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編みものグッズにまつわるお知らせなど、
Miknitsの最新情報をお届けします。
ときどきのぞいてくださいね。
2017.11.30
こんにちは!
今日は、Miknitsオリジナルのバスケット
「ペリゴール地方のかご」について、
まだまだお伝えしきれてない情報がありますので、
ご紹介させてください。
毛糸や針、編みかけのものを入れておくとかわいい
このかごは、もともと三國万里子さんが
バスケット専門店カゴアミドリさんで見つけたもの。
見つけたかごは、オリーブグリーンのような色だったのですが、
Miknits用に、皮を剥ぐ加工をしたナチュラルな風合いの
ヤナギを使って作っていただきました。
このかご、フランスのペリゴール地方の伝統工芸品なのですが、
現在、作り手は数人しかいないのだそう。
カゴアミドリさんにご協力いただいて、
Miknits用のかごを編んでくださった職人さんに
かご作りのことをうかがいました。
フィリップさんによると、
一時期は150人もの職人さんがいたものの、
プラスチック製などの安価なかごの台頭によって、
どんどん減っていったのだそう。
技を継承する人がいないことを知って、
フィリップさんは「自分がやってみよう」と思います。
ただ、そう決意したころには、
地元の作り手たちはすでにみな高齢。
直接教えてもらうことはかなわず、
フィリップさんはほぼ独学で、経験を重ねながら、
かご作りを習得していきます。
「自分なりに工夫した点もたくさんあります。
たとえば、昔の人はヤナギを切って
すぐに編みあげていましたが、
それでは編んだあとに乾いて枝の直径が縮み、
がたつきが生じます。
編む前に最低半年は置いて、
しっかりと乾燥させることが必要だと気づきました」
とフィリップさん。
ようやく編める状態になったヤナギの枝をタンクに入れて、
最低12時間から3日ほど浸水を行います。
こうすることで編みやすくなるのだとか。
サイズによって枝の太さを微妙に使い分けたり、
一目編むたびに、ひっくり返して
裏側からも編み目をチェックしたり、
美しく仕上げるためには、
とっても時間と手間がかかるそう。
「一日に2~3個作るのが精一杯。
こんなにたくさんの白いかごを
一度に編んだのは、今回がはじめてです」
とフィリップさん。
枝の皮をむいたことで
表面がつるっとしているので、
毛糸もひっかかりにくく、使い勝手もいいんですよ。
「ペリゴール地方のかご」を、
ぜひ編みもの生活のおともに、どうぞ~!