右足が神山で、
左足が鵜飼くんの
デザインなの。
今週の「5DW メンズショップイシカワ」では、
「ULTRA HEAVY」(ウルトラヘビー)が
アメリカ・オレゴン州ポートランドのフットウェアブランド
「KEEN」(キーン)とつくった
スペシャルモデルのサンダルが登場します。
右足は、「ULTRA HEAVY」の一員であり、
アーティストの神山隆二さん、
左足には、同じく「ULTRA HEAVY」の一員であり、
アートディレクター・ジェリー鵜飼さんの
アートワークが入ります。
サンダルのモデル名は
「シャンティ アーツ」。
今回で3弾目の、
「ULTRA HEAVY」プロダクツ。
本日も張り切って店長の石川顕さんに、
話を聞いてみたいと思います。
いろんな目玉が入っています。
- ――
- 「KEEN」との取り組みって
もう長いんですか?
- 石川
- どれくらいだろう?
2008年春夏からだから、15年くらいかなあ。
15足くらいは一緒につくらせて
もらっているからね。
ずっと「Palm Graphics」(パームグラフィックス)の
豊田さん(*1)と一緒につくっていたんですよ。
「ULTRA HEAVY」名義となると、
今回は3回目になるのかな。
(*1)「パームグラフィックス」の豊田弘治(とよだ・こうじ)さん。モダンサーフアートの第一人者。
- ――
- 前回のモデルとは違いますよね?
- 石川
- そうそう、今回は「シャンティ」。
神山と豊田さんと一緒に
「シャンティ」はつくったことあるんだけど、
「ULTRA HEAVY」としてつくるのは初めて。
前は「ヨギ」という
圧倒的に人気のあるモデルでやったんだよね。
なんだかんだ「シャンティ」って、
軽くて、ソールが柔らくて、クッション性があって
履きやすいんですよ。
- ――
- どんなイメージでこれをつくったんですか?
- 石川
- だいたい、豊田さんとやっていたときも
そうだったんだけど、
右と左でまったく違うものをつくるんだよね。
ひとつ目玉がついている右足が
神山の「ラットフェイス」っていうアートワークで、
いろんな目玉がついた左足が鵜飼くん製。
ボディの黒の色合いは神山に選んでもらってさ。
僕は「そうそう」って口を出してるだけですよ。
- ――
- 司令官ですね。
- 石川
- 落としどころを決めるくらい。
神山が選んだ黒も、
もっと濃いのがいいのか?
擦れた感じが出たほうがいいのか?
とか、こだわるところはこだわるけど、
まあまあ、これくらいでいいんじゃない?
っていうのを言う係。
- ――
- 左足に入っている
「UH&PG」の「PG」ってなんですか?
- 石川
- それは「Palm Graphics」のマークだね。
これまでずっと豊田さんとやっていたからさ、
今回も「PG」は外せないでしょうと。
- ――
- いい話ですね。
- 石川
- 当然ですよ。
あとさ、「シャンティ」が
カッコいいなって思っているのは、
ちょっと足袋みたいなんだよ。
よく見ると、つま先がちょびっとだけ分かれてるでしょ。
ちょっとマルジェラ(*2)っぽい。
なんとなく気分が味わえるのよ、冗談でね。
色も黒だし、ちょっとカッコいい。
しかも、片方は神山で、片方は鵜飼くんって
画期的ですよ。
(*2)「メゾン マルジェラ」が1989年のデビューコレクションで発表した「タビ」シューズ。15世紀の日本の伝統的な足袋からインスピレーションを得たという。
- ――
- サイズはメンズだけなんですか?
- 石川
- そうなんです。
「ほぼ日」での販売はUS8(26cm)からだから、
女性は厚手の靴下をはいて合わせるのもいいですよ。
隙間から靴下の柄とかが見えて
それはそれで断然カッコいいんですよ。
2024-05-24-FRI
(おわります)
「KEEN」と「ULTRA HEAVY」の
スペシャルサンダルが、
5DW WEBショップにて
2024年5月28日(火)午前11時 発売!
[STAFF]
企画・プロデュース:石川顕
スタイリング:野崎未菜美
ヘアメイク:勝健太郎
モデル:佐藤岳(182cm)
文:小笠原民織
撮影:吉嗣裕馬