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ほぼ日手帳を、こどもたちに使ってもらう。
実は、これがスムーズにはすすまなかったんです。
学校から正式にアナウンスされる前に
PTAの方々からも了解をとらなければならない。
学校側から保護者会で
このプロジェクトについて説明があったとき、
「手帳をつけることが学校の成績となるのですか?」
「これは宿題のひとつなんですか?」
という、質問がたくさんあったみたいで、
ぼくらも保護者会の方々と意見公開などを
することになったんです。
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「これは課題なんでしょうか?
学校のカリキュラムなんでしょうか?」
って、聞かれてましたよね。
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「なぜ、『ほぼ日手帳』でないといけないのか、
他の手帳でもいいでしょう。」
という意見もありました。
「ほぼ日手帳」のことを
知らない保護者の方の視点にたつと、
それは、もっともな指摘なんです。
ですから、何度も「ほぼ日手帳」そのものについて
説明することになりました。
保護者会に来ていただいた方々には、
まずは「新たに宿題を増やすものじゃない」
ってことは理解してもらいました。
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―― |
カリキュラムではなく、
自由参加なことが肝ですよね。
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はい。自由参加で4月から始めようとなりました。
こうして、このプロジェクトが育っていって、
そのうち、生徒や保護者の間でも広まって
みんなが書くようになるといいですよね、と。
そして、ほぼ日手帳に記録していった子たちが、
うれしくなったらいいね、というスタートです。
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―― |
はじめから、「これをやろう」みたいなこととか
テーマにしていたことは、あるんですか。
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校長先生と「残す」ということを
テーマにしましょう。と話しました。
夏休み前に、レンズ付きフィルムを渡したのも
デジカメじゃなくてフィルムカメラじゃないと
いけない理由があって。
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ーー |
なんだろう。すぐに確認できないとか?
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二つ理由があって。
ひとつは校長先生は
スキューバーダイビングが趣味らしいんですね。
フィルムカメラの時代までは
プリントしてはアルバムに貼ったりしてたから
いまでも家族で見返すこともあるんだけど、
デジタルになってからは
たくさん撮った写真もPCの中に保存したままで
家族で見返すことは無くなった。
というエピソードがあって。
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ーー |
なるほど。写真をプリントして
「ほぼ日手帳」に貼ろうということですね。
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もうひとつは「残す」ときに
そのときの「自分の視点」も
残してもらいたかったんです。
レンズ付きフィルムだと、
ファインダーを覗かないと撮れない。
つまり、写真を撮るときに
そのときの視点がちゃんと残るんです。
「風景じゃなくて、視点を残すためにこれなんです」
っていうことだったんですよね。
この年の、夏の視点を残してほしくて。
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そう、枚数も限られてますしね。
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現像してプリントするのって
それなりにお金もかかるから
だいじに撮るかなと思いきや、
早い子は1日で撮りきってましたよ。
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―― |
ほんとですか。
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カメラを配って、僕らが帰るときには
「もう撮ってもうたでー」とかって。
製本ワークショップの映像の中にも
「校長先生の写真」を貼ってた子がいたけど、
その写真もレンズ付きフィルムを
渡した直後に撮った写真じゃないかな。
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―― |
これが7月、8月でしたよね。
今年の2月に製本で訪れてみてどうでした?
