以前『シノ☓バニ』という情報番組で
「ほぼ日」を訪問してくださった、
篠原ともえさんと
バニラビーンズのリサさん、レナさん。
このたび「ほぼ日のアースボール」に、
油井亀美也宇宙飛行士の
宇宙コンテンツが追加されたので、
担当のコジャが、どーーーーーしても、
宙ガールの篠原さんに見てほしい、と。
そこで番組収録の合間のお三方に、
お時間をちょうだいしました。
はてさて、いったいどうなることやら。
くっついてったのは、ほぼ日奥野です。
※文中、篠原さんのことを、
みんなが「社長!」と言っているのは、
番組のなかでは、篠原さんが、
3人がはたらく広告エージェンシーの
社長をつとめているからです。
想像すれば、いつか叶う。
- ほぼ日
(奥野)
- みなさんは行きたいですか、宇宙。
- 篠原
- 滞在の過酷さを聞いたりしますと、
大変なところなんだなあと思いますが、
わたしはいつか、行ってみたい!
- ほぼ日
(古謝)
- おおー。
- 篠原
- あの宇宙ステーションのまるい窓から
青い地球を見てみたいんです。
地球の青の色がどういう青なのか‥‥、
たしかめてみたい。
- ほぼ日
(奥野)
- ご自分の目で、地球の青を。
- 篠原
- レナちゃんは、宇宙に行ってみたい?
- レナ
- 今の社長の言葉を聞いて、
グッと行きたいきもちが高まるけど、
でも、わたしは正直こわいです。
- 篠原
- どうしてこわいの?
- レナ
- 息とかできるのかな、みたいな。
おなかが空いたら、
ごはんはどうしよう、みたいな。
- ほぼ日
(奥野)
- 息もできるし、
ごはんもあるとは思いますけど(笑)、
こわいきもちは、わかります。
- レナ
- なので、行かずに、まだまだ
自分の知らない世界があるんだなって、
地球の上から
あこがれているくらいのほうが、
わたしには、ちょうどいいかもです!
- 篠原
- じゃあ、リサちゃんは?
- リサ
- きっと、そんなに遠くない未来には、
宇宙旅行も、
ハワイへ行ってくるみたいな感じで、
「ひゅーん!」って
行けちゃう時代になると思うんです。
そしたら、ぜったい行きたいです。
宇宙をこの目で、見てみたいです。
- 篠原
- いいね!
- リサ
- 宇宙の大きさを感じたら、
自分がどれだけちっぽけな存在か、
わかる気もするし。
- ほぼ日
(奥野)
- 今、宇宙が好きって公言している
有名人の方って、
けっこういらっしゃいますけど、
篠原社長は、けっこう昔から、
宇宙が好きって表明されてますね。
- 篠原
- そうかもです。
- ほぼ日
(奥野)
- 宇宙飛行士さんのみならず、
宇宙の分野の研究者さんたちとか、
宇宙開発のみなさんと、
さかんに、交流されたりとかして。
- 篠原
- 今年は内閣府主催の
宇宙開発利用大賞の審査員を
やらせていただきました。
- ほぼ日
(古謝)
- 篠原社長、やっぱりすごい人だ‥‥。
- 篠原
- なので、宇宙開発に関わる方々と
お話しする機会がよくあるんですけど、
みなさん、考え方や姿勢が、
ほんとうに、素晴らしいんですよ。
- ほぼ日
(奥野)
- と、言いますと?
- 篠原
- たとえば、実際にあった会話ですが、
どなたかが
「今度はワープしたいと思ってて!」
とおっしゃったんです。
- レナ
- わー、ワープしたいワープしたい!
- ほぼ日
(奥野)
- そんな無闇に(笑)。
- 篠原
- でも、ふつうの会話のなかで
「ワープしたいんだ」なんて言ったら、
「できないよ!」とか、
「え、どうやって?」となりますけど、
宇宙開発のみなさんの場合、
「だったら、専用のAIが必要だよね」
とか、
「あの技術をつかえば現実的になるよ」
とかとか、会話を、どんどん、
実現へ向けて発展させていくんですよ。
- リサ
- すごい。やるつもりだ。
- 篠原
- そうなんです。あたりまえのように、
みなさん「やるつもり」なんです。
- ほぼ日
(古謝)
- かっこいいですね。
- 篠原
- ほんとうに。で、そのときに、
人工流れ星のALE(エール)という会社を
運営されている
岡島礼奈さんという女性が、
ジュール・ヴェルヌという作家さんの言葉を
引用して、
「人間は、想像できることは必ず実現できる」
って、おっしゃったんです。
- レナ
- うわあ!
