、
思ったことを口に出さずに、笑顔で帰っていく人なんだ。
だからお客様からのお叱りの言葉を嫌わぬように。
もっといい店になってもらって
長いお付き合いをしたいと思っているから、
お客様はあなたを叱る。
だからこわがらないで、いつも謙虚に受け止めましょう。
そういいながら、飲食店の人を育てていくのですネ。
なぜなら飲食店は絶えず、
人からの評価にさらされ続ける産業で、
その評価を気にしてばかりいると
気持ちが哀しくなってしまう。
お客様からの評価を前向きに受け取る力を見つけること。
それが、飲食店のいいスタッフになる
大切な仕事のひとつとさえ言われるほどでもあるのです。
お客様からお叱りを頂戴するときには、
必ずお客様の目を見て対応いたしましょう。
お客様の目を見れば、愛情のあるお叱りなのか。
それとも怒りに任せたお叱りなのか、
その真意をくみとることができるから。
そのお叱りを聞いている、
あなた達の真摯な気持ちも伝わるから‥‥、
と、そうも教えます。
けれど最近、目を見ることができないお叱りが
あまりに多い。
インターネットにあふれる飲食店のさまざまな評価。
そこには、しっかり見つめてあやまるべき
「目」がないのです。
評価のほとんどすべてが匿名。
そしてアマチュア。
評論家や評価のプロのいうコトよりも、
自分たちと同じ立場のアマチュアが語る内容の方が
信ぴょう性が高いと思う風潮が、
それら評価サイトをにぎわしている。
それらすべてが悪いというわけではないのです。
ボクもみます。
勉強になったり、参考にしたりすることがある。
けれど中には、素人ならではの見当違いからの、
お店にとって可哀想な評価があったりもするのです。
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