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LIFEのBOOK ほぼ日手帳 2017

LOFT手帳部門12年連続NO.1

ほぼ日手帳 2017

「世界中に、ほぼ日手帳仲間がいる。」エイプリルさん&エステルさんの手帳

知らない街を旅するときには、
SNSで呼びかけて、ほぼ日手帳ユーザーを集めた
ミーティングを開いているという、
台湾出身のエイプリルさん。
この冬、日本旅行中に泊まっていたのも
初対面のほぼ日手帳ユーザー、
エステルさんの家でした。
どうやらふたりには、
世界中に「ほぼ日手帳仲間」がいるようです。
初対面の人と手帳の話をするのって、どんな感じ?
どうして、世界中で友達が作れるの?
海外のユーザーさんにとって、ほぼ日手帳はどんな存在?
世界の人たちがどんなふうに楽しんでくれているのか、
ふたりに話を聞きました。

profile

エイプリル・ウーさんApril Wu

台湾出身、タイ・バンコクで育ち、
現在はアメリカ・ボストンの大学に留学中。
ブログ
インスタグラム「Penguins Creative」
ほぼ日手帳を使った投稿をアップしている。

エステル・モリナさんEsther Molina

スペイン・バルセロナ出身、
12年前から日本に在住。
ラジオレポーター、アナウンサー、
スペイン語教師などを務める。
インターネット上のほぼ日手帳グループや
ユーザーミーティングに、
積極的に参加している。

前編ほぼ日手帳を使っている人は、
みんないい人!?

ーーーー
今日は来てくださってありがとうございます。
エイプリル
ほぼ日のオフィスにいるなんて、夢みたい!
エステル
本当にうれしいです。
ーーーー
まず、ふたりの出会いを聞いてもいいですか?
エステル
私がエイプリルの投稿を
Facebookのグループ「Hobonichi Users」で
見つけたのがきっかけでした。
エイプリルの手帳が、ものすごく素敵で。
私からメッセージを送って、
チャットをしているうちに仲良くなったんです。
だからこの出会いは、ほぼ日手帳のおかげ!
エイプリル
本当にね。
「私が日本へ行ったら、遊びにいってもいい?」って
チャットで聞いたりして。
今回の日本滞在でも、
エステルの家に泊めてもらっているんです。
エステル
エイプリルが日本に来るっていうから
「うちに泊まって」と招待したんです。
お互い、まだ会ってなかったんだけど!
エイプリル
私のお母さんなんて
「だいじょうぶなの? 知らない人でしょ?
 悪い人かもしれないじゃないの」って(笑)。
エステルのお母さんも同じこと言ってたよね。
エステル
そうそう。でも私はこう言ったんです。
「いいえ、だいじょうぶ! 
 だって彼女はあんなに素敵な絵を描くんだから。
 それに、ほぼ日手帳を使っている人は、
 絶対みんないい人なんだから!」って。
一同
(笑)。
エステル
私たち、前世で姉妹だったのかもね。
エイプリル
そうかも。
駅ではじめて彼女を見たときは、本当に興奮しちゃった。
エステル
私のまわりで
ほぼ日手帳を使っている人には
共通の何かがある気がするんです。
みんなきちんとしてて、感じがよくて、
アートやデザインが好きで。
エイプリル
それに、クリエイティブで!
Facebookのグループ内でも、
みんな、ほぼ日手帳をスケジュール帳として
使い始めるんだけど、
最終的には絵を描くようになるんです。
まるで、ほぼ日手帳が私たちの内面にある
「こどものこころ」を解放してくれるみたいな感じかな。

