あたらしい取碗と平取碗の使い勝手を、
道歩さんと、お父さんの雅武さん、
姉の柏木円さんといっしょに高知に出かけ、
「テーブルギャラリー」さんの台所をお借りして
地元の食材で料理をつくり、ためしてみました。

その1 高知の日曜市に出かけました。

高知城からまっすぐのびる追手筋。
ここで1,300メートルにわたって
毎日曜日に開かれる「日曜市」は、
近隣の農家から新鮮な野菜やくだものが
いち年を通してあつまる、高知市民の台所。
元禄3年から続くというこの由緒ある市を、
福森道歩さんと、お父さんの雅武さん、
そして姉の柏木円さんといっしょに訪ねました。

高知名物のしょうが。

ゆず酢。

芋や葱。

ツガニという蟹。
高知でとれる、上海蟹の仲間なんだそうです。

おおきな車海老。

いろんな加工品もあります。
これはフルヤジオーガニックスの「パクチーオイル」。

乾物も豊富。

たくさん食材をそろえて、
市内にある「テーブルギャラリー」さんに向かいます。
30年以上前から土楽の鍋を扱っているお店です。
併設のおおきなキッチンをお借りしました。

調理スタート!

雅武さんが買った「鯖寿司」。
これはもう、切って盛るだけで、ごちそうです。

「平取碗 灰釉」を使いました。

「盛りすぎない」ことも、盛りつけでだいじなことのひとつ。
南天の葉を敷き、三切れをそっと倒して並べます。

続いてこちらは、コンポート。
りんごと柑橘に砂糖をまぶして
土鍋に火にかけます。

つくってくださるのは、高知にお住まいの角西さん。
テーブルギャラリーのオーナーである前田紀さんのお友達で、
料理の先生でもあります。
この日、お手伝いに来てくださいました。

くつくつと、おいしそうに煮えました。
煮すぎるとジャムになってしまうので、
ほどよいところで火を止めます。

盛りつけます。

とくにむずかしいことはありません。
しぜんに、まんなかに食材が寄るようにできています。
ただし「多すぎず」が、ポイントです。

雅武さんが、車海老を土鍋で加熱。
にんにくとオリーブオイル、たっぷりの胡椒をふって
強火で一気に調理します。

油をつかって炒め物ができるのが
ベアシリーズのいいところ。

鍋を洗わず、そのまま葉野菜を炒めます。

完成! 1尾を1皿に。
ちなみにこれは、平取碗の鎬、灰釉です。

同じ料理を、平取碗のアメ釉にも。
どちらの色も、食材の色がきれいに映えますよね。

(つづきます!)

2016-03-16-WED