1923年12月3日、ペンシルバニア州ピッツバーグに生まれる。
父親はユダヤ教の聖職者ラビ。

1930年代、ニューヨークのタルマディカル・アカデミーで学ぶ。

1935年頃、初めてのカメラ・デトロラを母親に買ってもらい、
写真を撮りはじめる。

1940年代、クリーヴランドにある
テルシェ・イエシヴァ・ラビニカル・カレッジで神学生となる。

1946年、神学に嫌気がさし同校を中退。

画家を志し移住したニューヨークで、表現主義の画家、
リチャード・プセット・ダートと出会ったことで
写真への関心が芽生える。

1951年、『ライフ』誌にモノクロ写真のフォトエッセイ
<The Wedding as a Funeral>が掲載される。

1953年、ニューヨーク近代美術館で開催された展覧会
『Always the Young Strangers』の出品作品に選ばれる。

1957年、『エスクァイア』誌のアートディレクター、
ヘンリー・ウルフが
ソール・ライターにファッション写真の撮影を依頼。

1958年、ヘンリー・ウルフがア―トディレクターに就任した
『ハーパーズ・バザー』誌でカメラマンとして仕事を始める。

1960年代-80年代、『ハーパーズ・バザー』をはじめ
『エル』『ショウ』『ヴォーグ(英国版)』『クイーン』『ノヴァ』
各誌のためにファッション写真を撮影。

1981年、ニューヨーク5番街にあった
商業写真用の自分のスタジオを閉める。

2006年、ドイツの出版社シュタイデルが
初の写真集『Early Color』出版。

ミルウォーキー美術館でカラー写真による初の個展
「In Living Color: Photographs of Saul Leiter」開催。

2008年、パリ、アンリ・カルティエ=ブレッソン財団で
「Saul Leiter」展開催。

2009年、ニューヨークのクノードラー・ギャラリーで
30年にわたって制作された絵画作品の初の展覧会
「Saul Leiter Paintings」開催。

2012年、トーマス・リーチ監督によるドキュメンタリー映画
「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと
(原題:In No Great Hurry 13 Lessons in Life with Saul Leiter)」
が製作される。

2013年、11月26日、ニューヨークにて死去。享年89歳。

フランス生まれ。パリ政治学院で国際関係、
東洋語学院で日本語の修士号取得。

2001年から2002年にかけて、
マグナムフォト・パリ事務所に勤務後、
2003年から2009年まで
アンリ・カルティエ=ブレッソン財団で
広報と展覧会制作に従事。

2010年、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で
ピーター・ガラシ、キュレーションによる
「アンリ・カルティエ=ブレッソンー近代の世紀
(Henri Cartier=Bresson-Modern Century)」
のため同館に勤務。

現在、ニューヨーク国際写真センター(ICP)、
アシスタント・キュレーター。