「やさしいタオル」は
ふんわり・軽くて・やわらかいタオルにするために、
さまざまな工夫をこらしています。
そのためいくつか、ふつうのタオルとは違う
デリケートな特徴をもっています。
ここでは実際にお使いいただいたときに、
より満足していただけるよう、
「やさしいタオル」のご注意点をお伝えします。
また、ご注文やお届けに関して
お客さまに気をつけていただきたい点についても
あわせてご案内いたしますので
よくご理解いただいた上でお申し込みください。
・お使いのパソコンのモニターによって、
実際の色の印象が違って見えることがあります。
ページに掲載している商品写真は、
実際にお手元にお届けするものと
同等の色・品質を持った
サンプル品を使用しております。
色や質感などが、商品と違う印象にならないよう、
十分注意しているのですが、
インターネットを通じてご覧いただくという都合上、
私たちがご覧いただきたいと思う色と、
みなさんがご覧になる色と
完全に一致させることはできません。
・「やさしいタオル」のパッケージが新しくなりました。
これまで、「やさしいタオル」は
ジップ付きの透明ケースにいれて
お届けしてきましたが、
今回の販売より、こちらの新しいパッケージで
お届けすることになりました。
▲「やさしいタオル」の特長でもある「やわらかさ」と「軽さ」を パッケージでも表現できるよう、薄くてやわらかいビニール素材を 採用しています。 |
なお、今回の「やさしいタオル」の販売にあわせて
ほぼ日ストアではギフト発送も
ご利用いただけるようになりました。
(※ギフト発送について、くわしくはこちらをごらんください。)
別途、プレゼント用ラッピングなどの
ご用意はないのですが、
こちらの新しいパッケージは
ギフト用にも十分対応できますので、
どうぞ、ご利用くださいね。
・両面がパイルの一般的なタオルとは、ボリューム感が異なります。
軽く、やわらかく、吸水性がよいことを
大切にしている「やさしいタオル」。
その軽さは、片面をピマコットンのパイル、
もう一面をガーゼにすることで実現しています。
軽いということは、つまり、
薄いということでもあります。
両面がパイルのタオルの
「厚さ」や「重さ」とは質感が違うため、
手に取られたときに意外に思う方も
いらっしゃるかもしれません。
「軽くて薄いけど吸水性がとってもいい」
‥‥両面パイルのタオルとは違う軽さと薄さは
「やさしいタオル」の特長のひとつです。
▲バスサイズの「やさしいタオル」を 四つ折りにした高さを測ってみました。 |
・色によって、手触りや吸水性が少し異なります。
どんな布製品にも言えることですが、
同じ品質の素材を使用していても、
染めた色によって手触りや吸水性が若干異なります。
繊維を染めるときには、
色が洗濯のときに落ちてしまわないように
「定着剤」というものを使用することがあります。
この定着剤が、繊維を少しだけですが硬くし、
吸水性を落としてしまう性質を持っています。
かなり感受性の強い方だと、
その差を感じてしまうんですね。
とはいえ、大幅にちがいがあるわけではなく、
「定着剤」を使っているタオルにも
十分な吸水性がありますので、ご安心ください。
なお、今回の新しいデザインで
「定着剤」を使用しているものは、
・ティッキングストライプ ディープレッド(ガーゼ面)
・ティッキングストライプ ネイビー(ガーゼ面)
・ウインドウペーン ブラック(ガーゼ面)
・ブルーブラック(パイル面とガーゼ面)
以上の4つのデザインとなります。
・パイルの糸が光沢があり滑りやすい。
つまり、糸が抜けやすいです。
「やさしいタオル」のパイルは、ふつうのタオルよりも、
パイルが抜けやすくなっています。
理由は、使っている特別な糸にあります。
このパイル糸は、毛羽立ちのすくない
「超長繊維綿」のピマコットンを使っています。
そして、さらにこの糸に、
「LA加工」をほどこしていて、
糸をふっくらとさせていますので、
繊維自体にしわが少なくなっています。
つまり、糸が、「ツルツル、すべすべ」しています。
LA加工あり | |||
▲断面 | ▲側面 |
LA加工なし | |||
▲断面 | ▲側面 |
このつややかな糸には摩擦が少ないので、
一度ループ(パイルの糸の輪)をひっかけてしまうと、
するするとパイルが出てきてしまうということなんです。
さらに、LA加工をほどこした糸でつくるパイルは
ループのよじれが少なく、
ふっくらとして堅くならないという利点の反面、
ループをひっかけてしまいやすい
という弱点もあります。
▲LA加工あり | ▲LA加工なし |
このつややかな糸には摩擦が少ないので、
一度ループ(パイルの糸の輪)をひっかけてしまうと、
するするとパイルが出てきてしまうということなんです。
さらに、LA加工をほどこした糸でつくるパイルは
ループのよじれが少なく、
ふっくらとして堅くならないという利点の反面、
ループをひっかけてしまいやすい
という弱点もあります。
▲ 左:ハンドタオル 右:フェイスタオル |
できるだけ、タオルを作るための糸と
収縮率の近い糸を使っているのですが、
それでも糸に性質のちがいがあるために、
洗濯・乾燥を繰り返し、使っているうちに、
端が波打ってしまう可能性があります。
気になる場合は、洗濯物を干すときに、
ピンと端を伸ばしてから干していただいたり、
ふつうのハンカチと同じように、
乾燥後、アイロンをかけていただくと、
波打ちを抑えることができます。
