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LIFEのBOOK ほぼ日手帳 2017

LOFT手帳部門12年連続NO.1

ほぼ日手帳 2017

「乗組員の親」の手帳を見せてもらいました。お父さん、お母さん。ほぼ日手帳になにを書いていますか?

じぶんのお父さん、お母さんは
手帳や日記にどんなことを書いているんだろう。
なんとなく知っているつもりでいたけど、
実は見たことなかったかも‥‥。
ある日の手帳チームミーティングでの
そんな雑談をきっかけに、
「親子でユーザー」という乗組員が
お父さん、お母さんとあらためて
「ほぼ日手帳」の話をしてみたら‥‥?
親の意外な一面が見えたり、
参考になる使い方をしていたりと、
それぞれ、ちいさな発見があったようです。

ほぼ日手帳を家族や親戚に
おすすめしたり、プレゼントして、
「いっしょに使っています」という、
うれしいメールや声を、いただくことがあります。
乗組員のなかにも、毎年の手帳を
両親にプレゼントしているという人もちらほらいます。

わたし(手帳チーム・コマタ)もそのひとりなのですが、
ある日の、手帳チームの会議で
こんな話題になったんです。

「お父さんやお母さんがほぼ日手帳を使っていても、
お互いどんなことを書いているかは
あえて言わないし、中身も見せ合ってないかも。
職場や友人、ほぼ日手帳仲間とはやるけれど、
家族の前では、恥ずかしくてやらないかもね」

いまやインターネットで、
世界中の人の手帳の写真を見たり、
コメントを送りあうことができるのに、
家族の手帳は見たことがない人も多いのかもしれません。

みなさんは、どうでしょうか?

(わたしは、まったくそのとおりで、
母が熱心に、手帳になにかを
書きつけている姿は見るけれど
何を書いているのか、知りませんでした)

そのあと、ミーティングでは、
こんな話にもなりました。

「何を書いているかはわからないけど、
なんとなくたのしんで書いているみたいだし、
家族で、同じ『ほぼ日手帳』を使っているという安心感と
なぜだかちょっとだけ、うれしい気持ちもあるよね」

ほぼ日手帳を家族で使うときの
「ちょっとだけ、うれしい気持ち」って何なんだろう?
数名の乗組員に声をかけ、
ほぼ日手帳を使っているお父さん、お母さんに、
あらためて、手帳を見せてもらうことにしました。

まずは、ここ5年ほど
両親に手帳をプレゼントしているという
乗組員のいのうえに聞いてみます。

いのうえ

父は、これまでまったく手帳や日記を
使ったことがなかったのですが、
5年前に母が使いだしたのを見た父が
すごくうらやましそうにしていて‥‥
なので、翌年父にもプレゼントしました。

父は毎日、朝起きてすぐに
「昨日あったこと」を書いているようです。
5色ボールペンを使って、
行によって色を変えながら
日記を書いたりしているみたいです。

今まで父には「絶対見ないように!」と
言われていたのですが、
今回の取材の話をもちかけたところ、
「いいよ」と、こころよく協力してくれました(笑)。
日記をきれいに書いていて、意外でした!

母は、weeksを家計簿や献立メモに、
オリジナルには家に置いて日記を書いたり、
チケットや地図を貼ったりと使い分けています。
たまに、たのしそうに書いているところを
見かけたりしますね。
「方眼で書きやすくて、急いでるときでも
字が曲がらずに書けるのがいい」

のだそうです。

また母には、ほぼ日手帳をはじめて少ししてから
「ほぼ日手帳公式ガイドブック」をちらっと見せたんです。
それを見て「手帳に何かを貼ってもいいのね」と、
参考になったみたいでした。

ちなみにいのうえ
ここ数年、お父さんやお母さんが
自分では選ばないような
「MOTHER2」の手帳や、少し派手なデザインのものを
あえてすすめているそう。
ご両親も、それを気に入って使ってくれるのだとか。
そんな家族でのやりとりも、いいなあと思いました。

次はひらのに聞いてみます。
年に数回、実家への帰省はするものの、
お母さんの手帳の中は、見たことがないそうです。

ひらの

母は趣味が男っぽくて
「PORTER」のブランドが大好き。
ことしのカバーも「ツールポケット」にしてました。
2冊使いで、オリジナルは家に置く手帳として、
weeksは持ち歩き用にしているようです。

手帳発売直後は
「ことしのカバーを何にする?」とか
いろいろ相談や報告をメールで送り合うんです。
今回、はじめて母の手帳を見ましたが、
カバーのチョイスだけでなく、
書き方も、けっこう男っぽいなと(笑)。

オリジナルに書いてある
「C2-3G」などの文字は、応援している
ジャイアンツの結果(笑)。
weeksは、
左ページにスケジュールを書いて
右ページを家計簿にしていました。
「マスがあるので、ずれずに書けるのがいい。
あと、紙質と感触も好き」と言っています。

僕が家を出て10年になり、母が毎日、
家でどう過ごしているのかはわからないんですが、
「手帳を書く」っていう、
「毎日続けていること」があるのは
すごくいいなあと思うし、安心できる気がします。
勤め先の人と、ほぼ日手帳の話題で盛り上がり、
いっしょに買った、という話も聞きました。

毎年「PORTER」のカバーを
選んで使っているひらの
そして野球ではジャイアンツを応援するひらの
なるほど、お母さん譲りだったのね~。

そして、ここ数年
両親が好きそうなカバーを選んで
プレゼントしているというサユミ
サユミはふだんから、帰省したときに
両親の手帳を見せてもらったりしているそうです。

サユミ

weeksを使っている父は、
仕事のスケジュールを左ページに、
プライベートのスケジュールを右ページに書いています。
後半の方眼ノートページには、
会議や打ち合わせの内容をメモしたり、
買う本、訪ねたい名所旧跡、
行きたいラーメン屋などを書いているそうです。
「頻繁に物をなくすので
weeksにペンをさすバンドが必須」と言っていました。

以前、営業先の会社で手帳を出したところ、
担当者が「それ、ほぼ日ですね!」と声をかけてくれて、
話がはずみ、営業がうまくいったこともあるそうです。

母は、カレンダーと同じほうが使いやすいということで
オリジナルの日曜始まりを使っています。
お茶とお花の先生をやっているので、
お茶会の予定や記録などと、
日常のスケジュールをまとめて書いている感じです。
「1日の時間帯に沿って書けるので
後日見返すときに、思い出しやすい」のだそうです。

お父さんの営業先でのエピソード、
なんて素敵なんでしょう!
それから、実はサユミのお母さんと、
いのうえのお母さん、偶然ですが
おふたりとも、カバーがリバティでしたね!

最後に、こちらはコマタの母の手帳です。
11月生まれなので、
昨年、誕生日プレゼントをweeksにしました。

日々の予定や日記を書いているのかと思っていたら、
右側のページには、読んだ本や絵本のタイトルがずらり。
ちょっとした読書ノートにもなっていて、
「白いページにも
こんなにいろいろ書き込んでいるんだ」と驚きました。

(ちなみに私は、白紙ページもけっこうあります)

他にも、本に出てきた挿絵のスケッチをしていたり、
後半のメモページには新聞の切り抜きを貼ったり、
旅行で買ったお土産リストを書いていたり。
たのしそうに使っているなあと思いました。

今回見せてもらった手帳は、
誰かに見せるために書かれたものでもなく、
とくべつな使い方をしているというものでもなく、
ただただ、ふつうの毎日のことが書かれた手帳。
でも、どのページからも、たしかに、
書いている人の人柄が感じることができたのが
とてもおもしろかったです。

もうすぐ年末。
これから実家に帰ったり、
家族で集まったりするという人も
いらっしゃるかもしれません。
ご両親もほぼ日手帳を使っているというかたは、
手帳を見せあいながら、
日々の出来事を報告したりすると、
家族のちょっと意外な一面が
見えるかもしれませんね。

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