HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN

entoanのあたらしい3つの財布。

piatto
clutch
toto

もうすぐ発売のentoanのバッグ。
ひとつは新作、ふたつは定番。
きょうはclutchとtoteを紹介します。
「だいじなポーチ」「トートバッグ」
として大人気だったアイテムが、
名前をかえて生まれかわりました。

entoanのこと。

entoan(エントアン)は、
靴職人・櫻井義浩さんと富澤智晶さん、
ふたりの手仕事による革製品のブランドです。
埼玉県越谷市にアトリエを構える彼らが
基幹としている商品はオーダーメイドの革靴。
年に数回、各地で受注会をひらき、
「そのひとにあった」革靴をつくっています。
さらにそこから発展して、いろいろな革小物や
「玄関まわり」をテーマにした製品を
はばひろく手がけています。
(木製の靴箱をつくったこともあるんですよ。)

2012年秋冬、大橋歩さんの
「hobonichi + a.」の「革のトートバッグ」
「ほぼ日」との出会い。
当時、櫻井さんはまだ20代でした。
それから現在にいたるまで、
「生活のたのしみ展」への出展や、
TOBICHI②での受注&展示販売会、
ワークショップの開催のほか、
「だいじなポーチ」「ルームシューズ」
「ロングウォレット」「パスケース」などを
「ほぼ日ストア」を通じて販売。
靴職人ならではの革の知識と技術による製品は、
いずれもクオリティが高く、
たいへんな人気を博しています。

●entoanのウェブサイト
http://www.entoan.com/
●「ほぼ日」掲載の最初のインタビュー
https://www.1101.com/store/hobonichi_plus_a-dot/2012aw/sakurai.html

とじる

革靴の技術でつくりました。おおきなtote(トート)とちいさなclutch(クラッチ)です。 革靴の技術でつくりました。おおきなtote(トート)とちいさなclutch(クラッチ)です。

entoanのtoteとclutch、
じつは「きょうだい」のようなアイテムなんです。
なぜかというと、toteをつくった
「あまり革」を使ったアイテムが、
clutchの前身だったからなんです。
tote tote
toteが誕生したのは2012年、
イラストレーターの大橋歩さんが
自身のブランド「a.」(エードット)で
当時28歳だった靴職人の櫻井義浩さんに
バッグづくりを依頼したのがきっかけでした。
大橋さんがつくっていた帆布のトートバッグを
デザインのソースにして、
シンプルだけれど存在感のある
革のバッグを、櫻井さんがつくったのです。
靴職人だった櫻井さんにとって、
バッグづくりははじめてのこと。
革を縫う工程において、
バッグをつくることと靴をつくることは
まったく別の技術だといいますが、
櫻井さんは革靴づくりの技術を使い、
バッグには贅沢とも言える手法で
トートバッグを完成させました。
ポケットの構造、持ち手のつくり、
底の角がR(アール)になっているところなど、
手作業できちんと仕上げることで、
一見、とてもシンプルに見えるのに、
とても上等な品質感が出ています。
革は、初代の「トートバッグ」は
靴づくりにも使っているイタリアの
CARLO BADALASSI社のもの。
その革が入手困難になり、
現在のtoteには、
同じくイタリアのNUOVA GRENOBLE社の革を
使っています。
100%植物タンニンなめしの革で、
牛革のなかでも、頻繁に動かしている
柔軟な肩の部分のみを使っています。
(牛1頭から、トートバッグ
 2コ分しかとれないんです。)
伝統的な手法を守り、時間をかけ、
革本来の表情をなるべくいかせるように
加工は最低限に抑えて仕上げています。
piatto 210,10円(税込)7月22日(水)午前 11時からほぼ日ストアで販売開始 piatto 210,10円(税込)7月22日(水)午前 11時からほぼ日ストアで販売開始
持ち手の長さは絶妙で、
手に持ってもいいですし、
肩に掛けてもきれいにおさまります。
シンプルですから、持つ人や
シチュエーションを選ばないのもいいところです。

以前のものからバージョンアップした点としては、
内側のスエード部分の処理。
ざらざらした感触ではなく。
できるだけ、すべすべになるように
裏処理をほどこしています。
(それも、櫻井さんたちが
手作業で仕上げているんですよ。)
そしてポケットの帆布の種類を変更。
より、ハリのある帆布を使っています。

いままでは「革のトートバッグ」として
「hobonichi + a.」ブランドで
販売をしてきましたが、今回から、
entoanのブランドで販売を行ないます。
clutch clutch
entoanの立ち上げ当初からのパートナーである
富澤智晶さんとの共同作業のなかで生まれたのが、
あまり革を使ってつくられる小物のシリーズです。
なかでも金属ファスナーのついたポーチは、
革をむだにしないようにと、
いろいろなサイズが生まれました、
なかでもこのclutchの原型となった
「だいじなポーチ」は、
「革のトートバッグ」のあまり革を活用したもの。
幅188ミリ、高さ170ミリで文庫本がすっぽり入り
(ということは「ほぼ日手帳」も!)、
カードケース、キーホルダー、ペン、
お財布、スマートフォンなども収納可能という
「ちょうどいい」大きさで、
「ほぼ日ストア」でも2015年からの
人気商品となりました。
なんともかわいい角丸のデザインと
片側に持ち手がついた
べんりなかたちはそのままに、
今回、clutchに名前をかえての再登場です。
仕事の合間にお昼や買い物に行くときに
お財布を入れて。
あるいは銀行に行くとき、通帳や印鑑を入れて。
旅に出るとき、パスポートなど貴重品を入れてと、
いろいろな使い方ができそうです。
持ち手はギボシ留めになっていて、
片側が取り外しできる仕様。
バッグインバッグとして使うときは、
ほかのバッグの持ち手に取り付けることで、
貴重品を持ち運ぶときにも安心ですよ。
tote 40,700円(税込) clutch 10,175円(税込) 7月22日(水)午前 11時からほぼ日ストアで販売開始 tote 40,700円(税込) clutch 10,175円(税込) 7月22日(水)午前 11時からほぼ日ストアで販売開始
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