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小学校って夏休みが終わってからは
行事が続いて怒濤のように忙しいんですよ。
運動会があって、文化祭があって、
年が明けたら、すぐ進級でしょ。
たまに京都までうかがって、
何人かの手帳を見させてもらう機会もあったけど、
書かなくなったけど大事に手帳は持ち歩いている子や
おもしろがって書いているうちに
手帳がどんどん育って大きくなっている子もいて、
その子の個性によって
手帳が育っていくのをみるのは
楽しかったですよ。
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―― |
子どもの手帳ってかわいいですよね、
のびのび書いている感じで。
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とくに1年生とか2年生ぐらいの子の
手帳は面白かったなー。
高学年だとプライベートなことも書いてるみたいで
手帳をなかなか見せてくれないの。
低学年の子は
「ほらほら、見てーな」って
率先してみせてくれる(笑)
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でも、親子で書くから、
いい面もありましたよね。
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低学年だと、親御さんが介在する余地があって、
家族でいっしょに作る手帳になるんです。
手帳の中に、その子だけでなく、
家族も残っているんです。
保護者のおばあちゃんが
「ほぼ日手帳」を読み返しながら
「疲れてるときは、字も疲れてるんですよね」
おっしゃっていて。
そういうエピソードって、たまにお会いして
聞くたびにキュンキュンするんですよ。
一番グッときたのが、
誕生日の日が過ぎてから、
「あなたが生まれてくれてありがとう」
という、いつ、その子が読むかわからない
メッセージを書いているお母さんがいてね。
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ああ、それ。
ちょっと、いい話でした。
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クリスマスの時期ぐらいに
学校にうかがったときにね、
手帳を見せてもらっていたら、
子どもが
「あ、お母さんがこんなこと書いてる!」
って発見して。
そんな手帳の使い方って、
「ほぼ日手帳」ならでは、
だと思うんですね。
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そうですね。
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僕はこう、普通でいいなと思いましたね。
最初は「子どもにいいことさせよう」とか、
「すごい!こんな使い方するんですね、子どもって」
みたいなこと、やってくれないかなっていう
やましい気持ちもあったけど、
これがいい意味で普通だったんですよ。
そんな使い方をしてくれる子もいたとは思うけど、
みんなが自分なりに使えている感じが
いいんだなっていうのが、わかりましたね。
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ああ、そうでしたね。
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ちゃんと使ってくれている人は
自分なりの使い方をやってたし。
使っていない子も、使ってないなりに、
そのときの自分が出てるし。
それでいいんだな、って気はしましたね。
プロジェクトのはじめのころは
取材するなかで、
「こんな使い方してんのか!」みたいに
わいわい盛り上がれば、コンテンツとして
いいなっていう気持ちもあったけど。
いい意味で普通に使ってくれてて。
それがむしろ、よかったなっていう。
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―― |
たしかに取材に行くときって、
こういうふうに使ってくれたらなって、
想像しちゃいますもんね。
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「これやって、背がグングン伸びました」とか、
「ハキハキとものを言えるようなった」
とか、そういうものじゃないし(笑)。
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「部活でみんなで使って、大会に勝ちました」
みたいなエピソードは、キャッチーなんだけど、
そんなのことっていつもあるわけじゃないし、
でも、普通に考えればそうだよなと思って、
改めて実感できたかもしんないですね。
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手帳を見ていると、
その子がちゃんと見えてくるんですよね。
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いつもおばあちゃんと来ていた子の手帳は、
おばあちゃんと作り上げてるような感じだったし。
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製本しているときに、その親子の関係と、
手帳との付き合い方が何となくわかったね。
お母さんがずっと寄り添ってやってるとか。
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お子さんの手つきがもどかしくて、
お母さんが手伝いすぎちゃうとか。
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それでもね、いいと思うんです。
自分一人で1冊作り上げるのもいいと思うし。
あと、けっこう印象的だったのが、お父さん。
立命館小学校って私立だから、
小学生でも電車で通うわけですよ。
で、お父ちゃんが通勤で途中までいっしょに
電車に乗って、その中で絵を描いてくれて。
そういうのって、自分が残したものだけじゃなくて、
たまに、お父さんとかお母さんとかおばあちゃんの、
ちょっとした絵や文章が入っていると、
高校とかでグレたときにもいいですよね(笑)。
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―― |
大人になると、効きますね。
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効きますよね。おばあちゃんが亡くなっちゃってから
自分の手帳にふと、おばあちゃんの書いた字が
出てきたりしたら、すごくキュンとしますよね。
「あのとき、おばあちゃんもいたな」って。
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最初の発表会のときに、校長先生が
お母さんたちに話してくれたんですけど、
「これね、書いて見せてくれるの今だけですからね。
中二ぐらいになるとね、見せてくれませんよ」って。
今しかこういうのできませんって、たしかにね。
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日記でも、仕事のスケジュール帳でもないところに、
今のほぼ日手帳が存在しているっていうのは
前に糸井さんも言っていました。
日記だけだとプライベートなものになるし、
仕事用だと、完全に仕事だけのものになるけど、
そこに自分のプライベートもあって、
誰かが介在してきたりとか、
見せたり、見せてもらったりっていう、
ちょうどいい塩梅でほぼ日手帳がいるという話は、
まさにそうなんだなって思いました。
家族と一緒に使ったり、見せたり、製本したりは、
確かにおもしろいもんだなと思いましたね。
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―― |
このプロジェクトのテーマって、
「みんなでつくろう、たからもののてちょう。」
ですよね。これを実感したことってありましたか?
