今年の「海大臣」はこんな味。
とびきりおいしい13種類!

ごちそう海苔
海大臣 うだいじん
二〇一九 第一期 夏
7月4日(木)午前11時より
「ほぼ日ストア」で発売!
今年の「海大臣」はこんな味。
とびきりおいしい13種類!

ごちそう海苔
海大臣 うだいじん
二〇一九 第一期 夏
7月4日(木)午前11時より
「ほぼ日ストア」で発売!

ことしの「海大臣」の名前は
万葉のことばからつけました。
(例外は、4月の「生活のたのしみ展」で先行販売した
「番外壱(いち)」と「番外弐(に)」です。)

【よろずよ】永遠に
【うらうらに】うららかに
【かぎろひ】ゆらめく光、景色
【いちしろし】ものごとがハッキリしているさま
【ゆらら】玉(ぎょく)が響きあうさま
【かぐはし】香りがよい
【きらきらし】整っていてうつくしいこと
【さやけし】くっきりとさわやか
【はろはろに】はるかに、はるばると
【ふなよそひ】櫂を立てる、乗組員がそろう
【番外1】
【番外2】
【たまかぎる】(夏のしお)光かがやくあたらしい
【あらたまの】(冬のしお)あたらしい

というラインナップになっています。
万葉のことばが、
その海苔の個性を端的にあらわしている、
ということではなく、あくまでもイメージ。
でも「なんとなく」ぴったりなものになった気がします。

