〈O2〉の新しいプロダクト、
「O2 SHIRTS」シリーズがはじまります。
わたしたちが、「新しい定番」として着たいシャツって
どんなものだろう?
かたちがきれいで、着心地もばつぐん。
ついつい手にとってしまうシャツ。
たどり着いたのは、
「上質なカットソー生地でシャツをつくる」
というアイデアでした。
デザイン監修をしてくださった
宇和川恵美子さんとのお話、どうぞお読みください。
セレクトショップの店長、バイヤーを皮切りに、
海外ブランド向け素材の企画・プロデュース、
アパレルブランド製品の企画・生産などの業務を経て、
2010年、
自身のブランド GRANDMA MAMA DAUGHTER を設立。
祖母から母へ、娘へと受け継がれていく
洋服作りをコンセプトに、
ユーザー目線を反映したゆきとどいた製品づくりで
人気を博している。
今回の〈O2〉レディススキッパーシャツに
採用した生地は、カットソーメーカーの老舗、
小野莫大小(メリヤス)工業のオリジナル素材。
ほどよい光沢とドレープ性、伸縮性が
〈O2〉のシャツにぴったりと感じ、採用しました。
生地について、同社の高橋さんに教えていただきました。
インド産の超長綿を使ったオリジナルの生地、
「ディオラマスムース」です。
それじたいが光を放っているようなツヤがあって、
しっとりとした肌ざわりが特徴です。
まるで赤ちゃんのモチモチな肌のよう、と
ぼくは思っています。
繊維が細くて長い超長綿のなかでも、
油分・ろう分を多くふくんだわたを選りぬき、
それを60番単糸の極細糸にして、
ハイゲージで編み立てた
スムース組織だからこその質感です。
スムースという名前どおり生地表面の凹凸が少なく、
また、ほどよいハリ感もあって、
綿100%とは思えないほどのしなやかさを備えています。
いい意味で綿らしからぬ光沢のひみつは、
上質な糸はさることながら、加工にもあります。
一般的に、生地に光沢を出すために多用される
「シルケット加工」では大量の水を必要としますが、
小野メリヤスでは水の使用量がすくない
「エコシルケット加工」を実施。
本来なら、生地をひたす苛性ソーダ水溶液を洗い流すため、
またその水を排水処理するために
大量の水を使いますが、環境に配慮した手法を取り入れ、
超長綿のもつ光沢感を最大限に引き出しています。
オフホワイト
スノーグレー