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ハイ、このすてきな、笑顔でピースのおふたりさん。
このふたりが、今回「トウキョウたべきろく」に挑む
「ふたりのたべびと」、あーちんとジャスティンです。
あーちんのことは、「たべびと」の読者のかたなら
よくご存じだと思いますが、左側です(ねんのため)。
「くまお」のときは、まだ10歳の小学生だったので、
中学3年生のあーちん、ずいぶん、大きくなりましたよね。
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『くまお はじまりの本』サイン会のときの11歳のあーちん
「たべびと」の連載は、中学1年生の春にはじまりましたが、
この2年間で、たべもののイラストも、100品を超えました!
あーちんは、日本で一番、たべものを描いてる中学生かも。
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そして右側が、今回の相棒、初登場のジャスティンです。
本名は、Justine Wong(ジャスティン・ウォング)さん。
生まれも育ちもトロントで、ご両親が香港出身の彼女は、
現在、日本に住んで1年の、中国系カナダ人の女性です。
日本で「たべびと」のイラストを描いてるあーちんと、
カナダでたべもののイラストを描いていたジャスティン。
このふたりが、友だちになったのは、
「たべびと」の読者のかたの1通のメールがきっかけでした。
「ジャスティンさんという、カナダのイラストレーターの女性が、
クラウドファンディング「kickstarter(キックスターター)」で、
日本に旅行をして、たべものの絵を描くプロジェクトをやってます。
あーちんさんと同じように「ニホンたべきろく」です。」
ということが書かれていました。
早速、おしえてもらった「kickstarter」で、
そのプロジェクトを見てみると、
その、カナダのイラストレーター、
ジャスティンのプロジェクトは、題して、
「21 Days in Japan:
An Illustrative Study of Japanese Cuisine」
(「日本の21日間:日本料理をイラストで紹介」)
というものでした。
この、支援金で日本にひとり旅をして、いろんなものをたべて、
そのたべたものを1枚1枚絵に描いて、出資者へ送る、という、
なんともたのしげなプロジェクトは、みごと、実現の運びとなり、
希望どおり、ジャスティンは、初めて日本にひとりでやってきて、
21日間、日本の各地をまわって、朝、昼、晩といろいろたべて、
そのたくさんのたべものを、水彩画の作品にしたのでした。
そして、支援してくれた100人以上の人たちに、
その、おいしそうなかわいい作品を送ったのです。
まさに、カナダの「たべびと」、ジャスティンのことを、
あーちんに伝えると、
「じぶんと好きなものが、なんだかすごく似てるし、
もし、いつか東京で会えたら、なにかいっしょに、
たのしいことができるかも。また日本に来ないかな」
と、いろいろ興味津々。そして、まずはメールすることに。
すると、なんと、カナダのジャスティンから、すぐに返信がきて、
「今度、ワーキングホリデーで、また日本に行くことになったので、
ぜひ、あーちんに会いたいです。」という、うれしい返事が!
そして、そのあと、トントン拍子に話しは進み、
2016年の夏、ふたりはついに、対面することになりました。
場所は、あーちんといろいろ考えた末、あーちんのリクエストで、
今、はやりのところじゃなくて下町で、おいしいものがあって、
なにかいっしょにたのしめて、できたら、東京ならではのもので‥‥
ということで、ふたりのたべびとの初対面の場所は、
東京の下町、もんじゃの街「月島」になりました!
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月島のもんじゃ屋さんで、はじめて会ったふたり。
最初のおみやげ交換で、すでにひと盛り上がり。
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注文したのは、お店のおすすめの変わり種、
「トマトバジルもんじゃ」にチーズのトッピング。
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日本語と英語でコミュニケーションとりながら
共同作業をするふたり。いっしょに作ってたべるって、
ことばが少々わからなくても、一気に仲良くなるね。
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もんじゃの醍醐味、生地を流し込むあーちん。
すごくキレイな土手の円、さすがにふたりとも、
たべびとにして、アーチスト。
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そしてついに、大きなトマトバジルもんじゃが、完成!
「これピザみたいな、味!おいしーー。」と、ふたり。
確かに、具はトマトとバジルとチーズと小麦粉だもんね。
ふたりがはじめて会った日の、お近づきのもんじゃは大成功。
そして、その年の夏、あーちんが「たべびと」で描いたのが、
このとき、ふたりで作った「トマトバジルもんじゃ」でした。
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ジャスティンも、この、はじめてのもんじゃの絵を描いて、
初もんじゃ焼き体験の感想とともに、送ってくれました。
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初めてのもんじゃ体験、すばらしかったです。
お好み焼きは何回も食べたことがあるんですけど、
もんじゃは違って、作る経験が一番の醍醐味ですね。
小さなコテを持って、みんなで一緒に作るの楽しさ!
でもコテですくうのは、意外にむずかしかったです。
もんじゃ焼きを食べることはとてもインタラクティブで
日本人以外の人にとっては、珍しい経験だと思います。
自分も経験できてとてもうれしいです!
ジャスティン
(※文章は英文を翻訳したものです)
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コピックで描くあーちんと、水彩絵の具のジャスティン。
画材もちがって、それぞれの個性と雰囲気が出てるね。
そして、いつかいっしょになにかやろう、と言っていたふたり、
ついに、今回、念願かなって、「たべびと」2周年記念の
「トウキョウたべきろく」で、競作することになりました。
ふたりでいっしょに東京の街に出て、たべあるきして、
そこでたべたものを、最後にそれぞれ作品にしあげます。
次の目的地は、ジャスティンのおすすめ「神楽坂」。
行きたいお店は、なんと「おまんじゅう屋」さんだって。
「もんじゃ」の次は「おまんじゅう」。しぶいねぇ。
そして、久しぶりに再会したふたりは、知る人ぞ知る、
神楽坂のとてもふしぎなお店に行くことになりました。
次回は、いよいよ本編、ふたりでたべきろくします。
ふたりの競作も、おたのしみに。
明日6日更新です。
<「トウキョウたべきろく ー神楽坂編ー」につづきます>
2017-07-05-WED