2012
5つの個性がならんだ、ことしの海大臣。
もちろんそのままおつまみとしても
とってもおいしいのですけれど、
お料理に使うと、さらなる「ごちそう感」が!
そこで、「LIFE」でおなじみのフードスタイリスト
飯島奈美さんに、ことしの海大臣をつかったレシピを
5つの海苔の個性にそって、教えていただきました。
もちろん、この海苔はこれじゃなくちゃ!
ということではなく、広く活用いただけるレシピです。
どうぞ参考になさってくださいね。
[東]を使って 海苔のサンドウィッチ
香りが立つ。口どけがよい。
軽く海の塩の感じが残って、
食べているうちに、海苔ならではの甘みが出る。
そんな個性の「海大臣 東」を
隠し味というより、主役のひとつとして
2種類のサンドイッチに使いました。
[A]
パンの片面にバター、
もう1枚のパンの片面にバターとからしをぬり、
スライスチーズ、パンの大きさに切った
「海大臣 東」をのせ、
パンでサンドします。
[B]
たらこをほぐしクリームチーズと和えます。
パンの片面にたらこクリームチーズ、
パンの大きさに切った「海大臣 東」をのせ、
もう1枚の片面にバターをぬり、サンドします。
それぞれ、耳を落として、
食べやすい大きさに切って、どうぞ。
[西]を使って 山わさび海苔丼
厚みがあって、パリッとした歯ごたえ。
味が濃くて、香りとのバランスもいい。
オーソドックスなおいしさの「海大臣 西」で
辛くておいしい、山わさび丼をつくりました。
おろしたての山わさびは、
ちょっとびっくりするくらい辛くて、大人の味。
おかかや、しょうゆも、いいものを使うと、
より味が引き立ちますよ。
山わさびをすりおろし、おかかと混ぜます。
丼にごはんを盛り、山わさびとおかかをかけ、
しょうゆをたらし、
ちぎった「海大臣 西」をかけます。
[南]を使って 小さな手巻きずし
そのまま食べるとさっぱりしているのに、
ご飯といっしょだと、海苔の味がうんと立つ。
そんな個性をいかして、
野菜を具に、ちいさな手巻きをつくりました。
すし酢
ごはんに、合わせた寿司酢をかけ、混ぜます。
しそは5mmの幅に、
きゅうり、たくあん、新生姜は細く切り、
たくあんには白ごまをまぶしておきます。
皿に具材を盛り、食卓へ。
「海大臣 南」を食べやすい大きさに切り、
(包丁で切ると、きれいに切れますよ)
酢めし、お好みの具材、わさびをのせて巻きます。
しょうゆや塩をつけてどうぞ。
[北]を使って しお味 海苔卵とじ
味が濃く、焼いた香ばしさが
口いっぱいにひろがる「海大臣 北」。
食卓の主役になるおかずをつくりました。
土鍋やグラタン皿でつくって、
あつあつのうちに、お召し上がりください。
油揚げはペーパーで油をとり、
縦半分に切ってから、細く刻みます。
たまねぎはスライスしておきます。
フライパンに水、おかか、塩、
油揚げを入れ火にかけます。
沸騰したら、玉ねぎを入れふたをします。
玉ねぎが柔らかくなったら、
「海大臣 北」をちぎりながら加え、
溶いた卵でとじます。
[しお]を使って 海苔じゃが
そのまま食べてもおいしい
「海大臣 しお」の個性をいかしたレシピです。
シンプルなじゃがいものサラダに、
海苔をばりっとかけて、さあどうぞ。
ビールなどのおつまみとしても、
夕食の副菜としても、おいしいですよ。
じゃがいもは皮をむき、4~6等分に。
紫たまねぎはスライスし、水にさらします。
鍋に水とじゃがいもを入れて火にかけ、
じゃがいもが柔らかくなったら、
水分を切ってからボウルに入れ、粗くつぶします。
あついうちに、水気をよく切った紫たまねぎ、
オリーブオイル、塩、
お好みでにんにくのすりおろしを加え、まぜ、
器に盛って、ちぎった「海大臣 しお」をのせます。