わたしのおすすめ「ローカルごはん」は、
「すがきや」の肉入ラーメンです。
カップ麺の印象が強いかもしれませんが、
名古屋人にとって、
ショッピングモールなどに入っている
すがきやのラーメンはソウルフード。
高校生たちは学校帰り、
マックに寄る感覚で、すがきやに行きます。
肉入ラーメンが300円台なのも感涙モノ。
実家に帰ると必ず食べに行きます。
そして、「コンパル」のみそカツサンド。
名古屋に複数店舗のある昔ながらの喫茶店。
みなさんはエビフライサンドを推すでしょうが、
ここはどうしてもみそカツサンドで行きたい！
カリッと揚がったカツに濃厚なみそ、
それが温かいトーストに挟まれています。
店内で真っ黒なコーヒーと味わうのもよいですが、
持ち帰りで買い、新幹線で楽しむのもなかなかです。

迷いますねえ‥‥むずかしいんですけど、
地元に帰ったとき自分が食べたくなるのは、
「こまどり」という
ラーメン屋さんの、餃子。
地元の人は、みんな大好きです。
そして、ソウルフードという言葉で思いつくのは、
「みかづき」の「イタリアン」。
イタリアンと言うけれど、パスタではない。
ちょっと味のついた茶色いうどんの上に
ミートソースっぽいものがかかったもの。
端にしょうがものっていて、
ノーマルなものと、ホワイトソースのものと
カレーソースのものが定番です。
なんとも説明しにくいのですが、
県民はみんなこれで育っています。
うちの母親いわく、昔はこのメニューが
最高にハイカラだったらしいです。

これといったローカル飯はないのですが、
松戸はラーメン激戦区！　ラーメン大好き！！
個人的なおすすめ店は「みはる」と
「まねき」。
「みはる」はまだ松戸＝ラーメンの
イメージがない頃に人気が出て、
千駄堀の奥地から病院近くに移転した人気店。
トンこく醤油ラーメンは
こってりですが癖になります。
一方「まねき」は、大人の胃にも優しい
煮干し出汁系のラーメン。
美味しさがどんどん進化しているのもすごいです。
あと、大好きな地元のおいしいものといえば
「ツオップ」のパンかな～。
行列の絶えないパン屋さんなのですが、
カレーパンはとくに人気でいつも焼いてます。
地元に帰るときは、絶対に立ち寄ります。

両国出身なのですが、おすすめは、ちゃんこ！
とくに好きなお店は「ちゃんこ大内」。
ただの鍋じゃん、と思っていると大間違い。
出汁のとり方がお店によって違うのですが、
家では真似できない味なのです。
もと横綱が開いた店や、
有名力士の親族のお店などさまざまで、
店の内観も座敷席からモダンなところまで。
いろいろな店で食べ比べてみると、
いっそう深くたのしめます。
あとは明治20年発祥、人形町にある
「玉ひで」の元祖親子丼もぜひ。
常に行列のできる名店の親子丼です。
ごはんにのったリッチな卵のふわふわ、
とろとろ具合が絶妙で、ふつうの親子丼とは
ひと味もふた味も違うなあと感動するはずです。

静岡出身です。いちおしは、炭焼きレストラン
「さわやか」のげんこつハンバーグ。
牛肉100％のハンバーグで、
中が赤い状態が食べごろです。
オニオンソースとデミグラスソースから選べます。
チェーン店のファミレスなのに、
女優の長澤まさみさんやももいろクローバーＺの
百田夏菜子さんなど静岡出身のファンも多く、
最近では、東京からわざわざ
食べに行く人も増えているようです。
そして、静岡といえばもうひとつ、
「どんどん」のハッピーグルメ弁当。
持ち帰り用弁当のチェーン店ですが、
「いま話題のハッピーグルメ弁当といえば？」
「どんどん？」「おめでとう！」という
名作ＣＭが、20年以上流れていることでも有名。
県民なら誰もが知っているであろうお店です。

そうですね‥‥ぱっと思い浮かぶのは、
山口市の「亀山食堂」のラーメン。
塩味あっさり系のストレートな細めんで、
なつかしくておいしいソウルフード。
ちなみにここはチャーハンもおいしい。
あと、ソウルフードという感じじゃないですが、
帰ったときに必ず食べたいのは、
周南市の「鐘楼亭」のにぎり寿司定食。
魚や貝や海老などがとても新鮮でピチピチしていて、
訪れるたびに「地元はいいなあ」と思います。
この店に限らず、山口に旅行する人たちには
やっぱりまず新鮮な魚介を食べてほしい。
せっかくだからもうひとつ‥‥絞るのが難しいですが、
「ウニの瓶詰」でしょうか。
わりといろいろな土産物屋さんで売ってますが、
あたたかいごはんにのせて食べると
おいしくて、ごはんがどんどんすすみます。

香川ではやっぱり「うどん」を食べてほしいです。
うどん、うどん、うどん‥‥
とにかく安く食べられますし、
たくさん食べ方があるから、毎日でも飽きません。
お店も多いのですが、当たり外れがあるので、
ネットで調べて行ってみてください。
おいしいのは、田んぼの真ん中に
建っているような素朴なお店。
また、うどん屋にはかならずおでんがあるので、
うどんができるのを待つあいだ、
ぜひ「おでん」も食べてください。
甘いみそと辛子をつけて食べるのですが、
魚のすりみを揚げたものなど、とてもおいしいです。
あと、地元のソウルフードといえば、
「一鶴（いっかく）」というお店の、
骨付鳥と鳥めし。
スパイシーな秘伝のたれにつけこんであって
ビールにとってもよく合います。

ローカルごはん？　うわぁ、難しい‥‥。
地元に帰ったときに絶対たべるのは
「551蓬莱」の豚まんに、たこ焼き、
いか焼き、ねぎ焼き？ 粉もんばっかり。
でも「ローカルごはん」として３つ絞るなら
‥‥ええと、まずは「風月」のお好み焼き。
全国チェーンですが、行くなら鶴橋本店。
お店の人がぜんぶ焼いてくれるんですが
もう、とにかくおいしい。
なんだろうなあ、風月の味なんです。
あと、心斎橋にある「川福」のうどん？
これもほんとうにおいしい。
あと、ずっと食べられてないけど
食べたいな、と思っているのが、
「天下茶屋の商店街で売っている
コロッケ」。
いや、でも、大阪のおいしいもの、
まだまだほんとにたくさんあるんですよ。

ローカルフード、なら
やっぱり「沖縄そば」だと思います。
帰省したら、ぜったい食べるもののひとつです。
家族で気兼ねなくいけるのも、
沖縄そば屋さんのポイントだと思います。
うちの子どもも大好きなんです。
ソーキそばのようにこってりどっしりしたものより、
三枚肉、かまぼこ、ねぎが入ってる
オーソドックスな沖縄そばが好きかな。
ここの店と決めていくのもいいけれど、
遠出した先の、地元感あるそば屋に
入ってみるというのもおすすめです。
ちなみに宮古島に行くなら、
ぜひ「古謝そば屋」へ。
ぼくのいとこがやってるナイスな宮古そば屋です。
縮れていない平打ちの麺と、
あっさりした上品なスープがやみつきになりますよ。

北海道も広いのですが、わたしは旭川なので、
ローカルごはんは「しょうゆラーメン」。
昭和からやっているような古いお店もあって、
そういうところのあっさりした味の
しょうゆラーメンがおいしいんです。
あとは、やっぱりジンギスカンかなあ‥‥。
ジンギスカンは、味がしみしみになった野菜を
たっぷり食べられるのがいいところ。
旅行で来たかたなら、スーパーで
タレに漬けられた一口サイズのラム肉が
たくさん売られているので、
それを買って帰るのがおすすめです。
あと、あまり知られてないと思うのですが、
「山わさび」という白いわさびがあって、
それをすりおろしたものを
ごはんにかけて食べると、超おいしい。
ぜひためしてみてください。

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