この太いストラップに見覚えがある、
というかたもいらっしゃるかもしれません。
「ほぼ日」では、「OHTO」の「お届けバッグ」や
伊藤まさこさんの「白い革のバッグ」でも
おなじみのスタイルです。
じつはこのバッグ、今回、日本から、タンピコの
ニコルさんたちに相談して実現したものです。

底が正方形の、ほぼ立方体。
大きなスイカがすっぽり入りそうな容積のバッグは、
タンピコが2013年からつくっているライン。
最初は「布の家具」というニュアンスで
クッション入れとしてつくられたそうなのですが、
荷物を入れて手に持ったときの、
くしゃっとしたかたちがあまりにかわいいので、
ふだん使いのバッグとして使う方がほとんどだそう。
私たちも、ぜひ仕入れたい！　と思ういっぽうで、
たくさん入って買い物に便利そうなだけに、
「持ち歩くのに、ストラップがあったら」
という気持ちがうまれ、ニコルさんたちに
相談をさせてもらったのでした。

いままでタンピコでは、
革の（ちょっとエレガントな）ストラップつきバッグは
つくったことはあったそうですが、
同素材でこんなに太い肩掛ははじめてとのこと。
でも、この太さがあると、斜め掛けにしたときに、
重さを面で分散するので、とてもらくちん。
ストラップの長さは、小柄な人でも大柄な人でも
つかいやすい長さをめざしました。
もちろんふつうの持ち手もついていますから、
ストラップ部分を中に入れて、
トートバッグのように使うこともできます。

内側は、ポケットがひとつ。
口は大きくあいています。
素材は厚手の二枚重ねのリネンで、
さらしの白を、ストーンウォッシュ加工で
仕上げていますから、
最初から独特の「なじみ感」があります。

ふだんの買い物から、小旅行まで、使い方はいろいろ。
なんでもぽんぽん放り込める、べんりなバッグです。