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LIFEのBOOK ほぼ日手帳 2017

LOFT手帳部門12年連続NO.1

ほぼ日手帳 2017

「世界中に、ほぼ日手帳仲間がいる。」エイプリルさん&エステルさんの手帳

後編日本の文化を感じられる手帳

エステル
(エイプリルさんのほぼ日手帳を見ながら)
すごく分厚いね!
私の手帳はごちゃごちゃなんだけど、
あなたのレイアウトとデザインはほんとに素敵。
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最初のほぼ日手帳から、スタイルがあまり
変わっていないみたいですね。
エイプリル
私なりのスタイルを考えてみたんです。
スケッチしたり、日記をつけたり、あとは
気になったフレーズを書き写すのも好きです。
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エステルさんの手帳もすごく素敵です。
日本語版を使っているのはなぜですか?
エステル
日本語版は24時間の時間軸があって、
ページもカラフルで好きなんです。
日本の七十二候や祝日も載っていたり、
後ろのほうにあるおまけページも好き。
いつか、おまけページが読めるようになりたいんです。
私は日本暮らしも長いし、日本語の会話はできるのに、
仕事でスペイン語か英語を使ってしまって、
読めないので。
今年の大きな目標はそれかな!
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七十二候を知っているなんて、
日本の文化に詳しいですね。
エステル
ありがとうございます。
私は、NHKのスペイン語のラジオ番組で
日本の文化や日常生活をレポートする仕事を
しているんですが、
2014年に、ほぼ日手帳などの日本の手帳を
日本の文化として紹介したんです。
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そうなんですか!
ありがとうございます。

なんでもない言葉が、おもしろい

エイプリル
Facebookのグループで、
「日々の言葉」を英語に翻訳している人もいるんですよ。
訳し方も上手なんです。
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「日々の言葉」を翻訳するのは、すごく難しいですよね。
なかには詩のような言葉もあるし。
エイプリル
そうなんです。
今年の手帳のなかで
猫が小説を書かせてくれない、みたいな言葉が
ありましたよね。
エイプリル
でもこれ、英語で読むと
意味がはっきりとわからなかった人もいたみたい。
書かれていない部分を読み手に推測させるところに、
日本の文化があるんですよね。
この場合でいうと、
机で仕事をしているときに
じゃまをしにくる猫への愛情‥‥。
でも、それは文に書かれていないから、
わからなかったんだと思うんです。
ーーーー
そうですね。
書かれてはいないけど、町田康さんが
仕事をじゃましたがる飼い猫のようすを
いとおしいと思っている気持ちが
読み取れますね。
エステル
猫を飼っている人なら
書いていなくても
すぐわかるんですけどね(笑)。
エイプリル
そんな「日々の言葉」が、
ほぼ日手帳の魅力ですよね。
気まぐれな言葉だったり
おもしろい出来事だったり、
インスピレーションをくれたり、
モチベーションを上げてくれたり。
私は、この猫の言葉みたいな、
なんでもない、ふつうの生活に関する
言葉がおもしろいなって思うんです。

1日ひとつの「ホボニチチャレンジ」

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ほぼ日手帳は、いつもどんな時間に書いていますか?
エイプリル
夜が多いですね。ときどき朝にも。
週末は友達といっしょに、
コーヒーを飲みながら書いたりもするし、
5時間ぐらい書いていることもあります。
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どのページも素敵ですね。
エイプリル
子どものころから落書きするのが‥‥
特にペンギンの絵を描くのが大好きだったんです。
だからインスタグラムやブログのアカウント名も
「Penguins Creative」にしているんですけど。
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ええ。
エイプリル
アメリカに留学してからは、
毎日ほぼ日手帳を描いているうちに
いろんな絵の具や筆記具を使うようになったり、
街のスケッチをするようになったり‥‥
より絵を真剣に描くようになっていったんです。
ほぼ日手帳が、私のクリエイティブな世界への冒険に
連れていってくれたんですよね。
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うれしいエピソードを、ありがとうございます。
エイプリル
1年前ぐらいからは
アメリカ、ドイツ、シンガポールなどの友人たちと
「#hobonichichallenge」も始めました。
1日ひとつ、あらかじめ決めておいたテーマの絵を
ほぼ日手帳などに描いて
インスタグラムにアップして、見せ合うんです。
今では、アメリカでけっこう大きな
コミュニティになっているんですよ。

エイプリルさんが仲間とともに楽しんでいる
「#hobonichichallenge」。
「11月1日:お気に入りのホットドリンク」「11月2日:りんご」など、
毎日のお題には、絵に描くと楽しい、季節のテーマやものを選んでいるそう。

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すごい。みなさんで独自の楽しみ方も
考えてくださっているんですね!

ほぼ日手帳を続けている理由

エステル
ほぼ日手帳には日本以外にもたくさんのファンがいます。
海外の人はたいてい、最初に手帳とカバーを買うんだけど、
ほぼ日のサイトを見ているうちに、
いろいろ文房具も買うようになって‥‥
みんな、ほぼ日ストアで何度も注文して
「今度はこれを買ったよ」みたいに
SNSにアップしていますよ。
エイプリル
海外では2015年ぐらいから
ますます盛り上がってきている気がします。
今、グループのメンバーも増えてきているし、
YouTubeでは、届いた箱を開けるところから
ほぼ日手帳の解説をしている動画があったり、
アメリカでは、手帳を書いている手元の映像を
30分ぐらい撮ってアップしている人がいたり。
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毎日書き続けられるモチベーションは
どこからくるんでしょう?
エイプリル
ほぼ日手帳を始めた2015年は、
台北で仕事を探していたときだったから、
やることがいっぱいで。
どこかに書きつけていなければ
毎日が捨てられていく‥‥みたいな感じだったんです。
そして今はボストンで勉強しながら、
すばらしい経験をできているから、
この瞬間を、ずっと捨てたくない。
ほぼ日手帳に、20代の思い出を残しておきたいんです。
私が何をしたかすべてを見返せるように。

エイプリルさんの2015年の手帳には
台湾でのイベントで会った糸井重里の書き込みも。

エステル
私の場合は、忙しい仕事を
うまくスケジューリングしたいと思って
ほぼ日手帳を始めたんです。
紙に予定を書き出すことで、
やるべきことを忘れていないか
心配しなくてすみますよね。
今も、忙しくて絵を描く時間がない日もあります。
反対に、気がつけば
絵を描き始めちゃっている日もありますけど(笑)。
ーーーー
これから先、おふたりの「ほぼ日手帳ライフ」は
どうなっていくのでしょう?
エステル
私はTraveling Hobonichiが楽しみです。
今ちょうど、2017年のTraveling Hobonichiが
私の手元にあるので持ってきたんです。
このあとヨーロッパとアメリカを回る予定なんですが
ほぼ日のスタッフの方にも
書き込んでほしいと思って!

エステルさんが参加している2017年の「Traveling Hobonichi」。
メモページには、メンバーに向けたエステルさんの自己紹介が。
2015年版のTraveling Hobonichiについてはこちらからどうぞ。

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ありがとうございます。
私たちも書き込ませていただきますね。
エイプリル
私は、今年から「アーバン・ジャーナリング」を始めたんです。
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アーバン・ジャーナリング?
エイプリル
いろんな人たちが日記やスケッチブック、ノートを
どんなふうに書いているのか、
その違いを研究していきたいんです。
ウェブサイトを作って、ユーザーミーティングを開いて、
動画を撮って‥‥ということを続けていく予定です。
もしアメリカでほぼ日手帳のイベントを開くときは、
ぜひ、教えてくださいね!
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もちろんです!
今日は、ありがとうございました。