染め、織り、刺繍など、さまざまな技法をつかった
オリジナルの生地をつくるところから
服づくりをするブランド「ミナ ペルホネン」。
「かけら」という意味ももつ「piece,」は
洋服を仕立てるときに生まれる余り布を
大切に縫い合わせてつくった手帳カバーです。
余り布の切り出し方はひとつひとつ異なるため
同じカバーはふたつとなく、すべてが一点ものです。
今回「ほぼ日手帳2016spring」のために
「ミナ ペルホネン」が特別に選んでくれたのは
春にぴったりの「かけら」たち。
ここでは、それぞれの「かけら」がもっている
名前と物語をご紹介します。
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製作は、ひとつひとつの工程が職人さんによる手作業です。
また、貴重な余り布をつかっているため
お届けできる数に、限りがあります。
今回も、抽選販売とさせていただきますので
ご希望のかたは、応募期間中にお申し込みください。
細密な刺繍の粒で描いたレースワーク。
交互に並べた蝶と花の柄は
庭に咲く花の列にたわむれる蝶のようです。
ジュエリーのように並べられた、大小の葉。
手触りのいいベルベットパイルが
立体感を生み出しているテキスタイルです。
雲に守られながら羽を広げ、浮遊する鳥。
ワシやタカが気流に乗って優雅に空を舞う
姿から想像を膨らませたプリントです。
夜空にまたたいて、光をちらちらと放つ
小さな星々。花のような無数の星を集めて
空いっぱいに咲かせた刺繍柄です。
空高く飛ぶ飛行機の窓から見下ろした大地。
コーデュロイの畝が変則的に組み合わさり
テキスタイルの表情を彩ります。
やわらかな気配のなかを、ひらりと舞う蝶。
絵の具の濃淡で表現した背景が
羽の軽やかさをいっそう引き立てます。
古く、あたたかな記憶を呼び覚ますような
素朴なりんごの刺繍。どこかなつかしい印象の
シンプルなステッチで描かれています。
meriとはフィンランド語で海のこと。
陽光にきらめくさざ波や、朝露を宿した砂の面を
ベルベットの輝きで表現しました。
動物の身体を彩る美しいレオパード模様。
「ミナ ペルホネン」ではそれを、
葉や木の実といった自然のモチーフで描きました。
陽の光に顔を向けて咲く、無数の花々。
花びらの部分にベルベットパイルをつかった
触り心地までたのしめる生地です。
「ミナ ペルホネン」の代表的なモチーフ、
ちょうちょを描いたテキスタイル。
絵の具の微妙な濃淡まで、美しく表現されています。
神秘性と親しみをもった果実、りんご。
収穫された瑞々しいりんごたちが
淡い色の刺繍糸をつかって描かれています。
万華鏡をくるくると回すたびに生まれる
幾何学模様の世界。素材は、立体感があり
ぬくもりをもつベルベットパイルです。
渡り鳥の一群のように、さまざまな個性が
互いに力を補いあいながら、一つの方向に
進んでいきたいという願いが込められています。
夜空にきらめく小さな星を、刺繍で表現。
レーヨンとコットンの2種類の糸をつかい
星が瞬くような独特の光沢感を出しています。
光を受けて輝くベルベットで、リネン地の上に
描いた海の情景。色だけでなく手触りの
コントラストも味わうことができます。
静かな海のなかを行き交う魚の群れ。
あざやかな魚たちの水中生活を
幾何学模様で表現した織布です。
凹凸によるさまざまな柄が、パズルのように
配されているコーデュロイ生地。
はるか上空から見下ろした景色のようにも見えます。
あちこちにあふれるグッドニュースが
にぎやかに広がっていくようすを表現。
見る角度によって独特の光沢をたのしめます。
(land puzzleとgoodnews、どちらが入るかは、届いてからのおたのしみ!)
光が集まり、重なり合って流れるようすを
表現したデザイン。色の重なりが、また新たな
色を生み、さらに輝きを増していきます。
あたたかな陽光を感じるようなテキスタイル。
大きなチェック柄の生地の上に、
光の粒が連なるようなストライプ柄を重ねました。
小さな刺繍の粒が集まって、円を成す図案。
「ミナ ペルホネン」で長く生き続ける
スタンダード柄のひとつです。
「piece,」は抽選販売の商品です。
お申し込み方法は、2月1日に各商品のページにてご案内いたします。
2016年2月1日(月)午前11時~2016年2月15日(月)午前11時