- リサ
- かっこいい~。
- ほぼ日
(古謝)
- ロマンですね。
- 篠原
- わたしたちが想像できることって、
いつか必ず実現できる、
だから、どんどん想像しようって。
わたし、すっごく元気出ちゃって。
- ほぼ日
(奥野)
- それは、出ちゃいますね‥‥元気。
そして、総じて「宇宙の話」って、
ワクワクして、元気が出ますよね。
- ほぼ日
(古謝)
- ちなみに、
その「人工流れ星」というものは、
いったい何なんですか。
- 篠原
- 宇宙空間に、特殊な素材でできた
BB弾みたいな粒を
ぴゅぴゅぴゅーっと投げて、
大気圏に突入するときの摩擦熱で、
赤とか緑とか黄色とか、
色とりどりの流れ星を
人工的につくるっていう試みです。
- ほぼ日
(古謝)
- へぇぇ、すごい!
- ほぼ日
(奥野)
- 投げるのは誰なんですか。
- 篠原
- 人工衛星です。
- ほぼ日
(奥野)
- あ、油井さんとかではないんですね。
- 篠原
- ちがいます(笑)。
油井さんが、
流れ星ピッチャーみたいに投げたら、
かっこいいですけど。
- レナ
- あははは(笑)。
- 篠原
- でね、その会社の代表取締役社長が、
わたしと同い年の、岡島礼奈さん。
だからね、すっごく応援してるんです。
- ほぼ日
(奥野)
- 見てみたいですね、その人工流れ星。
- レナ
- わたし、願いごと、ぜんぶ言う!
- ほぼ日
(古謝)
- なるほど。準備万端、整えといて。
- 篠原
- なんであなたは、そう、よこしまな。
でも、ぜひとも、
ほぼ日ともコラボしてほしいですね。
- ほぼ日
(古謝)
- ちなみに今、お話をうかがっているのは
東京ドームシティにある
宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)
ですけど、今日はこちらで、
「シノ☓バニ」の収録だったんですよね。
- 篠原
- はい、そうなんです。
以前は「ほぼ日」にうかがいましたが、
今回は、東京ドームシティさん。
なかでも、ここTeNQに行きたいって、
リクエストしたんです。
- ほぼ日
(奥野)
- はじめて入ったけど、おもしろいです。
宇宙で、エンターテインメントしてて。
- 篠原
- こんど、11月に、こちらで
「STAR☆PARTY」という宇宙の展示を
やらせていただくんですね。
そういうご縁もあったので、
今日は、
こちらバニビのおふたりも、
宙(そら)ガールにしちゃおうってことで
お連れしたんです(笑)。
- ほぼ日
(古謝)
- じゃあ、おふたりも、
ついに宙ガールの道を歩まれるんですね。
- バニラ
ビーンズ
- わたしたち、宙ガールになります!(笑)。
- ほぼ日
(古謝)
- すばらしい。
- レナ
- まだまだ初心者ですけどね。
- リサ
- でも、がんばります!
- ほぼ日
(奥野)
- でも、篠原社長は、
ほんとうに「宇宙の応援団」ですね。
ご自身の活動のみならず、
宙ガールの育成までされているとは。
- 篠原
- いえいえ(笑)、
でも、これからも応援していきます。
- ほぼ日
(古謝)
- ほぼ日のアースボールも、
どうか忘れずに、お願いいたします。
- 篠原
- はい、わかりました!
- ほぼ日
(古謝)
- 今日は、ありがとうございました!
- 篠原
- こちらこそ、ありがとうございました。
- バニラ
ビーンズ
- ありがとうございました!
<おわります>
2018-09-28-FRI
篠原ともえ社長の宙(そら)情報!
まず、11月8日(木)からは
東京ドームシティ内にある『TeNQ』で、
特別展「篠原ともえSTAR☆PARTY」
が開催されます。
篠原ともえさんがデザイン・制作した
星をモチーフにした衣装や
星座イラストの原画展示のほか、
星や宇宙をテーマにした
さまざまな企画が、予定されているとか。
公式サイトでチェックを。
また、大和市の文化創造拠点シリウスの
開館2周年を記念して
小説家・小川糸さんの物語を
篠原社長と市民のみなさんが朗読・合唱。
そんな集いが催されるそうです。
こちらは、11月3日(土・祝)の開催。
チケット情報など、
こちらでどうぞ。
(C) HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN