3記録を続けるうれしさ。
- ――
- 川村さんは、ダイエット企画に
参加されることもありますよね。
体重などの管理も記録されていますか。
- 川村
- 記録してますね、毎日。
リーディングダイエットが流行った時は、
食べたものをメモしてました。
これを食べたら、これだけ太るとか。
これを食べなかったら、これだけ痩せるんだとか。
意外と、ポテチを食べても太らなかったりして。
- ――
- えっ、そうなんですか? ちょっと意外です。
- 川村
- 私がダイエットをして行き着いたのは、
「楽しい食事は太らない」っていうところです。
- ――
- それ、いいですね。
- 川村
- 「あっ、もう何グラム入れたから」って気にしすぎたって、
そりゃ、食べた分だけ増えるのは当然ですから。
そうじゃなくて、次の日の朝に、
どれだけの体重になっているかが重要なんです。
- ――
- 毎日、朝と夜に体重をはかっていたんですね。
- 川村
- そうですね。
夜に体重をはかってましたけど、
朝の体重が一番軽くてテンション上がるんで、
朝にはかるほうが好きです。
今はもう、携帯アプリで記録していますけど、
それまでは手帳に体重を書いていました。
これとこれを食べたとか。
お肉はいい、炭水化物は控えめでとか。
- ――
- たくさんの人に見られる仕事ですしね。
普段から気にされて食事をしていますか。
- 川村
- ええ、わりと気にしながら。
でも、食べることは大好きなんです。
お友達と「食いしん坊クラブ」をやっていて、
おいしいものを食べに行こう、という会があって。
このお店に行った、ということも手帳に書きます。
- ――
- 風呂なしアパートに住んでいた頃、
おいしいものを食べたいっていう
欲求はどうしていたんですか?
- 川村
- バイト先の焼き鳥屋さんで、
まかないご飯が出るので、すごく助かりました。
あと、「おつかれの1杯」といって、
1杯だけ、好きな飲み物を飲めたんです。
だから、1杯だけ飲ませてもらって。
- ――
- ああ、それは助かりますね。
ふだん、「ほぼ日手帳」に書かれているのは、
仕事も、プライベートも、どちらもですか。
- 川村
- 私は両方書いてますね。
本当はお相手がいたら話したいような、
どうでもいい気づきを書いておいたり。
ひとことメモみたいなことを書いてます。
- ――
- Twitterへの投稿もしないぐらいの、
どうでもいいレベルで。
- 川村
- そうそう、そうそう。
手帳に書いてあることでいうと、
自分が思う「ブスの恋愛術」みたいなこととか。
「ブスは出歩け」とか、書いてますね(笑)。
- ――
- 「ブスは出歩け」。
- 川村
- 「かわいい子は歩いているだけで
恋愛が転がっているけれど、特にかわいくない子は、
とにかく自分から出歩かないと恋がない」とか。
あと、「恋愛のルールは人には当てはまらないから、
話してもしょうがない」とか。
- ――
- カバーにはさんである袋は?
- 川村
- これは、シールです。
手帳に貼ったりするのが好きで、
いっぱい貼ったりするのが好きなんです。
- ――
- あっ、かわいいですね。
貼っている日に何かがあるとかではなく?
- 川村
- シールは、デザイン重視で。
- ――
- あっ、かわいい。
- 川村
- 改めて見返してみると、
こんなことしていたんだ、
こんなこと考えていたんだって、おもしろいですね。
もっと、自分が思ったこととか
ちゃんと書いていこうって思いました。
- ――
- ちょっとしたひとことがあるだけでも、
嬉しいですもんね。
今年の手帳に書いたことで、
何か印象に残ってることはありますか。
- 川村
- 今年書いたことか‥‥、何かあったかな。
あっ、「無駄口を叩かない」って書いてあります。
「言葉を大事にしよう」って書いてある。
今年の2月13日に書いていたことで、
大喜利の収録の日に思ったみたい。
「言葉を大事にしよう。人間性が滲み出る」
と書いてありますね。わあっ、恥ずかしい‥‥。
- ――
- ちょっと照れちゃうぐらいの目標は、
本心で書かれている感じがしますね。
- 川村
- あっ、占い師さんに
見てもらったときのことも書いてありました。
「外には出たほうがいい」って。
「恋愛、妥協は違う。合わせられる人がいい。
春から秋にかけて出会いがある」。
- ――
- 春から秋って、けっこう長いですね。
- 川村
- いや、まだ秋が残ってます。
- ――
- もう秋が来ちゃいましたよ。
- 川村
- うわっ、そうだ。どうしよう‥‥。
手帳には、占い師さんから言われた
恋愛のアドバイスも書いてあります。
「ちゃんと、ありがとうございます。
感謝の気持ちを、きちっと伝えられるようにする。
人に花を持たせる」って。
すごくよく当たるって言われる占い師さんで、
年に1回、年の始めに見てもらうのが好きです。
引っ越しの時期を相談したりとか。
- ――
- 言われたことを書いておくと、
後で振り返られますしね。
- 川村
- 人から言われたことを文字にすると、
自分の中の「染み込み率」が違う感じがします。
いま読み返してみても、
たしかにそうだなあと思うし。
- ――
- いいですね。
ことあるごとに、読み返してみると。
- 川村
- 今はスケジュールがメインになっていますけど、
改めて、思ったこと、感じたことを
書いておくといいなと思いました。
「アイスコーヒーおいしかった」でもいいから。
手帳の1月12日に「久しぶりのサイクリング、
とっても走りやすく最高でした」って書いてあるけど、
そういうのもいいなって思いました。
- ――
- いいですね、ぜひ書いてみてください。
今日はお時間をいただいて、
ありがとうございました!
- 川村
- ありがとうございます。
また何か、よろしくお願いします。
こけしのこととか語ります。
私、いっぱい集めているので。
- ――
- あっ、本当ですか?
それはたのしみ。
- 川村
- はい。それではまた!
(たんぽぽ・川村エミコさんの
インタビューはこれでおしまいです。
川村さん、ありがとうございました!)
インタビューはこれでおしまいです。
川村さん、ありがとうございました!)