「書く」って、なんだろう?
鉛筆と紙があればできる
とてもシンプルな行為でありながら、
誰かに思いを伝えたり、考えをまとめたり、
いま起きていることを未来へ残したり…
「書く」には、いろんな力がありそうです。
ほぼ日手帳2019では、
「書く」という行為にあらためて注目して、
書くことのたのしさや不思議さを
考えたり、おもしろがったりしてみようと思います。
この特集では、仕事やプライベートで
書く・描くことをしている十人のみなさんに
愛用の「書く道具」を見せてもらいながら
話を聞いたインタビューをお届けします。
十人十色の「書く」を、おたのしみください。
書くってなんだ?
「その場で書いておかないと忘れちゃうぐらい
どうでもいいことを書き留めておきたいんです。」
絵本作家、ヨシタケシンスケさんの左手から
キャラクターが生まれる瞬間を捉えました。
細かい現象の中に隠されている、
世界の秘密のようなものを探しているヨシタケさん。
絵を描く理由は、衝動に近いものでした。
プロフィールヨシタケシンスケ
1973年、神奈川県生まれ。
筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。
イラストレーター。絵本作家。
日常のさりげないひとコマを
独特の角度で切り取ったスケッチ集や、
児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、
多岐にわたる作品を発表しつづけている。
著書に『りんごかもしれない』『りゆうがあります』
『もうぬげない』など多数。