HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN

entoanのルームシューズ entoanのルームシューズ

靴屋さんが、革靴づくりの技術でつくったルームシューズ、新色を加え、マイナーバージョンアップして再販売!

2017年に「ほぼ日」でデビューした
「entoan(エントアン)」のルームシューズ。
靴職人・櫻井義浩さんと富澤智晶さんの
手仕事による靴づくりのチームが、
オーダーメイドの革靴づくりの技術をいかし、
本気でとりくんだ「靴屋さんのルームシューズ」は、
「生活のたのしみ展」や「TOBICHI」での
イベントでもたいへん好評をいただき、
いまやentoanの定番アイテムにまでなっています。

足の甲に吸い付くようなフィット感、
革なのに、素足で履いてもさらっとした足底、
部屋で履いていてもカーペットや段差に
「ひっかかりにくい」つま先のカーブ、
あたらしくなった、歩きやすい靴底の素材。
その組み合わせによる
これまでになかった履き心地で、
さらに、履いてなじんでくると
その人の足の形に合わせてシワが入り、
いい感じに育っていくんです。

前回販売したマスタード、ダークブラウン、
ネイビー、グリーンに、
レッドとほぼ日限定色のシトロンが加わった
entoanのルームシューズ、
4サイズ×6色展開でご紹介します。
entoanのプロフィールはこちら

「entoan(エントアン)」は、
靴職人の櫻井義浩(さくらい よしひろ)さんが主宰、
同じく靴職人の富澤智晶(とみざわ ちあき)さんとともに
オリジナルデザインで、手づくりの靴をつくる工房です。
セミオーダーの革靴をはじめ、
鞄や小物、最近では家具などにも着手。
素材の良さ、ていねいに仕上げるその技術と
しずかに「もの」と「ひと」をみつめるセンスで
注目を集め、その活動の幅をひろげています。

櫻井さんは1984年生まれ、靴職人。
大学で会計の勉強をするも、卒業を前に進路変更、
ちいさな頃から好きだった「靴」の世界にとびこみました。
エスペランサ靴学院で
基本的な靴づくりをすべて学んだあと、
在学中からアルバイトをしていた靴修理の会社を経て、
クリエイターの独立支援をおこなう
「浅草ものづくり工房」内に「entoan」を設立。
3年間、浅草をベースに活動を続けたのち、
2012年、埼玉県越谷市に工房を移転しました。

富澤さんは高校卒業後、文化服装学院に入学、
ファッショングッズ基礎科で
シューズ、バッグ、帽子、ジュエリーの基礎を学びます。
2、3年生はシューズ科に進学、
3年生の夏にエスペランサ靴学院と合同で行った
靴のファッションショーで櫻井さんと出会いました。
卒業後、婦人靴メーカーに就職し、販売と企画を経験。
そののち、靴のアッパーを作る
製甲職人のもとで1年間働きます。
大量生産ではなく、ひとつひとつ人の手で
ものが生まれる経験と、一流の製甲職人の生きた技術を
学べたことが、富澤さんの転機となったそうです。

やがて櫻井さんの「entoan」が軌道にのり、
仕事が忙しくなってきたことをきっかけに、
富澤さんも正式に参加。
ふたりのチームでのものづくりをはじめ、現在に至ります。

「entoan」では年に数回の展示会をおこなうほか、
工房にショップを併設、
展示と販売をおこなっています。


「ほぼ日」のエントアン、革のいろんなアイテム
>3つの財布とふしぎなパスケース
>3つのバッグ
>だいじなポーチ

>「ほぼ日」2012年のレポート
>「ほぼ日」2013年のレポート

>「entoan」ウェブサイト

とじる

予告2
STAFF

Styling/Yuta Kotani
Photo/Kozumi Higaki
Illustration/Ai Takahashi

entoanの3つの財布とふしぎなパスケース entoanの3つのバッグ