約191センチ×75センチ、大きなサイズのくびまきです。
一般的なストールサイズですから、
くびにまくだけでなく、肩から羽織ったり、
巻きスカートのようにも使えます。
遠目には「濃いブラウン」に見えますが、
じつは、たて糸が黒、
よこ糸がブラウンの、2色づかい。
右上がりと左上がりのV字が
連続した織り模様になっています。
これは“ヘリンボーン”と呼ばれ、
ふるくからスーツやオーバーコートなどに使われてきた織り方。
色と、この織り柄とがあいまって、
とてもクラシックで上品な印象のくびまきにしあがりました。
使っている糸は、平織りとまったくおなじ
“中羊糸”‥‥なのですけれど、
さわった感じや、肩やくびにまいた感じが、
いちだんとやわらかく、からだが動いても,ぴたりと沿う、
しっとりと纏(まと)うような印象があります。
これはヘリンボーンが“綾織り”のため、
糸が、斜めの動きに対し柔軟だから、なんです。