O2 BETTER THAN ONE
SPRING & SUMMER & ANYTIME

日本の夏が好きになるとくべつなコットンをまとって、新生「フレフレ」スタート!

〈O2〉Frais - Frais

予告10

じっとりと暑い夏の日でも快適にすごせて、
おしゃれもたのしんでもらえたら、
という応援の気持ちを込めた
〈O2〉の「フレフレ」シリーズ。
「フレフレ」にふさわしい
あたらしい生地を探していたところ、
幸運にもすばらしい生地に出合いました。
天然素材の肌着を作り続けている
誕生から71年のインナーブランド
「asamerry(アサメリー)」のコットンです。
綿100%ながら麻のようなシャリ感があり、
通気性に優れていて、
汗ばむ季節でもべとつかずさらりとさわやかに着られる。
高温多湿な日本の夏でも快適にすごせて、
すっかりとりこに。
はじめましてということで、
大の布好きな〈O2〉チームの金子が
アサメリーを作るフジボウさんに
お話をうかがってきました。
シャリっとしたかたさがあるのにやわらかい、
そんなふしぎなバランスで成り立っている生地、
どんなふうに作っているんですか?
吉田さん、岩木さん、内田さんにお話を聞きました。

金子
わたしからのラブコールで実現した、
アサメリーさんとの共同製作。
ずっとアサメリーさんの生地のファンだったので、
こうしてご一緒できてうれしいです!
吉田
ありがとうございます。
岩木
このお話をいただく前に、
ほぼ日さんとなにか一緒にできたらいいね、
って話していたところだったので、
ご連絡をいただいて「まさか!」とうれしかったです。

左から順に、岩木さん、吉田さん、内田さん。

金子
ほんとですか!
そう言っていただけてよかったです。
今回〈O2〉といっしょに作っていただいたのは、
2つのインナーと2つのトップス。
まず、わたしも年中愛用しているインナーからは、
定番のタンクトップをセレクトしました。
そして、「夏のワンピースの下にはきたい」
というわたしたちからの希望で、
今回はじめて作ってくださったのがドロワース。

〈O2〉×アサメリー タンクトップ

〈O2〉×アサメリー ドロワース

金子
仕事柄いろいろな生地にふれて、実際に着て、
確かめたりしてきましたが、
なかでもアサメリーはとくべつ。
夏のインナーはもうこれ一択。
去年の夏、すっごく暑かったじゃないですか。
これはサラッとした着心地で涼しく感じるし、
汗もすぐ乾くので、本当に重宝しました。
吉田
自分で言うのもなんですが、
一度着てその心地よさを覚えてしまうと
やめられなくなりますよね。
たぶん僕はアサメリーの日本一のヘビーユーザー。
宣伝ではなく、たとえ自分が引退しても、
きっと着続けると思います。
金子
やわらかければやわらかいほどいい、
みたいな思い込みをくつがえしてくれたのが
この生地でした。
コットン100%なのに
ここまでシャリ感のあるタッチって、
ほかにはなかなか見つからないと思います。
吉田
やわらかいイコール風合いがいい、
というような考えはいまだ根強いです。
そのために糸を甘撚りにしたり、
無撚糸を使ったりしてやわらかく仕上げるんですが、
アサメリーはその逆。
糸の撚りを強くして、
シャリっとした感じを出しています。
金子
強く撚るとザラザラしたり、
かたくなったりするように想像できるのですが‥‥。
吉田
おっしゃるとおりです。
それを解消するために、とにかく細い糸を作ります。
原料にしているのは、
コットンはコットンでも、繊維長の長い超長綿。
超長綿を使わないと細い糸は作れないんです。
金子
繊維長が短い綿だと、
紡ぐところが多くなって、太い糸になってしまいますよね。
吉田
そうなんです。
強く撚ることでふつうはかたくなりますが、
超長綿を使うことによってかたくなりすぎない。
シャリっとしたかたさと、ふわっとしたやわらかさが
同時に成り立ちうる繊細な糸に仕上がるんです。
金子
さわってみるとコシのあるかたさを感じるのに、
体のかたちに沿うようなやわらかさがある。
ふしぎな感覚です。
吉田
そのバランスを出すために
細い糸を2本撚り合わせて「双糸」にしているんですが、
ここにも秘密があります。
綿糸ってふつうは撚りの方向が左撚りが一般的なんです。
専門的に言えば、「Z撚り」。
その「Z撚り」の糸を2本合わせるときには、
通常は反対方向に撚って、
つまり撚りを戻す方向でやわらかくしますが、
アサメリーでは糸の撚り方と同じ左方向に
さらに撚ることによって、もっとかたくする。
金子
えー!!
そこまでかたくしているなんて知りませんでした。
岩木
開発当時はたぶんご法度だったと思うんですが、
当時の職人が挑戦したんでしょうね。
それが約70年前。
当時はかたい肌着というのを良しとしていない時代だったので、
時代に逆行するというか、挑戦的な取り組みだったと思います。
そうして、かつてない生地が誕生したんです。
金子
やわらかい生地こそいいという考えを鵜呑みにせず、
信念を持って実行した方がいたんですね。すごい。
世界を変えるような発明品って
そういうところから生まれますよね。
吉田
それ以降他社さんでも強撚の下着を作られてきましたが、
あくまでラインナップのひとつであるところが多い。
これだけやわらかい素材が良しとされている世の中で、
アサメリーが強撚のコットンだけで
ひとつのブランドとして展開しつづけているところも、
手前味噌ながらすごいと思います。
金子
生地表面のサラサラした感じも、
ずっと触れていたくなります。
吉田
綿糸って毛羽(ケバ)が必ず出るんですが、
ガスで焼いて表面をフラットにしています。
その糸を使って編み地を作ると、
空隙(くうげき)、すきまができるんです。
毛羽がある状態だと空間が狭くなって
空気の通りがわるくなりますが、
すきまができることで通気性が良くなるんですね。
内田
繊維長が長い超長綿を使っているので、
もともと短繊維の綿よりケバは少ないんですが、
妥協せずガス焼きしてケバをとっています。
金子
そんな手間までかけているんですね。
いっさい手を抜かない。
岩木
独特な編み目のループの形状も
肌になるべく触れないようにという心くばりから。
肌への接地面積が少なくなるようにしています。
吉田
面で触れるというより、
点で当たるようなイメージです。
それもシャリ感の秘密ですね。
内田
汗を吸うのも、糸をギュンギュンに撚っているので、
吸う力と発散する力っていうのが
物理的に叶うような構造になっているんですよ。
強撚糸じたいがそういう構造ですが、
超長綿の毛羽を取り除いているので、
空洞ができてさらに汗を吸い上げて発散してくれます。
吉田
生地ができた後に加工してとか、
人工的に作った素材の機能性ではなくて、
天然素材のポテンシャルを最大限に引き出して
ずっと勝負していることは誇りですね。
内田
「上質な肌着を作る」という
創業当時からの信念は変わらず、
そのために原料選びから編み立て、
旧式ながら丸編み機で筒状に編んでいたりと、
すべては誰もが心地いいと思える肌触りのために
ひとつひとつの工程にベストなものを
追求し続けるというのがアングルの方針です。
金子
トップスのほうは、
〈O2〉のフレフレシリーズではおなじみの
tsuki.s(ツキドットエス)末永津喜子さんに
デザインを監修していただき、
夏にぴったりの2つのトップスができました。
トップス用には
インナーに使っている生地とは
別のものをご用意いただいたんですよね。

