ほぼ日刊イトイ新聞
 
トピックス
いただいたメールのご紹介と、
「やさしいタオル」が織りあがるまでの流れを
ご紹介します。

「やさしいタオル2007」の販売も、
残すところあと2日間となりました。
売り切れのデザイン・サイズも出てまいりましたので、
お迷いのかたは、どうぞ、お買いのがしのないよう、
お早めにお申し込みくださいね。

さて、ご購入くださったかたや
お手元に届いてお使いになったかたから、
メールをたくさんいただいています。
いくつかご紹介させていただきますね。

先ほど「やさしいタオル」を注文させていただきました。
数年前のいちばん最初の「やさしいタオル」販売時、
自分用にと悩みに悩んで数枚を購入。
なにせ少々お高いので‥‥。
しかし! そのときに決めたのです!
我が家の全てのタオルを「やさしいタオル」にしたいと。
それから毎年、少しずつ、少しずつ購入をかさね、
今年やっと念願かなって我が家のタオルの
ほぼすべてが「やさしいタオル」となりました
家では風呂上りに体を拭くのも、
汗を拭くのも、枕に巻きつけるのも、
昼寝をする時も‥‥次から次へと
「やさしいタオル」を使用します。
おかげで、明日のジムには
ピンクのタオルを持っていこう、なんて思っていても
気がつけば主人の首に巻かれていて
「もぉ! それ使おうと思ってたのに!」と
激怒する毎日‥‥。
たまらず、今回は追加販売にも手を出してしまいました。
少々、懐は涼しくなりますが、
気持ちよい「やさしいタオル」のためなら、
他を節約しようと!
追加購入分が届くのを今か今かと、
夫婦で待ちわびています!
(チョロ松)

4月に引き続き、今回の追加販売でのご購入を
ありがとうございました。
おうちでお使いのタオルが、
ほぼすべて「やさしいタオル」になったとのこと。
ご家族みなさんで気に入ってくださって、
うれしいです!

何年も迷ってようやく買った「やさしいタオル」。
初「やさしいタオル」はフェイス+28です。
けして安いとはいえないお値段ですから
なかなか手が出ませんでしたが、
なんでもっと早く買わなかったんだろう!
と後悔しています。
いままで同じような片面がガーゼのタオル
(一応日本製なんですが‥‥)を使っていましたが、
ぜんぜん同じじゃなかったです。
肌触りが違う。
パイルのふかふかさが違う。
使うたびに幸せを感じています。
本当ならばもっと欲しいのですけれど、
予算には限りというものが‥‥。
少しずつ集めていきたいと思います。

「やさしいタオル」は、
パイル面に最高級のスーピマコットンを使い、
糸のよりや太さ、織り方を工夫して
作り上げられているので、
使っていただければ、
一般のタオルとの違いを
実感していただけると思います。
これからも、新しいデザインを企画していきますので、
楽しみになさってくださいね。

「やさしいタオル」が届いて手にしたとたんに
とても気に入ってしまいました。
ほんとにやさしい手触りと、あたたかさ‥‥。
ふつうはまず一度洗ってからでないと
新しいタオルはふきとりが悪くて使えないのですが
「やさしいタオル」は違ってました。
最初から気持ちよくふきとれました。
感動ものでした。

タオルにこんなに贅沢をしたのも初めてでした。
そうなんです。
やさしいタオルは、しあわせなタオルです。
体にもこころにもきもちがいいですね。

お友達にもあげたいな‥‥と思っていたので、
今回の追加販売はとてもうれしいです。
ただ、あの人にも、この人にもと思ってしまうので、
予算的に悩んでいるところです。

「ほぼ日」のいろんなもののつくり方が大好きです。
ひとつひとつ丁寧につくられるところがいいですね。
(hana)

工場で使われる柔軟剤は、
家庭用のものよりも強く、
"ふかふか"さと引きかえに、
タオルの吸水性を落としてしまいます。
そのため、「やさしいタオル」には
柔軟剤を一切使っておりません。
それが使いはじめから吸水性が高い理由です。
「やさしいタオル」は最後の仕上げに、
四国山脈の伏流水を使って
ていねいに洗い上げているんですよ。

メールをお送りくださったみなさま、
ほんとうにありがとうございました!