では、夏の海大臣の味を、
くわしく紹介しますね。

  • よろずよ
  • 「出会いの強さが印象に残る海苔だね!」
    という意見に、全員一致で同意。
    香り、申しぶんなし。
    口どけ、よし。
    張りがあって、しゃくしゃくとした歯ごたえとともに、
    少し強めの、はっきりとした塩気を感じ、
    香ばしさにつづいて、ほんのりと、
    海苔らしい苦味が追いかけてきます。
    海大臣には、さらりと溶けるタイプもありますが、
    この海苔はどちらかというと繊維が残るので、
    口のなかがしばらく楽しいのも特徴です。
    「今回のなかでいちばんオーソドックスで、
    バランスがいい海苔じゃないかな」
    という意見も。
    ちなみに「よろずよ」は、
    万葉のことばで、「永遠に」という意味です。
  • うらうらに
  • 料理を食べたときに感じる味は、
    順番に「先味」「中味」「後味」があると言われます。
    最初に入ってくる味、途中で感じる味、
    食べ終わったあとに、口にのこる味。
    「うららかに」という意味の名前のこの海苔、
    その「後味」がとてもいいんです。
    だから、逆に言うと、
    口にいれてすぐに「わぁっ!」とは、ならない。
    うっかりすると「海大臣にしては押しが弱いかも?」なんて
    思ってしまいそうですけれど、
    声を大にしていいたい。「ちがうのです!」って。
    最初はサクサク軽く、口のなかですっととけたあと、
    煎り豆みたいな風味が残ります。
    だからでしょうか、ついつい「もう1枚!」と、
    いきたくなる、そんな海苔なんです。
  • かぎろひ
  • シャリッとした歯応えとともに、
    最初に感じるのは、あまみのあるやさしい味。
    そして、口から鼻へと、静かで豊かな海を思わせる、
    品のいい香りが抜けていきます。
    塩分は、ほかの海大臣とくらべ、やや控えめですが、
    しっかりとしたうまみがあって、
    さらりと口で溶けたあと、さわやかさな印象が残ります。
    選考メンバーのひとりは、
    「ああ、食後、ひろびろとした感覚になるなぁ」
    なんて言っていました。
    さらに、すめしを巻いて食べてみて、一同、びっくり。
    「‥‥ん! ごはんと合わせたときの、
    この“炸裂感”はいったい???」
    この海苔で手巻きずしをつくったら、
    きりなく食べてしまいそうですよ、ご注意ください。
    「かぎろひ」は万葉のことばで
    ゆらめく光や景色を意味しています。
  • いちしろし
  • 味の濃さ、香ばしさ、あまさ、
    うまみ、塩分、
    そしてサクサクとした歯応え。
    海大臣らしさがぜんぶ詰まっているのがこの海苔です。
    ものごとがハッキリしているさま、という意味をもつ
    万葉のことばから、「いちしろし」と名付けました。
    特筆すべき個性は、あまみ。
    食べてすぐ口ぜんたいに広がったあと、
    食べ終わっても、なお、残るほどなんです。
    「これは、こどもに食べさせたら、
    あっという間になくなっちゃうかも‥‥」
    なんて心配をしている選考メンバーもいました。
    また、ごはんといっしょに食べても、
    そのサクサク感がいい感じに残りますから、
    おにぎりだったら、食べる直前に巻くのもよさそう。
    (もちろん、しんなりしても、おいしいです。)
  • ゆらら
  • 出会いは淡く、上品。
    けれども食べているうちに味が高まり、
    隠れた強い個性を持っている
    海苔だということがわかります。
    「ゆらら」は万葉のことばで
    玉(ぎょく)のひびきあうさまをあらわしています。
    塩味、あまみ、両方がバランスよく、
    香ばしさも、後半に立ってくる、
    「じわじわおいしい」海苔です。
    ハリがあって、
    そのまま食べてもおいしいのですけれど、
    ごはんを合わせたときに、また一段と力を発揮。
    ごはんのあまみの奥で、
    香ばしさと、焼海苔ならではのコクが際立ちます。
    選考会では、ほんのりスモーキーな印象を
    感じたひともいました。
    ぜひ、ほかの海大臣と食べ比べてみてくださいね。
  • かぐはし
  • ことしの海大臣の名前は
    万葉のことばからつけています。
    まさしくこの海苔は「かぐわし」(=香りがよい)だけあって、
    海苔らしい香りのよさが特徴です。
    海の香り、焼きゆえの香ばしさ、
    さらに、なんだかそれだけじゃない風味があるような。
    (もちろん海苔だけなのですよ、
    ほかに何か混ぜていません。)
    「海苔だけなのに、おせんべいを食べているみたいだ!」
    と、選考メンバーのひとりが言ったほどです。
    厚くはないけれどサクサクした歯応えと同時に、
    ぱぁっと香ばしさが立ち、
    つよい塩味とあまみが口にひろがります。
    おつまみとしてそのまま食べてもいいのですが、
    ごはんと合わせたときも、
    「相性、最高!」との声があがりました。
    この海苔が、お米と一体化する感じは、
    今回の海大臣のなかでいちばんかもしれません。
  • きらきらし
  • 厚みがあって、色とつや、申し分なし。
    通常だったら小穴が多く、
    くもりのある海苔の多い海大臣のなかで、
    めずらしい存在かもしれません。
    食べたときに感じるのは、
    香りよりも先に、カリッとしたインパクト!
    (ことしの海大臣のなかで、
    いちばんパリパリ感が強いと思います。)
    そして、噛んでいくうち、口のなかで溶け、
    上品な、さらりとした印象に変化します。
    最後に、ほんのりとうまみが残るのも特徴です。
    その強い食感と、やわらかな個性をいかして、
    サラダやおすしに使うのもおすすめですよ。
