後編ほぼ日手帳カバー、完成!
段ボールアーティストの
Carton/島津冬樹さんにお渡ししたのは、
「ほぼ日手帳」をお届けするときに使う
段ボールの大・小を1枚ずつ。
まずは、ほぼ日手帳カバーから
作っていただけることになりました。
A6サイズの「ほぼ日手帳オリジナル」に
ぴったり合うような大きさのカバーです。
それでは、制作風景をご紹介します。
![](images/ph2_1.jpg)
まずは段ボールをカッターで開きます。
型どおりに作るのは慣れていますが、
手帳という形の決まったカバーを作るのは
意外と難しいんだそうです。
サイズがぴったりになるよう調整に気を使います。
![](images/ph2_2.jpg)
大まかに切った段ボールの上に
ほぼ日手帳をのせて、
完成形を想像しながら、
どの面を使うか検討しています。
![](images/ph2_3.jpg)
そのまま段ボールを折り曲げると
手帳カバーとしては厚すぎるので、
段ボールをすこし薄くします。
ライナー(段ボールの外側の紙)の
裏面に霧吹きをしてはがしていきます。
![](images/ph2_4.jpg)
段ボールのライナーが
ベリベリーっとはがれていくのが快感。
ワークショップを体験した人からも、
この作業が気持ちいいと好評です。
![](images/ph2_5.jpg)
段ボールの波模様の中芯を
木べらでつぶしてなだらかにします。
この木べらはワークショップの
参加者からプレゼントされたもので、
本来は砂糖菓子の和三盆づくりに
使われているものなんだとか。
![](images/ph2_6.jpg)
手帳の大きさにあわせて、
余計な部分を切っていきます。
「HOBONICHI TECHO 2019」の
ロゴを活用することにしたようです。
![](images/ph2_7.jpg)
カバーの裏面はこんな感じ。
両端を折り返したときに
のりしろになる部分を上下に残します。
![](images/ph2_8.jpg)
のりしろ部分に接着剤をつけます。
はみ出さないように気をつけて、
ゆっくり、丁寧に作業しています。
![](images/ph2_9.jpg)
ほぼ日手帳のサイズにあわせて折ります。
この時、折り返した内側を折り曲げて、
手を切らないための安全対策と、
端からの劣化を防いでいるそうです。
![](images/ph2_10.jpg)
じゃーん、ほぼ日手帳カバーが完成!
ここまでで約30分です。
手帳の大きさにあわせるため、
時間をかけて最終調整をしました。
![](images/ph2_11.jpg)
特製段ボールカバーの内側には、
名刺やチケットをはさんでおけます。
こう見えて、意外と機能的でしょう?
もう少し時間をかければ、
ポケットを増やすこともできますよ。
![](images/ph2_12.jpg)
まだ段ボールが余っているので、
手帳と相性のいいペンケースも
作っていただけることになりました。
![](images/ph2_13.jpg)
基本的な作り方は、手帳カバーと同じ。
段ボールの凹凸を
ローラーで平らにしてから、
霧吹きで濡らしてはがします。
![](images/ph2_14.jpg)
ペンケースの型があるので、
大きさをあわせて切ります。
手帳カバーと違って
サイズを自分で決められるので、
それほど難しくはありません。
![](images/ph2_15.jpg)
型どおりに切れたら、
ペンケースの形に折っていきます。
かなり細かい作業なのですが、
島津さんはおおきな身体を丸めて、
熱心に折り込んでいます。
![](images/ph2_16.jpg)
わわっ、ペンケースの底面には、
20周年記念デザインのおさるがいますよ。
形ができあがったら、
仕上げとしてスナップボタンを
ハンドプレス機で取りつけます。
せーの、ガッチャン!
![](images/ph2_17.jpg)
形を整えて、ペンケースの完成です!
コンパクトに見えますが、
ペンが3本入ってボタンで閉じられます。
![](images/ph2_18.jpg)
最後にもうひとつ、
手帳カバーとペンケースを入れる
バッグを作っていただけることになりました。
こちらも型にあわせて切るところから
スタートしていきます。
![](images/ph2_19.jpg)
バッグは内側の強度も強くしたいので、
表と裏とで、段ボール2面分を使います。
型にあわせて折っていきます。
ここでしっかり折っておかないと、
かっこいい形になりません。
![](images/ph2_20.jpg)
霧吹きをかけてベリベリーっと
めくられた段ボール。
ちなみに中央にある穴は、
箱にもともと空いていたものです。
バッグの形にしたときには隠れます。
![](images/ph2_21.jpg)
ほぼ日手帳の段ボールで
もっとも特徴的なのが、
毎年異なる言葉を印刷している
「セフティマッチ氏の言葉」です。
この言葉の活かし方がポイント。
![](images/ph2_22.jpg)
ハンドプレス機でボタンを取りつけます。
ボタンで開け閉めできるようにしたことで、
バッグとしてのクオリティが
ぐーんと上がった気がします。
![](images/ph2_23.jpg)
ほぼ日手帳の段ボールが生まれ変わった、
クラッチバッグの完成です。
段ボールの柄をうまく活かして、
かわいいバッグができました。
![](images/ph2_24.jpg)
ボタンを開けて中を覗くと、
内側に「セフティマッチ氏」の言葉が。
これは、開けるたびに嬉しい!
![](images/ph2_25.jpg)
大小の段ボールから、
ほぼ日手帳カバー、ペンケース、
クラッチバッグができました。
ほぼ日ストアでお買い物をしていただいた
みなさんにお届けしている段ボールから、
世界にひとつだけのアイテムができました!
![](images/ph2_26.jpg)
特製のクラッチバッグの中には、
ほぼ日手帳とペンケースを
収納することができるんです。
使い込むうちに柔らかくなって、
風合いも増していくそうですよ。
ほぼ日手帳の段ボールが生まれ変わって、
手帳のアイテム3点セットができました。
島津さんは国内外で展示や
ワークショップを開催していて、
お財布やカードケースなどを
作ることができるそうですよ。
機会があれば、ぜひご参加くださいね。
(ほぼ日の社内で乗組員向けにおこなった
ワークショップのようすを近日公開します)