なお、乾燥機を使うと縮み率が大きくなりますので、
ご注意ください。
・「ティッキングストライプ」は
洗濯をくりかえしていくうちに
多少の色むらがでてきます。
「ティッキングストライプ」のタオルは
「捺染」という手法を使って、柄を染めています。
糸を完全に染料につけるのではなくて、
柄の形に抜いた型の上から染料を塗りますので、
たいへん厳密に言えば、糸の繊維の深い部分では、
どうしても染めが均一にはなりません。
洗濯をくりかえして、ちょっとずつ退色していくときに、
多少のムラになる場合があります。
このような、使い込んでいくうちの変化も、
味わいの一つだと、「ほぼ日」は考えておりますが、
このことについて、あらかじめご了承ください。
・「ティッキングストライプ」は、色味に個体差があります。
「ティッキングストライプ」のタオルは、
1枚ずつプリントするため
インクののりに、若干の個体差があります。
同じデザインで複数購入された場合は、
色味に多少のぶれが生じている可能性がある
ということをあらかじめご了承くださいませ。
・パイルがつぶれた状態で届きます。
工場から出荷されるときに、
発送場所までは
タオルが段ボールにはいってやって来ます。
けっして、ぎゅうぎゅうに
押しつぶされているわけではないのですが、
どうしてもタオル自身の重みで、
パイルがつぶれてしまっているんです。
洗濯をしてあるタオルと、
届いたばかりのタオルをくらべると、こんなにちがいます。
上:洗濯してあるタオル 下:届いたばかりのタオル |
また、「ティッキングストライプ」と
それ以外のタオルでは、
洗浄される工程が若干違います。
そのため、袋詰めされる段階では
「ティッキングストライプ」のほうが、すこしふっくらしています。
もちろん、そのあとの運搬の流れの中で
下の方にあったタオルは「ティッキングストライプ」のタオルでも
すこし押しつぶされているような状態に
なってしまう可能性もあるのですが、
いずれの場合も、
デザインによってや商品によっては、
届いたときに見た目や手触りが
すこしぺしゃんこに感じられる場合があります。
洗濯をすると、同じような使用感に
なっていきますので、どうぞご安心くださいね。
「やさしいタオル」の仕上げには、
四国山脈からの伏流水を使って洗っています。
そのため、お届けしたそのままを使っていただいても、
吸水に問題はまったくないのですが、
ふんわりとした肌触りを楽しんでいただくためにも、
お手元に届いたら1回洗濯をしてください。
・使い始めのときに、タオルから細かい繊維がでてきて、
顔や体につくことがあります。
タオルの工場では、糸からすこしずつほぐれた
綿の繊維が空気中に飛散しています。
そして、織り上げるときにその繊維が
タオルのパイルやガーゼに
巻き込まれてしまうことがあります。
タオル製作の最後の工程では、
きれいな水を使っての洗浄を行いますが、
そのとき落ちきれなかった細かい繊維が、
お届けする商品に残っていることがあります。
これは、1〜2回の洗濯では落としきれないため、
顔や体を拭くときに、
ちょっとずつ出てきてしまうことがあります。
顔を拭いた後に、
手でぬぐってみると、手に繊維がついてきたり、
洗濯のときに水に落ちてきて
洗濯の水が染まったように見えることがあります。
何回か洗濯していけば、巻き込まれた繊維は
自然に落ちきってしまいますので、
拭くときに「繊維が出てきて顔に付着する」、
ということや、
「洗濯の水が染まったように見える」、
ということはなくなっていきます。
でも、届いてから2〜3回の洗濯は、
繊維が他の洗濯物についてしまうことがありますので、
「やさしいタオル」だけで洗濯することを
おすすめいたします。
・洗濯のときに、
「塩素系漂白剤」「蛍光増白剤がはいった洗剤」は使えません。
「塩素系漂白剤」、
「蛍光増白剤がはいった洗剤」を使うと、
せっかくの「やさしいタオル」が、
変色や、不自然な色あせをしてしまいます。
色の変化を楽しみたい場合は別ですが、
洗濯をするときは、粉石けんや液体洗剤など、
「蛍光増白剤がはいっていない洗剤」をお使いください。
また、お日様のもとで乾かしたタオルは
気持ちの良いものですから、
乾燥方法も、お好みで選んでくださればよいことですが、
色落ち、色あせを防止するには、
風通しのよい場所で陰干しをしてください。
・タオルを洗って乾かしたときに多少縮みます。
特に乾燥機で乾かした場合、縮み率が大きくなります。
洗濯すると、タオルが少し縮みます。
特にハンドタオルの耳の部分は
縮むことで波打ちしやすくなっています。
また、乾燥機で乾燥すると、縮み率が大きくなります。
具体的には、乾燥機で乾燥をすると、
バスタオルで、縦・約5センチ、横・約2センチ、
フェイスタオルで、
縦・約3センチ、横・約1センチ、
ハンドタオルで、
縦・約1センチ、縦・約1センチほど縮みます。
(新品を1回洗濯機で洗濯をし、乾燥機で乾かしたもの。)
自然乾燥の場合は、
乾燥機にくらべて縮み率は小さいのですが、
バスタオルで、縦・約2センチ、横・約1センチ、
フェイスタオルで、縦・約1センチ、横・約0.5センチ、
ハンドタオルで、縦・約0.5センチ、縦・約0.5センチです。
(新品を1回洗濯機で洗濯をし、そのまま自然乾燥したもの。)
「やさしいタオル」について
あらかじめ知っておいていただきたいことを
ご紹介いたしました。
どうぞ、よくお読みいただき、
ご納得いただいた上で
ご注文いただければうれしいです。