世界中に、ほぼ日手帳仲間がいる。

エイプリル
私が出会った、アメリカのFacebookグループの
ユーザーは女性が多くて、年齢は30~50代ぐらい。
彼女たちは、毎日のページに
「自分のことを書くためのスペース」がある
というのが好きなんです。
ほぼ日手帳のページが、私たち一人ひとりを
手帳の世界にいざなってくれているんだと思うんです。
ーーーー
台湾やアメリカのユーザーさんにとって
ほぼ日手帳って、どんな存在なんでしょうか?
エステル
すごくユニークな手帳ですよね。
エイプリル
私はほぼ日手帳の「LIFE」というアイディアが好きです。
「どんな日も、あなたにとって、なにか特別なんですよ」
という考え方ですよね。
それから、「ほぼ日」というブランドやいろんな記事も。
日本語はわからないけど、
漢字やカタカナも、読めるようにがんばってます。
ーーーー
日本に興味を持ってもらえてうれしいです。
エイプリルさんのブログやインスタグラムを見てると、
いろんなところで
ユーザーミーティングを開いていますよね。
エイプリル
アメリカ、台湾、日本でやりました。
今は、アメリカに住んでいるのですが、
まだ知らない街を訪れるときは、
Facebookの「Hobonichi Users」に投稿して
ミーティングをしようと呼びかけるんです。
カフェで集まるんですが
みんな自分の手帳や文房具を広げるから
かなり大きなテーブルが必要なんですよ。
ーーーー
知らない街で、知らない人たちと
そんなふうに会えるなんて、社交的ですね。 
緊張する気持ちはないんですか?
エイプリル
やってみたら、まったくなかったんです。
みんないい人で、
嫌な人に一度も会ったことはないんですよ。
みんな最初はちょっと緊張していても、
ほぼ日手帳を広げるとすぐに
シャイな感情は吹き飛んじゃう。
エステル
ユーザーミーティングをしていて
いやな人に会ったことはありません。
いい思い出ばっかりなんです!
ーーーー
ユーザーミーティング以外でも、世界中で
ほぼ日手帳仲間を作っているんですよね。
どんな国の人たちですか?
エイプリル
本当にたくさんです。
フランス、スペイン、ドイツ、イングランド、
南アフリカ、オーストラリア、スイス、ブラジル、
タイ、マレーシア、シンガポール、香港、中国‥‥
数え切れない!
ーーーー
そんなにたくさんの国にお友達が!
うらやましいです。

水彩絵の具は、自分でカスタマイズ

エイプリル
私のインスタグラムのアカウント経由で
メッセージを送ってくれるかたが多いんですが、
たくさんの人といっしょに話すのは本当に楽しいです。
だいたい「どんなペンを使っているの?」とか
「ほぼ日手帳には、どんな万年筆がおすすめ?」みたいな
質問から始まりますね。
エステル
私たちの最初のやりとりもそれだったね!
エイプリル
私は水彩絵の具も使っているんですが、
みんな、紙がしわにならずに
どうやって描いているか、興味があるみたい。
エステル
スケッチブックに比べて
ほぼ日手帳の紙は繊細に見えるから、それが心配なのかも。
だから、誰かがほぼ日手帳に
水彩絵の具で描いているのを見ると
「どうやって描いたの?」って。
そして最後には、ほぼ日手帳を持っていなかった人も
使うようになるんです!
ーーーー
見ているだけで、まねしてみたくなりますね。
エイプリル
みんな、本当に文房具が大好きですよ。
万年筆や文房具の話で、みんなで盛り上がります。
エステル
私、ほぼ日手帳用の
コンパクトな水彩絵の具セットがほしくて、
自分で作ってみたんです。

薄型の缶とボタンのパーツを使って手作りした、
エステルさんの携帯用水彩パレット。
ここに好きな色の絵の具を絞って入れておき、持ち歩いているそう。
あわせて携帯している筆は、水が入った柄の部分を押すことで
少しずつ水を出しながら使える「水筆」。

ーーーー
わあ、すごい。
エステル
チューブ絵の具がお気に入りなので、
しぼって、ここに入れています。
すごく発色がよくて明るくて、
水も少しだけでいいから、ページもしわにならないんです。
エイプリル
私の絵の具セットはこれ。
すごく薄くて、ちょうどいいサイズなんです。
アメリカでは、Altoidというミントのカンを
使っている人が多いんですよ。

エイプリルさんが持ち歩いている水彩セット。
こちらも、自分で手作りしたもの。
キャップつきの筆と、水入れ用のビンも必携品。

エイプリル
筆を洗う水を入れるのに、
おばあちゃんの薬のビンを使っているんです。
だから、薬の飲み方が書いてあるでしょう。「食後に2粒」。
一同
(笑)。
(つづきます)