和田さんは
ほぼ日ホワイトボードカレンダーを
「9年間」も使ってくださっていますが、
毎年、新しくするもので、
そんなにも長く使っているものって、
なかなかないと思うんです。
たしかに、そうですね。
このカレンダーと「ほぼ日手帳」くらいかな。
あ、手帳も、お使いくださっているんですか?
ええ、カレンダーに書き留めたものを
手帳に写したり、
反対に、手帳に書いた予定を
カレンダーに写したりして、使っています。
ほぼ日手帳とホワイトボードカレンダーを
いっしょに使って
内容を同じにしておく‥‥という使いかたは
けっこう聞きます。
そっちのほうが、間違いがないですもんね。
このホワイトボードカレンダーの
そもそもの開発意図も
ほぼ日手帳を「パーソナル、モバイル」として、
カレンダーを
ご家族の予定を書き込む「ホーム」として
ワンセットで使ってもらえたら
「もっと便利で、もっと楽しくなるはず!」
というものだったんです。
だったら私、そういうふうに使ってます(笑)。
カレンダーは持ち歩けないけど
「同じ内容」が手元の手帳に写してあるから、
出先でも
家族の予定がすぐにわかって、いいんです。
このカレンダーにはいくつか特徴がありますが、
和田さんにとって、
いちばんの重要ポイントは、どこですか?
私は、たぶん‥‥
「来週の週末って何だっけ?」と思ったときに
「パッと見たかった」んだと思います。
手帳の場合は、まずはカバンから出して、
ページをめくって‥‥
というワンクッションが必要ですけど、
壁に貼った「カレンダー」なら、
パッと見たいときに、一目瞭然じゃないですか。
ええ、なるほど。
で、そのときに、やはり
「書いたものを消せる」という特徴は
大きいと思うんです。
結局、書いたものを消すことができないと
予定が変わったりしたときに
ゴチャゴチャして
「パッと見る」ことができなくなるので。
そして
「予定」って、けっこう変わりますもんね。
そうそう。
あの、カレンダーって、選ばなければ、
年末に
無料で配ってたりするじゃないですか。
そういうものを
「買おう」って決めるときって、
何というか、どういう気持ちなんですか?
うーん、私は、はじめて見たときに
使ってみてもいないうちから
直感的に「あ、便利そう」って思ったんです。
で、実際に使ってみたら
このカレンダーの便利さに勝るものはないと
思いました。
だから9年も続けて買ってるんだと思います。
なるほど。
だって私、友だちが遊びに来たときなんかは、
熱弁ふるってますもん。
「これ、めっちゃ便利やねん」って(笑)。
そうやって、
大切な人におすすめしてもらえるのって、
作り手側として、すごくうれしいです。
いや、別に「もっと売れてほしい」とか、
そういうわけじゃないんですよ。
こんなに便利なものを知ってるのよって
ただの「自慢」なんです(笑)。
ちなみに、ホワイトボードカレンダーの
「月の数字」って、
毎年、いろいろけっこう考えて、
「来年はこの人で行きたい!」という作家さんに
お願いしてきたのですが‥‥。
ええ。
歴代のデザインで、
好きだったものってどれですか、たとえば。
えっと、三國万里子さんのデザインとかは
印象に残ってますね。かわいくて。
あ、昨年の2013年版ですね。
まあ、三國さんのデザイン以外でも
それぞれに毎年、素敵だなと思ってましたよ。
ただでも、何だろう‥‥変な意味じゃなくて、
これは
「9年も使っているヘビーユーザーの、
ひとつの意見」として
捉えてもらえたらと思うんですが。
ええ。
もし、まったくデザインに凝っていなくても、
私、使うと思う。
おお。実際デザインがぜんぜんダメだったら
買ってもらえないでしょうけど、
それとはまた、別の問題として。
そう。もちろん、これまでの「月の数字」は
どれも素敵だったし、
使い勝手を邪魔していないから
デザインとしても優秀だったと思うんですが、
なにせ、このカレンダーって、
「他に代わるものがない」んですよ。
なるほど。
だから、多少かわいくなくたって
「しぶしぶ」使うんじゃないかなあと(笑)。
ありがとうございます。
もちろん、これからも、これまで同様、
デザイン面でも素敵なものをつくって行きます!
はい、お願いします。
私だってもちろん、素敵な方がいいので(笑)。
<おわります>
2014-11-28-FRI