- 糸井
- (乗組員に)次の「たのしみ展」は、
何店舗になったんだっけ?
- ──
- 食べ物の店を合わせますと、
ぜんぶで59店舗なので、
前回の倍以上になります。
会場の広さは、前回のおよそ3倍です。
- 大橋
- え、3倍に!? それ、すごいね。
食べ物もすぐに売れちゃいそう。
- ──
- はい。なので、
今回は「お弁当」を売ることにしました。
- 大橋
- あ、前回のような食堂じゃなくて?
- ──
- はい。今回はアリーナ部分に
フードトラックを4台用意しまして、
そこでお弁当や飲み物を販売します。
食堂スタイルにすると、どうしても
席が空くまで、
お客さまをお待たせしてしまうので。
- 大橋
- じゃあ、お弁当のほうがいいね。
- 糸井
- せっかくなので、
会場の模型を見てもらいましょうか。
(六本木アリーナの模型が登場)
- 大橋
- うわぁ、すごーい!(拍手)
- 糸井
- たのしそうでしょう?
- 大橋
- ひゃー、すごい(笑)。
ええと、こっちがけやき坂で、
ここが毛利庭園だから‥‥。
いやぁー、すごい、すごいー。
- ──
- 大橋さんのお店は
ちょうど、真ん中あたりになりますね。
- 大橋
- あ、名前がある。わぁ、うれしい。
店のスペースは前と同じくらいかしら?
- ──
- ちょっと、広くなっています。
もうすこしゆったりと
お買い物してもらおうということで。
あ、でも、あえて
キュッとちいさくした店もあります。
- 糸井
- そうそう、あえてね。
- 大橋
- あ、「岡本太郎記念館」もあるんだ。
ここは何を出されるのかしら?
- ──
- 岡本太郎さんの作品に
『坐ることを拒否する椅子』ってありますけど、
あれを、売るんだそうです。
- 糸井
- え、あれ、売っちゃうの?
- ──
- はい。たしか、ひとつ150万円くらいで。
- 大橋
- えぇ、それ、すごいね。
そんなの、すぐに売れちゃうんじゃない?
- ──
- 他にも太郎グッズを置く予定ですが、
目玉はやっぱり
『坐ることを拒否する椅子』ですね。
- 大橋
- へぇー、すごいなー。
ここの『&Premium』っていうのは?
- 糸井
- 雑誌の『&Premium』ですね。
老舗のお菓子を集めたお店を出します。
- ──
- コンセプトは「百年のおやつ」です。
- 大橋
- 百年のおやつ?
- 糸井
- 百年以上お店をつづけている
老舗のお菓子屋のものだけを集めて、
しかも
1個から買えるようにするそうです。
- 大橋
- うわあ、それは買っちゃいそう(笑)。
いやぁ、ほんとにいろんなお店が‥‥
あ、ここにはメガネ屋さんも。
- 糸井
- 老眼鏡だけのメガネ屋さんです。
- 大橋
- 老眼鏡だけ? えー、おもしろい!
- 糸井
- みんな老眼鏡ってめんどくさがって
「わたしはいらない」とかいうけど、
もっと買いやすくしちゃえば、
手に取る人っていると思うんです。
- 大橋
- うん、それ、需要が多いと思う。
- 糸井
- 若い人に人気の「JINS(ジンズ)」
というブランドなんですが、
オーソドックスでとってもいいですよ。
- 大橋
- ほんとに、おもしろいお店ばっかり。
- 糸井
- こうやって模型を眺めていると、
あらためて、ぼくらもやる気が出てきます。
- 大橋
- 今回も、たくさんの人が来てくれそうです。
前回は、うちのお店のスタッフも、
みーんな来てました。
- 糸井
- ぼくも、いろんな知り合いや関係者の
奥さんや子どもっていう人に、
たくさん会いました。
夫婦セット、親子セットで来る催し物って、
あんまり、なかったのかもしれない。
- 大橋
- そうそう、みんな家族連れでしたね。
- 糸井
- うちの奥さんも、なんだかんだ言って、
3回ぐらい来たんじゃないかな。
- 大橋
- 六本木ってちょっとだけ不便なんだけど、
絶対、行くだけの価値はありますよ。
- 糸井
- そう言っていただけて、よかったです。
将来的には
別の場所でもやりたいと思っています。
もっと便のいいところでもいいし、
逆に地方の町をにぎやかにするのに、
こういうイベントを
開催してみてもいいと思うんですよね。
- 大橋
- 人がいっぱい集まりますもんね。
- 糸井
- あるいは「箱根」とかね。
買い物のあと、温泉に入れるし(笑)。
- 大橋
- いいなぁ(笑)。
- 糸井
- 町をひとつ巻き込んじゃうみたいな、
そういう「たのしみ展」も
おもしろいですよね。
まぁ、でも、まずは「2回目」です。
何とかここまでは、こぎつけました。
- 大橋
- すばらしいし、うれしいです。
のけものにされないでうれしい(笑)。
- 糸井
- しませんよ!(笑)
大橋さんの今回の作品は、
みんな、びっくりすると思いますよ。
「わあ、こうきたかあ!」って。
- 大橋
- でも、すでに次のことも考えちゃうね。
どうしようかしらって。
- 糸井
- 3回目も、4回目もありますからね。
これからも
たくさん、お世話になると思います。
- 大橋
- わたしも、すっごくたのしみです。
これからもよろしくお願いします。
- 糸井
- こちらこそよろしくお願いします。
どうもありがとうございました。
- 大橋
- ありがとうございました。
(おわります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。)
2017-11-04 SAT