ところで、本日は、昨日の糸づくりに引き続き、
「やさしいタオル」が糸から織り上げられていく様子を
お伝えいたしますね。
「やさしいタオル」は四国・今治にある
花椿テリーさんで作っています。
工場の機械を使って作られているとはいえ、
とても手作業の工程が多いのです。

「やさしいタオル」ができるまで

1.糸を染めます。

▲日清紡さんから届いた糸を、染め工場に持っていき、糸染めします。

「やさしいタオル」には、
糸を先に染めてから織るものと、
生地を織り上げてから染めるものと2つあります。
チェックなどの模様があるものは、糸を先に染め、
ベビーのような無地のものは、後で染めています。

2.糸を織機用のボビンに巻き付けたものを、
  織機にセットします。

▲織機にセットされた糸です。

織機に糸をセットするのは、自動ではできません。
このたくさんの糸を、1本、1本、
人の手でセットしていきます。
「やさしいタオル」はデザイン数とサイズ数が多いので、
毎回、このセットにたいへん時間をかけており、
今回の追加販売では、
86回もの糸のセットをしていただきました。

3.織りはじめます。

▲「マリンブルー」を織っているところです。

片面ガーゼ・片面パイルの「やさしいタオル」は、
専用の織機を使って織っていきます。
「やさしいタオル」は、
パイルの輪のひっかかりやすさをふせぐため、
「やさしいタオル2006」から、
パイルの輪を小さく、輪の数を増やして
ぎっしりみっちり、より密に
織り上げるようになりました。
よりていねいで繊細な作業ができるのは、
花椿テリーさんの経験と職人技のおかげです。

4.染め工場に運び、洗濯します。

▲「ティッキングストライプ」を洗っているところ。
 大きな洗濯機で洗います。

「やさしいタオル」の仕上げの洗濯は、
花椿テリーさんの工場から、
約30キロ離れたところにある
染め工場にお願いしています。
いい伏流水を使い、
ていねいに洗い上げてくれる工場で、
花椿テリーの山田専務いわく、
「たとえ遠くにあって運ぶのが大変でも、
 いちばんいい工場で、洗いたい」とのこと。
花椿テリーのスタッフのかたは、
洗いの工程に入ると、この約30キロ離れた工場を
何往復もしてくださってます。

5.端のしまつをします。

▲タオルの端を縫っていきます。

織機で織り上げた大きなタオルの生地を
サイズ別に裁断し、端を縫います。

6.上下の端(ヘム)を縫います。

▲ゆっくりていねいに縫っていきます。

「やさしいタオル」は片面ガーゼ、片面パイル。
上下の端を縫うときは、ガーゼ面のほうを上にして、
パイル面を巻いて縫っています。
パイル面にはパイルの輪があって厚いため、
縫うときに微妙な調整とコツが必要とのこと。
ミシンのスピードをあげると、
端にパイルがはみ出すので、
1枚1枚、ゆっくりていねいに
時間をかけて縫っていきます。

7.ロゴのタグをつけます。

▲タグの位置がずれないように工夫されたミシンです。
▲「やさしいタオル2007」のロゴ。

タグもすべてのタオルに1枚1枚、
ミシンを使って、人の手で縫いつけられていきます。

8.検品作業をします。

▲タオルを1枚1枚、ていねいにチェックします。

生地の織りむらや糸の飛び出ているところがないか、
色むらや染料のよごれがないか、
タグは正しい位置に縫いつけられているか‥‥など
いくつもの項目を厳密にチェックしていきます。

9.パッケージに入れます。

▲「フルーツカラー」のフェイス+28をたたんで
 パッケージに封入しているところです。

10.検針チェックをします。

▲「検針器」と呼ばれる金属を探知する機械で、
 万が一、タオルに針などがまぎれこんでないかを
 チェックします。

‥‥という長い工程を経て、
「やさしいタオル」は完成します。
糸染めから完成まで約2ヵ月をかけ、
1枚、1枚ていねいに、
人の手によって作られているのでした。
花椿テリーのみなさん、いつもありがとうございます!

さて、「やさしいタオル2007」の追加販売は
8月2日(木)午前11時までです。
締切日直前になりますと、
売り切れになるデザイン・サイズも
さらに多くなっていくと思いますので、
購入をご検討されているかたは、
お早めにお申し込みくださいね。

「やさしいタオル」の感想をお待ちしてます!

お手元に届いた「やさしいタオル」の感想や、
「やさしいタオル」にまつわるエピソードを
ぜひ、postman@1101.comまでお送りくださいね。

2007-07-31-TUE
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