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子どもたちの手帳を見せてもらって
おじさんたちがキャッキャッいったり、
ウルウルしながら写真撮るのは、
子どもたちにとっては異様なんですよ。
「えっ、これの何がええの?」みたいなね。
「知らないおっさんがウルウルしてる」から
もっとウルウルさせようと、
「こんなのもあるよ?」って見せてくれる。
つまり、本人はまだその価値に気づいていない(笑)
お母さんたちは製本してから
「ああー。こういうことなんですね!」
と、すごく喜んでくれたんだけど、
本人たちは
「なんかオトナ達が盛り上がっているなー」
という感じなんですね。
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―― |
普通にやっていたことですもんね。
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これはもしかすると
「いい時限爆弾」を
作ってるようなプロジェクトなんだよね。
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―― |
いい時限爆弾!
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子どもたちがすこしオトナになってから
ようやく起動する時限爆弾。
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当初は、毎日からこぼれ落ちるようなものが、
ポロポロ残っていくといいなって話してました。
夏休みに1度お試しで使ってもらったときに、
「しんどい」って、ひと言だけ書いた子がいて、
その次のページには「楽しい」って書いてあった。
そんなのって、ふつうは残らないですよ。
絵を描くわけでもなく、手紙を書くわけでもなく、
「楽しい」「しんどい」みたいなちっちゃい感情が、
たまたまめくっていたらそこに残っている。
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―― |
「夏休みの思い出を1ページにまとめて」だと、
「しんどい」にはならないんですよね、きっと。
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「日々の言葉」の中に
「言いまつがい」まではいっているから、
「上に書くことは
マジメなことだけじゃなくてもいいんだ」
ってみんな感じてくれたみたいなんです。
この立命館小学校ってね、
みんなたくさん本を読む学校なんです。
平均で年間100冊くらい図書館で借りるそうなんですよ。
よく本を読むっていう習慣と
「日々の言葉」を読み込むということが
相性がよかったようで、
小1からほぼ日のマニアになってる子もいたり(笑)。
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―― |
子どもたちからすると、
「ほぼ日が、Webでこんなコンテンツやってます」
っていうのを見たことは‥‥?
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ほとんどの子はないと思う。
でも、日々の言葉を通じて、
どういう人かは全く知らないけど
「糸井重里という人がいいこと言ってるな」
と、思ったという子どもたちも
アンケートではいたんですよ。
つまり、「ほぼ日刊イトイ新聞」というのは
子どもでも大人でもわかるコンテンツを
作ってきたんだっていうことに気づかされました。
このプロジェクトを通じて、
自分たちがやってる仕事やコンセプトに、
改めて気づかされた、いい経験でした。
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2月の製本で久しぶりに集まってみて
手帳が育ったなぁという印象を持ったんですが、
みなさん、どう感じました?
