よい素材、デザイン、上等な仕立てで
「ほぼ日」からお届けしている
「白いシャツをめぐる旅。」。
今年のラインナップもきっと、
春から夏へ、さまざまなシーンで活躍したはずです。
毎日の生活にすっかりなじんだシャツとも、
季節がすこし進んだら、そろそろお別れ。
クリーニングに出して、ちゃんと仕舞って‥‥、
いえいえ「白いシャツ」は
春夏だけのものじゃありません。
おしゃれが楽しい秋にこそ、
ちがう表情を見せてくれるんです。
そこで、秋になったら着てみたいコーディネートを、
スタイリストの小谷雄太さんにお願いしました。
参考にできそうなおしゃれのヒントを、
あちこちに見つけることができますよ。
7つのコーディネートを、
3回にわたって、おとどけします。
INDIVIDUALIZED SHIRTSの
「オーバーサイズシャツ」
+
Scyeの「ストレートレッグワークパンツ」
「メンズシャツメーカーがつくったレディスウェア。
そんなイメージのゆったりしたシャツを、
うんとマニッシュなコーディネートで。
コートも少しオーバーサイズにして、
ボトムスはシュッとしたものでバランスよく」
(小谷さん)
合わせたのは、
Scyeのストレートレッグワークパンツです。
足元はメンズっぽいものを避けて、
あえてヒールのあるパンプスで女性らしく。
ベージュ系のワントーンコーデを
エンジの色がキリッとまとめています。
「シャツが大きめなので、
インナーを合わせても楽しめます。
おすすめは、ぴったりとしたタートル。
このコーディネートにプラスするなら、
パンプスと同じエンジ色がいいですよ」
(小谷さん)
Ataraxiaの
「バックボタンオックスフォードシャツ」
+
luxluftの「ランダムタックスカート」
夏はゆったりと着て心地よかったシャツを、
ウエストをキュッと締めて女性らしく。
スカートにインすることで、
シャツのボリュームが控えめになり、
すっきりしたAラインになりました。
「足もとは、グリーンのパンプス。
濃い色で引き締めました。
ソックスは、バックルと同じ白で、
きちんとした印象です」
(小谷さん)
合わせたスカートは、
luxluftのランダムタックスカート。
こちらも、夏とはちがう着こなしで、
まるで別の服のようなイメージです。
「ジャケットをプラスするなら、
チェックなど、あえてメンズっぽいものや、
レザーも似合いそうです。
丈は短めのものを選んでくださいね」
(小谷さん)
Ataraxiaの「カシュクールビッグシャツ」
シンプルで、ていねいな仕立てのシャツに、
リブニットのパンツと、
ハイカットのスニーカーを合わせて、
あえてスポーティに、アクティブに。
シャツが持っている「きちんと感」や、
上質でしっかりした素材のよさで、
ただの普段着とはちがう、上品な雰囲気です。
「同系色のベージュのカーディガンを羽織って、
シックなワントーンコーデに。
スタンスミスやコンバースのような、
白っぽいスニーカーも似合います。
赤のカーディガンやキャップを合わせると、
ストリートっぽいアレンジができますよ」
(小谷さん)
スポーティなスタイルのときは、
アクセサリーは小ぶりのものを。
「このコーディネートなら色はゴールドで、
ピアスと指輪くらいにとどめると、
大人っぽく、おしゃれに仕上がります」
(小谷さん)
(おわります)
2019-09-23-MON
スタイリング=小谷雄太 取材・文=武田 景
写真=日垣己澄 ヘアメイク=岩田美香(mod's hair)
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