O2 BETTER THAN ONE
SPRING & SUMMER & ANYTIME

オールラウンドパンツの真夏バージョンは、きっと最“涼”の選択肢。

〈O2〉BOTTOM

予告11

うだるように暑い、昨今の夏。
パンツも穿きたいけれど、
風を通さないような厚手のパンツだと
汗や湿気で蒸れて、不快に感じることも‥‥。
「すこしでも涼しく、快適に過ごしたい」。
そんな気持ちを叶えてくれる、
らくな着心地なのに
かっこよく上品に着られて、
シワにもなりにくい、
夏にぴったりのパンツができました。
デザイン監修は、いつも頼りにしている
「GRANDMA MAMA DAUGHTER」
デザイナーの宇和川恵美子さんと
「KATO’」創設デザイナーの加藤博さん。
かたちは昨年コーデュロイ生地で
作っていただいたものをもとにしていますが、
素材が変わるだけで印象もぐっとレディライクに。
コーデュロイ素材のオールラウンドパンツを持っている方も、
夏用のロングパンツを探していた方も、
かっこよくて涼しい1本、いかがですか?

宇和川 恵美子(うわがわ えみこ)

セレクトショップの店長、バイヤーを皮切りに、
海外ブランド向け素材の企画・プロデュース、
アパレルブランド製品の企画・生産などの業務を経て、
2010年、
自身のブランド GRANDMA MAMA DAUGHTER を設立。
祖母から母へ、娘へと受け継がれていく
洋服作りをコンセプトに、
ユーザー目線を反映したゆきとどいた製品づくりで
人気を博している。

加藤 博(かとう ひろし)

自身の名前をブランド名にした「KATO’」の創設デザイナーであり、
株式会社チームキットジャパン代表取締役社長。
これまで様々な国内外の商品の企画開発に携わるだけでなく、
生地開発や、 日本生地の海外輸出の際のディレクションなど
幅広く活躍する。
フランスの 「ET.VOUS」 のメンズライン開設時の
デザイナーとして活躍した後、
アドリアーノ・ ゴールドシュミット氏との仕事や、
RRLの商品企画開発・イタリア「Legra」の生地開発など
世界のブランドで様々な役割を果たしてきた。

――
昨年の夏は、外に出たくないくらい
ほんっと〜に暑かった!
肌が出るショートパンツを穿きたくなるけれど、
年齢や体型的に抵抗を感じたり、
仕事やかしこまった場面では穿けないから
仕方なくロングパンツを穿いたりして‥‥。
そんなときに涼しく穿けて
きれいなかっこいいパンツがあったらと思い、
みたび宇和川さんと加藤さんに頼らせていただきました。
宇和川
昨夏は暑かったですよねぇ。
今年もおそらく酷暑になりそうですが、
そんな30℃以上の暑い日でも
涼しく感じていただけるパンツができました。
――
涼しく感じられる秘密はどこにあるのでしょう?
加藤
ずばり生地です。
生地は綿64% × ナイロン36%のコットンナイロン。
ナイロンが混紡されていることで、
肌ざわりが冷たい感じに。
――
穿いてみると、
すこしヒヤッとした感じがありますね。
宇和川
そして、この薄さ。
こういう薄い素材でパンツを作ると、
引き裂き強度が保てず、
立ち座りの動作を繰り返すうちに裂けてしまうことも。
その点、この生地は薄いのに
強度も備えたバランスのよさが魅力です。
加藤
涼しいだけでなく、
綾織りのツイル生地なので
光沢があらわれてきれいに見えますね。
通常ベンタイルや
ハリのある平織りの素材を使うことが多いところ、
落ち感のある薄手のコットンナイロンを
使えたのはよかったです。
宇和川
コットンは超長綿のギザコットンを使っているので、
つややかな光沢にもつながっています。
加藤
コーティングもしていないのに、
このしぜんなツヤ感はギザコットンならでは。
――
穿いてみると、本当に軽い。
このボリューム感で軽く感じられるって、
正直おどろきました。
ロングパンツなのに、穿いていないみたい。
ためしに重さを測ってみたところ、
約280gでした。
一般的なチノパンが400〜500g程度なので、
その軽さがわかります。
宇和川
「安心してください。穿いてますよ」(笑)。
軽い上に、ややワイドなシルエットなので
風をはらんで涼しく感じられますね。
――
パンツのかたちやシルエットには
どんな特徴がありますか?
宇和川
かたち自体は昨年の秋冬にデザインした
コーデュロイパンツ
と同じなんです。
共地のベルトや後ろにゴムが入っている仕様も
以前のものを踏襲しています。
――
生地がちがうだけなのに、
前回のコーデュロイ素材のものとは
だいぶ印象が変わりますね。
落ち感がきれいで、スッと見えます。
宇和川
ハリのあるコーデュロイに比べて、
このコットンナイロンはやわらかい生地なので、
ドレープが生まれてたおやかな印象ですね。
――
前のものもかっこよかったですが、
女性らしさがぐっと増したように思います。
夏でも万能な頼れるロングパンツ、
「サマーオールラウンドパンツ」と名づけました。
宇和川
その名に恥じないくらい、
1本あると頼りになるはず。
――
色はカーキベージュと
ダークブラウンをご用意しました。
宇和川
どんな服にも合わせやすい、
こっくりとしたいい色になったと思います。
夏によく使う白や青の服とも好相性。
まさにオールラウンドですね!
――
この2色を使って、宇和川さんに
おすすめのコーディネートを考えてもらいました。
ぜひ見てみてくださいね!

サマーオールラウンドパンツ(カーキベージュ)

宇和川
ノースリーブにブラウンのニットベストを重ね、
スタイルを下支えするキーアイテムに
サマーオールラウンドパンツを使った、
夏のよそいきカジュアルバージョンです。
パンツの光沢感が上品なので、
Tシャツを1枚合わせるだけでも
大人っぽくなると思うんですが、
シックなアクセサリーや黒のアイテムを加えて
よそいき感を高めました。
手元のバッグも紙袋のように見えて、
じつは革製というのも品よく見せるポイント。
そして、さりげなく取り入れたのが
スネークチェーンのネックレスや
サンダルのバックルのゴールドカラー。
キラッと光るゴールドはラグジュアリーに見えて
ややハードルが高そうに思いますが、
パンツのカーキベージュと相性が良く、
装いに馴染みつつ華やかな差し色に。
夏が待ち遠しいですね!

サマーオールラウンドパンツ(ダークブラウン)

宇和川
上のカジュアルなよそいき感を
さらに大人っぽくしたのがこちらのコーディネート。
透け感のあるレースのブラウスやタンクトップ、
小物に選んだ巾着バッグ、
レザーのスリッポンサンダルは
すべて白でまとめました。
その白のやさしく爽やかな印象を、
サマーオールラウンドパンツのダークブラウンが
スタイルの中心で落ち着かせてくれます。
首元にはアンティークのクリスタルペンダントを添えて。
暑い夏の日でも、見た目も着心地も涼やかに。
今回披露させていただいたふたつのコーディネートは
よそいきをテーマにしましたが、
単純にタンクトップやTシャツを合わせるだけで
素敵にまとまるので、気軽に穿いてみてくださいね!

〈O2〉サマーオールラウンドパンツ
各¥17,600(税込)

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