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この日は、30人ぐらいが来てくれましたよね。
土曜の朝なのにね。
親御さんもいっしょに参加するって、
結構ハードル高いはずなんですけど。
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製本までしなくても、
残せることは残せますしね。
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でも、自分の手で本に仕上げることをやって、
親御さんは1年やってきたことの意味を、
実感されてたような気はしました。
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そうですよね。
本を自分で作るって感動しますもんね。
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製本の動画にも残っていると思うんだけど、
「ダメじゃないか。お父さんに貸してみろ」
なんてお父さんのシーンが好きだなあ。
黙々と作業する子もいて、
製本がうまくいかない子もいて、
それはそれで、製本がうまくいかなかった、
その年が残ることも、
すばらしいなと思って見てました。
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いや、これけっこう手間だし、
大変なことですよ。
ワークショップを見ている間に、
休日にわざわざこれをやりに来てくれているのは、
とんでもないことだなと思った。
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ほんと、そうだよね。
忙しいなか来てくれて、うれしそうに帰っていって。
そのあと、保護者会があったらしいんですよ。
そこに参加した、あるお父さんが
「私は最初は正直、このプロジェクトについて
よくわからなかったが、製本をして
ようやくプロジェクトの意味がわかった。
これは、大変いいプロジェクトだから、
皆さんもやった方がいいと思います」って
おっしゃったらしいですよ。
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すごい。
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これは「立命館こども手帳PROJECT」の
一例だけで、ほんとうはどんなご家庭でも、
このプロジェクトは始められると思うんです。
「小学生のお子さんをお持ちの皆様、
とくに低学年のお子さんをお持ちの皆様のご家庭でも
子ども手帳プロジェクト、始めてはいかがでしょうか」
と、つよくおすすめしたい(笑)
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親御さんからの感想メールもいただきましたよね。
学校の先生が、感銘を受けたって言ってくれて。
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今の子どもたちって、みんな忙しくて、
朝はきっちり学校に行って、塾とかもあって。
家に帰ったら「すぐご飯を食べなさい」とか、
「早く寝なさい」って言われて。
それで、よく手帳を使い続けてくれたなと。
それは本当にうれしかったです。
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ほんとにそうだし、
当初、僕らが描いてた
「こんな感じになったらいいな」みたいな部分が
うまくいかなかったことも、
僕ら自身、とても勉強になりました。
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そうですね。
全部、机上の空論でしたよね。
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親御さんや子どもたちが喜んでくれることが、
あとになって、すごく効くものなんですね。
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そう、これは時限爆弾なんで。
このプロジェクトに参加した小学生が
もしかしたら15年ぐらいしたときに
「今、すごいグッときました(涙)」って
メールが送られてくる可能性もあるからね。
それを楽しみにしましょう。
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まだ机上の空論の途上にいるかもしれないですよね。
何年か後に、とらえ方がまた変わっていって、
「あ、そういうことだったんだ」って言うの、
僕らの方かもしれない。
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6年生ぐらいになって、1年生のときの手帳を見ると
「字がへたくそだな(笑)」ぐらいにしか
思わないだろうけど、
6年生の自分と30歳とでは
感じかたが変わるから、
この魅力はどんどん熟成されていくんだね。‥‥。
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増えていくでしょうね。
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めんどくさいかもしれないけど、
ちゃんと使うともっとおもしろくなるよ、
っていう感じですね。
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小学生のお子さんがいるかたは、
今すぐにでも始めておくと、
いい時限爆弾が作れますよ。
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確かに、時限爆弾ですよね。
読み返したときに、爆発する。
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仮に不良になったりしてもね、
「この子はほんとは悪い子じゃないんです」(笑)
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結婚式で両親から
「子どものときの『ほぼ日手帳』だよ」
って渡してあげると、ちょっと泣けるだろうな。
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そんなことをした人は、また何か連絡をくれれば。
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そうですね。20年後とかに覚えていたら、
ぜひメールを(笑)。
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ぼくらおっさん3人の
誰もいなかったりして(笑)。
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プロモチームとしては
「うちの小学校でもやってみたい」
「クラブ単位でやってみたい」
「会社でやってみたい」
というオファーが増えるとうれしいな。
ご興味がある方はpostman@1101.comまで
気軽にご相談ください。
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商売熱心やな!
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いえ、ぼくは本気です!
お気軽にお問い合わせくださいませ!
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子ども用のほぼ日手帳をつくろうとしたはずが、
子どもたちに驚かされたという3人でした。
これからも機会があれば、
子どもたちの手帳を見せてもらいましょう。
お付き合いいただき、ありがとうございました! |