どんぐりを前に、おしゃべりしているみたいに
向かい合う二匹の「りす」(ハンドよこなが)。
|
遠目には、ペルシャ風の花柄や唐草模様に見える、
仲良くよりそった「ねこ」(フェイス)。 |
よつばのクローバーや、
果実を実らせた蔦植物にかこまれ、
木の実のネックレスをして切り株に立つ
「うさぎ」(ハンド)。 |
浮輪や錨、舵輪など、マリンなアイテムとともに、
海をゆくボートや帆船を描いた「ヨット」(バス)。 |
サイズごとにことなるデザインが楽しい、
白地にカラフルなプリントをほどこしたタオルの
デザインを担当したのは、
米国人男性と日本人女性によるユニット、
TOKYO PEARのおふたりです。 |
▲左がスミス恵梨子さん、右がダレン・スミスさん。
シアトルで知り合ったふたりが、
2008年、東京でTOKYO PEARを開業しました。
恵梨子さんがおもにイラスト、
ダレンさんがデザインを担当し、
ポストカードや招待状などを仕上げていきます。
アルファベットの国であるアメリカでは、
漢字・ひらがな・かたかな・数字にアルファベットと
たくさんの文字を必要とする日本にくらべて、
いまも、活版印刷の技術が残っているのだそう。
ふたりは、ヴィンテージの商品パッケージや、
子ども向けのイラスト入りの本などからヒントをえて、
現代的だけれど、「古きよきアメリカ」を感じさせる
イラストレーションを、活版印刷で表現しています。 |
このタオルのプリントにあたっても、
インクのちょっとしたムラや、
圧力のかけかたで一枚いちまい変化する凹凸の具合など、
活版印刷ならではの風合いを、
デザインとして、いかしています。 |
▲活版の、半自動印刷機。ほかにも「手キン」という小型印刷機や、2トンの圧力がかけられる巨大なドイツ製の機械もある。
もちろん、タオルは、活版印刷ではないのですけれど、
タオル工場の職人さんが、
なるべくその印象がのこるようにと、
プリントしてくれているんですよ。 |
▲イラストは、樹脂で凸版をつくる。ここにインクをのせ、圧力をかけて刷る、つまり版画のような技術。
繰り返しパターンを多用したデザインは、
インテリア性が高く、
なんだか「あたらしい伝統柄」のような印象。
もちろん子どもたちにピッタリな
かわいらしさもあるんです。
いっしょに、オリジナルの活版印刷による
カードを販売しますので、
プレゼントにも、ぜひお使いくださいね。 |
2013-06-25-TUE
|
|
|
|
|
スタイリング:伊藤まさこ 写真:有賀傑 商品写真:大江弘之 |
|