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HOBO SUPER OMISE SHOP

もの好きさんいらっしゃい

好きなものを集めたら、
ちょっぴり奇妙な「雑貨」が集まる店ができました。
店の名は『HOBO SUPER OMISE SHOP』。
自分の人生に必要かと言われたら、
そんなことはない。
でも、所持したい。
コレクターになるというよりも、これは所持欲。
自分が買わないで誰が買う。
自分が買わなかったら誰かに買われてしまう。
買わねば。
そして家やお気に入りの場所に飾ることを、
たのしみたい。
バイヤー経験もある目利き店主、
塚本太朗さんが集めた品々を
ひとつずつ見せていただく連載です。
週に2回、火曜と金曜にお届けします。
1月の「生活のたのしみ展」にも出展するので、
どうぞおたのしみに。

塚本太朗さんプロフィール
#09

Dill Pickle Clubの雑貨たち Dill Pickle Clubの雑貨たち

今回は、塚本さんの事務所と同じビルに店舗がある
Dill Pickle Clubさんの商品を、
いろいろ見せていただきます。

Dill Pickle Clubは、インテリアをメインに、
世界中のおもしろいものを集めているお店です。

オリジナルのTシャツなど、
アパレル商品もつくっていらっしゃるとか。

そうなんです。
「アパレルとインテリアを
融合させたものをつくりたい」と
おっしゃっていました。

塚本さんとの出会いは、
なにがきっかけだったのでしょう?

 

以前、原宿にあったDill Pickle Clubのお店が
手狭になってしまったとのことで、
彼らが新しい場所を探していたのです。
そのときに、共通の友人につなげてもらって、
僕の事務所があるビルの1階を紹介しました。
でも、なにしろものすごく商品の量が多いので、
1階だけでは収まりきらなくて、
いまは2階にも進出なさっています(笑)。

きょう見せていただいているものだけでも、
これだけ多彩な品揃えですから、納得です。

ですが、実際にたのしみ展に並ぶのは、
今回とはまた別の商品になるかもしれません。
というのも、一点ものが多いからです。
そのときによって、ラインナップが変わるんです。
「このぬいぐるみが絶対ほしい」
などの強い希望があれば、
きっとキープしておいてくださりますが、
ぜひ偶然の出会いを
たのしんでもらえたらと思います。

こちらのポットは、象印の製品なんですね。

レトロでかわいいです。
いまでも、たぶん魔法瓶として使えると思います。

アメリカンな雑貨が並んでいるイメージでしたが、
意外と、日本のものもあって驚きました。

Dill Pickle Clubは、
日本の古いデッドストックも、
よく見つけてきてくれるんです。

つづいて、とくに塚本さんのお気に入りの、
爪楊枝をつまむトリが来ましたよ。
「toothpick bird」というんですね。

爪楊枝を入れて、トリの頭を下げると‥‥

つまんでくれるんです。

すごい。電池いらずなんですね。

もう一回やりましょう。頭を押すと‥‥
(もう一回あそぶ、塚本さん)

‥‥爪楊枝をつまむ(笑)。最高です。
どうやって思いついたんだろう、これ。

僕らが子どものころに、
似たようなものがありましたね。
トリがお金をくわえて
取り出してくれる貯金箱。

ああ、ありました! なつかしい。

「絶対に必要か」と言われると、
そうではないんですけど。
飲食店などに置いてあったら、
うれしい気持ちになります。

ほんとほんと。かわいいです。
このあたりはまた、アメリカンなおもちゃです。

ミスターメンですね。

わー、懐かしい、かわいい。壁に飾りたいです。
これは、セット売りされているのでしょうか。

いえ、ひとつずつ買えます。

そうなんですか。
いくつもほしくなっちゃう人も、
ひとつだけ買いたい人も安心ですね。

あ、この人形、キュッキュって鳴ります。

シュールですね。
アメリカでは、
このようなプリントタイプのぬいぐるみを
よく目にする気がします。
でも、この円柱みたいな形は、けっこう珍しい。
あたらしいタイプです。

しかも、座らせることもできるんですね。

そうそう。あー、いいですね。味があります。

こちらのマトリョーシカも、
なんとも言えないかわいさです。

これも置けたら、
HOBO SUPER OMISE SHOPが、
ますますにぎやかなお店になりそうです。

家具からぬいぐるみから、
マトリョーシカまで並ぶお店‥‥
どうなっちゃうんだろう。たのしみです。

(はたして、HOBO SUPER OMISE SHOPは一店舗で足りるのでしょうか。
10個めのアイテム紹介につづきます!)

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Dill Pickle Club
世界中から届いたプロダクトの
「リソースミュージアム」。
インテリアとアパレルを融合した、
オリジナルプロダクトも手がける。
お店全体が宝箱のようで、
ひとつひとつじっくり見ると、
夜があけてしまうほどの物量に、
もの好きさんは、ロックオンされるはず。
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