〈O2〉× アサメリー サマーフレンチ

〈O2〉× アサメリー サマートップ

吉田
インナーで使っているのは
110番手のすごく細い糸なんですが、
トップスで使うと繊細な印象が際立つので、
それよりは太い、60番手の単糸を双糸にして使っています。
なので、しなやかさは保ったままです。
岩木
編み地も、インナーのほうは伸縮性を重視する
フライス編みにしていますが、
こちらは天竺編みに。
吉田
もともとパジャマ用に使っていたり、
いまはボトムスやTシャツに使っている生地なので、
今回作っていただいたトップスを見て
こういう形に生まれ変わるのか、と感動しました!
金子
サマーフレンチは、
襟ぐりの絶妙な開きかげんや着丈の前後差、
インナーが見えないような袖のデザインなど、
こまやかな気配りがほどこされた
女性らしく上品なデザインに仕上がりました。
金子
サマートップは、
裾と袖口にたっぷりとギャザーがはいって
ふんわりとしたシルエットに。
袖口と裾にゴムを入れているので、
袖をたくしあげたりブラウジングしたりと、
いろいろな着こなしがかないます。
岩木
単独はもちろん、
セットアップで着ていただいても素敵ですね。
金子
トップス用の生地も、インナー同様に
肌ばなれがすごくいいですよね。
岩木
そうなんです。
こちらも強撚糸で作っています。
ふわりとしたシルエットで作っていただきましたが、
空気がこもる感じもまったくないと思います。
金子
わたしは年中着ていますが、
とくにおすすめなのが
真夏のとっても暑い日!
アサメリーの良さがよく分かるはず。
岩木
すこしでも涼しく、快適に過ごしたい真夏に
ぴったりですよね。
この夏きっと欠かせない1枚になると思います。
吉田
アサメリーが発売開始された当時の、
「とにかく、いっぺん着てみとくなはれ」
という売り文句はずっと変わりません。
ぜひためしてみてください!

〈O2〉×アサメリー サマーフレンチ
各¥7,480(税込)

〈O2〉×アサメリー サマートップ
各¥11,000(税込)

〈O2〉×アサメリー タンクトップ
各¥4,730(税込)

〈O2〉×アサメリー ドロワース
各¥3,960(税込)

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