    「ととのっていてうつくしい」という意味をもつ
    万葉のことば「きらきらし」という名前をつけました。
  • さやけし
  • 「さやけし」とは万葉のことばで
    「くっきりとさわやか」という意味です。
    この海苔、まさしくその言葉のとおりに、
    はっきりとした個性があります。
    「香ばしい! まるで品川巻き(おせんべい)だよ。
    あまみも、あるなぁ」
    と、思わず選考メンバーが言いましたが、そのとおり。
    パリッとしていて、
    塩味と、うまみのバランスがとってもいいんです。
    サクサクとして濃い味ですが、
    力強い「ますらお」な海苔かというと、
    やさしさもあるし、口に入れたときのひろがり、
    さらりと溶けていく感じは「たおやめ」。
    こういう海苔、海大臣ならでは、です。
  • はろはろに
  • 「ディープインパクトだなぁ!」
    とは、ある選考メンバーの言葉。
    そんなにですか? と食べてみて、おどろきました。
    おお、これは強い!
    重量感あり、カリッと感あり、
    塩味あり、あまみあり。
    ある選考メンバーは
    「濃すぎるかも! まるで味付け海苔だ」と言ったほど。
    しかも、海の香りが強くって、
    食べているうち、海苔が海の草だということを
    思い起こさせる、そんな海苔なのです。
    そこで、「はるかに、はるばると」という意味をもつ
    万葉のことば「はろはろに」を名前につけました。
    この強すぎる個性、もしかしたらごはんを
    打ち負かしてしまうのでは、と思いましたが、
    なんのなんの、しっかりと寄り添います。
    そのコンビネーションは、
    名ボーカリストがコーラスに回ったら、
    名曲がさらにいい曲になった、
    というような感じかもしれません。
    ぜひお試しくださいね。
  • ふなよそひ
  • あまみがあってやさしい味。
    すなおに「おいしいね」と言える、
    海大臣らしい、食べごたえのある海苔です。
    食感が強いのに、
    口のなかであわく消えていくのも特徴。
    そのまま食べると、ついつい
    「もう1枚」と言いたくなります。
    選考会では
    「うん、きっとこの海苔は、ごはんに合うだろうなあ!」
    「ほんとですね、すめしにぴったりです」
    「ということは、おにぎりにも合うね」
    「磯辺焼きもきっと、いいですよ」
    と、みんなが「お米推し」になりました。
    「ふなよそひ」は、
    「櫂(かい)を立てる、乗組員がそろう」
    という万葉のことば。
    「ほぼ日」らしい名前の海苔なんです。
  • 番外1
  • 4月の「生活のたのしみ展」で先行販売をおこない、
    たいへん好評だった「番外壱(いち)」です。
    会場で販売をするにあたり、この海苔を選んだ理由は、
    なによりも、味の濃さ。
    試食をしたらすぐに海大臣のすごさが
    わかっていただける海苔を、と考えたのです。
    じっさい、多くのかたが試食して
    「これ、味付けじゃないの?」とびっくりしたほど、
    パンチのある味。
    塩味とあまみが「強めのバランス」で
    組み合わさっていて、
    そのままおつまみになるくらいの、味の濃さです。
    歯切れよく、口のなかですっと消えるのも、いいところ。
    なお、小穴が多く、厚くはありません。
    おにぎりで食べるときは、
    あつあつのごはんをふんわりにぎって、
    この海苔を巻き、ほんのちょっとしんなりしたところで
    ぱくり! とするのがおすすめです。
  • 番外2
  • 4月の「生活のたのしみ展」で
    たいへん好評だった「番外弐(に)」。
    厚みがあって、歯切れよし、
    サクサクとした歯応え、よし。
    強さというよりはやさしさを感じる味で、
    塩味とあまみのバランスがよく、
    食べるうちにじわじわとおいしさが口にひろがります。
    また、海産物ならではのうまみも特徴で、
    選考会では「ホヤみたいな味がしますね」
    という声もありました。
    そんな海苔ですから、お米との相性も、よし。
    おにぎりや、手巻きずしが、おいしくできますよ。
  • しお たまかぎる
  • 「海苔が海藻だということが、よくわかるね!」
    今回の海大臣候補で、いちばん海の味がすると
    評判だったのがこの海苔です。
    厚みがあって、ぱりっとサクサク。
    全体の味のバランスがとてもよく、
    ごはんをひきたたせる、やさしい味。
    そのまま海大臣に、とも思いつつ、
    その控えめな個性は、
    しお加工をしたら、さらに際立つにちがいない。
    そうして、加工をしてみたら‥‥正解!
    海大臣らしさがたっぷりで、
    なおかつ、しおという強めの個性が
    ぴったりとはまりました。
    (そこで万葉のことばで
    「光かがやく」という意味をもつ
    「たまかぎる」を、名前につけました。)
    海大臣のしお加工は、
    一般的な「味付け海苔」とはちがい、
    アミノ酸を使わず、
    植物油をふきつけてから、自然塩をまぶすという
    シンプルな工程でつくっています。
    そのままおつまみにもなりますし、
    もちろんごはんとの相性もよし。
    シンプルなレタスのサラダに、
    塩味をかねてまぶすのも、おすすめですよ。
おまたせしました、海大臣二〇一九、
販売のはこびとなりました。
林屋海苔店の相沢さん、
飯島奈美さん、糸井重里たちが
選考会で決めた海苔、
ことしは13種類です!

2019年7月4日(木)午前11時発売
1パック30枚入り
4,700(税込・配送手数料別)
2019-07-02-TUE
(C)HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN