2021年に販売を開始した
「畑deしぼり」ですが、おかげさまで
「いつも飲んでます!」という声が
たくさん届いています。
なかしましほさんもそのひとりで、
なんと、昨年の春頃から、
毎朝飲んでくださっているそうです。
なかしまさんのおやつのお店、
国立の「フードムード」でお話を伺ってきました。

※フードムードは現在、店舗営業はお休み中です。
取材のため特別に開けていただきました。

<なかしましほさんのプロフィール>
なかしましほ
1972年、新潟県生まれ。
レコード会社、出版社勤務を経て、
ベトナム料理店、オーガニックレストランでの
経験を重ねたのち、料理家に。
2006年「foodmood(フードムード)」の名で、
からだにやさしい素材を使って作る
お菓子の工房をスタート。
各種イベント、ワークショップなどで活躍中。
「foodmood」は現在店頭営業をお休み中。
不定期でオンラインショップをオープンしています。
――
畑deしぼりをお飲みいただいているとのこと、
ありがとうございます!
いつごろから飲んでくださっているのでしょう。
なかしま
もともとは、ほぼ日のモギさんに
いただいたのがきっかけなんです。
あれは夏より前‥‥たしか春くらいかな。
――
そうだったんですね。
春、というと野菜シリーズが出たばかりのころですね。
なかしま
そうです、にんじん2種類とケール。
凍っているジュースって初めてだったので、
「え、凍ってるの? 
うまくタイミングよく飲めるのかな?」
と思ったのが最初の印象なんですね。
普通の紙パックのほうが、
やっぱり気軽じゃないですか。
写真
――
そうですね。
なかしま
冷凍のジュースを解凍して飲むという
経験がなかったので、すごく不思議な感じで。
水をかけて解凍するんですよね。
――
そうです。
パックごと流水で解凍していただくという
商品です。
なかしま
そうそう。で、さっそく解凍して飲んだんです。
わたし、にんじんのジュースがもともと好きで、
過去にもいろんなものを飲んできているんです。
20代のころに働いていたレストランで、
フランスのオーガニックにんじんジュースを
出してたんですけど、それがすごくおいしくて、
それにアマニ油を垂らして飲んでました。
そうするとビタミンの吸収がいいとか聞いて。
――
へぇぇ。
なかしま
アマニ油も今ではメジャーですけど、
当時はなかなかなくて。
そういう感じでにんじんジュース自体が好きで
よく飲んでいたこともあって、
このにんじんも、おいしく飲んでます。
だけど、ケールは、
グリーン系の粉末のものをとることはあったんですけど、
青汁そのものはあんまり飲んだことなくて。
で、ちょっとなんていうか、
案の定、うん、なかなか、まぁ‥‥。
写真
一同
(笑)
率直な感想をありがとうございます。
なかしま
ハニーケールって書いてあるけど、
「ハニー?」って。
――
(笑)
ハニーケールというのは
品種の名前で、
他の品種のケールよりは甘みがあって、
まだスッキリと飲みやすいほうなんです‥‥。
なかしま
いや、そうですよね。
夫は「このケール、全然平気だよ」と言うので、
にんじんはわたしが、
ケールは夫が飲む、ということにして(笑)。
いただいた分を飲み終わって、
でも「やっぱりまだ飲みたいな」と思って、
自分で頼みました。
ケールを1箱と、あとにんじんも1箱。
写真 ▲にんじんは「ひとみ五寸」のほうが甘みを感じて
好きです、とのこと。
――
なんと、注文してくださったんですか。
ありがとうございます。
なかしま
飲みたかったので。
それで、しばらくはやっぱり夫がケールで、
わたしがにんじんだったんですけど、
栄養的なことを考えると、
やっぱりケールもとったほうがいいだろうなと思って、
それからミックスするようになったんですよ。
わたしもケールを飲むようになりました(笑)。
――
よかったです‥‥!
なかしま
で、とにかく量がいいじゃないですか。
――
はい。100gなので、
多すぎず、少なすぎず。
なかしま
朝からジュースだけで
お腹いっぱいになりたくないし、
プラス、何かは食べたいと思っていて、
だからあの量が本当に絶妙です。ちょうどいい。
――
製造元のベルファームさんのジュースが
全てあのサイズなんですけど、
昔はもっと量が多かったらしいんです。
でもやっぱり朝食のじゃまをしたくないとか、
量が多すぎて飲みきれないというご意見もあって、
あのサイズに落ち着いたそうです。
なかしま
わかります。
700mlや1ℓのジュースだと、
開けたあと、どんどん味が
落ちちゃうような気がしてきて。
なので、あの量はいいです。
パックも薄いし、
届いたら、夫が急いで冷凍庫を開けて、
いろんなものをよけながら入れてます(笑)。
――
うれしいです。
なかしまさんのTwitterで拝見したのですが、
台湾のコップに入れてくださってましたね。
なかしま
あ、そうです。
台湾でもらったガラスのコップで
飲んでいるんです。
写真 ▲なかしまさんがツイートしてくださったときのもの。
グラスがかわいい‥‥!
なかしま
毎日、わたしか夫の早起きしたほうが
あれを解凍する、というのが最初の仕事です。
コールドプレスジュースを自分で搾っていたとき、
それこそにんじんやりんごを入れていたんですけど、
搾りかすの行き場に困っていたんです。
カレーに入れたらいいってよく言いますけど、
ずっとカレーを作り続けるわけでもないし。
機械は姉からもらったものなんですが、
姉もたぶん使い切れず、わたしにお下がりがきて。
でもやっぱりわたしもそんなに使えなくて、
おっきいし、なんか詰まるし、なんかもう(笑)。
写真
――
(笑)
なかしま
そんなわけで、自分で搾るのはやめてしまったんですけど、
やっぱりコールドプレスのストレートジュースが
飲みたいと思う気持ちが、
自分の中ですごくあったんです。
――
それは、どうしてですか。
なかしま
野菜を朝とるんだったら、
なるべく加熱していないほうがいいなと。
ガーッてミキサーにかければラクなんですけど、
ミキサーだと熱がかかるし、
それに繊維がたっぷり入ってしまうので、
朝に飲むには、重たいんです。
――
畑deしぼりも、「低速すり搾り」という
いわゆるコールドプレス製法で、
できるだけ熱を加えずに搾っているので、
栄養が壊れにくいうえに、
フィルターで不溶性の食物繊維を取り除いています。
ベルファームさんが、機械そのものを
長年かけて作り上げたものなんです。
なかしま
へぇぇ。
――
あとは有機野菜を使っていて、
無添加というのも特徴です。
そのために農場や工場のみなさんが
すごく努力をしてらして。
ジュースがなぜ冷凍かというと、
冷凍にすることで無添加にできるから、
そうしているそうです。
なかしま
そうなんですね、無添加で保存するために。
‥‥わたし、好きなものを食べるためにも
ちゃんと野菜をとっておきたいんです。
ジュースで。
写真
――
好きなものを食べたいからこそ、
野菜を。
なかしま
そうなんですよ。
かといって、おいしくないものを
とりたいわけではないし。
サプリメントはなかなか続けるのが難しくて。
これを飲むことで、
「少しは体にいいことをしてやった!」と思うんです。
朝イチに飲んで、そのあとちょっとだけ、
食べたいパンだったり、ごはんを食べるという生活を
それからずーっとしてます。
――
今日は野菜食べられなかったな、
みたいなときにも、ちょっとした安心感がありますよね。
朝、野菜とったからいいか、っていう。
なかしま
「朝、あれ飲んだし」って。
あとは、寒くなってくると、
冷たいジュースって飲みたくなくなるので、
ちょっと揉んで、
栄養分が壊れない程度のぬるま湯で戻して、
常温ぐらいにして飲んでます。
そうすると全然、「冷たっ!」って感じもないですし、
ちょうどよく飲めます。
――
さすが、じゃあ冬場も
そうやって飲んでくださって。
なかしま
はい。朝イチで解凍しながら、
あいまにお湯沸かしてストーブつけて‥‥とか、
他のことをしていると柔らかくなってくるし。
――
飲む時間帯は、やっぱり朝なんですね。
なかしま
空っぽのところに入れてあげるのが、
一番よさそうだなと思ってます。
よさそうといっても、
自分の検査の数値がどうのとかは調べてないし、
そこはわかんないんですけど、
気の持ちようというか、心にいいので、いいと思います。
このジュースが冷凍庫に入っていると、
ちょっとホッとするんです。
――
ありがとうございます。
いろんな人に試飲していただいたりするんですけど、
もうすでに飲んでくださって、
しかも続けていただいているというのが、
すごく嬉しいです。
2月にはこの冬に収穫した野菜を使った
ジュースを再販売するので、
楽しみにしていてください。
(なかしまさん、どうもありがとうございました!)