―Tea For Us―
茶坊主のひとりごと。

十八杯目◎
巨人で正捕手をつとめた男。
ゲスト:村田真一さん

オリンピックですね。
時々会場で見かける、
プリティ長嶋さんが気になってます、
茶坊主・ごうどじょうです。
今週も元巨人軍・野球評論家の村田真一さんとの
茶飲み話をお送りしています。



さて、今回は、プリティさんではなくて、
本家のほうの長嶋監督のお話もたくさん伺えました。
村田選手は他の選手よりも
なぜか長嶋監督に話しかけられることが
多かったそうです。

糸井 長嶋監督は、ベンチでは
弱気なことを言う時があるってのは、
本当なんですか?
村田 ありますね。ピンチの時とか、
「これ、打たれそうだよな?
 打たれそうだな?
 ほら、打たれた!」って(笑)。
糸井 言っちゃうんですか?
村田 士気が下がるから
言わないでくださいよ〜って
言ってたんですけどね。
糸井 打たれそうだったら、
ピッチャー交代してもいいんですもんね。
監督だから。

さらに、収録が終わってからの雑談タイムでは、
今までおあずけをくらっていた、
野球大好きスタッフが大集合!
藤田元巨人軍監督のグッと来るエピソードを
たくさん聞かせて頂きました。

藤田監督の時代、とある行き違いから、
1軍のキャッチャーを降ろされ、
ファームに落とされたことがあるという村田さんに、
かなりの時間が経った今でも、
顔を合わせると頭を下げてくるという藤田さんのお話。

村田 「村田すまんかったなぁ。
 俺のせいで臭い飯食わせたなぁ。
 村田、悪かったなぁ。あれがなかったら、
 もっと活躍できたのになぁ」
って言ってくれるんですよ。
それも、わざわざ立ち上がって頭下げるんですよ。
糸井 まっすぐな人ですよね?
村田 だから、巨人のOB会でも、
藤田さんの前には大行列ができますもん。
みんな、お酒を注ぎたくて。
そのOB会の会長も
「原が監督辞めるなら、俺も辞める!」
って言って辞めちゃったんですよね。

藤田元監督の、
こんな男気溢れるエピソードが
次から次へと語られるに連れ、
「この人に付いていきたい!」
と思わせる人の、スゴさがヒシヒシと伝わってきました。
僕も藤田元監督が出演された
『智慧の実を食べよう。300歳で300分』のDVDを、
見直そうとおもいました。

以上、ロッククライミングをやってみたいと、
いろんな人に言ってたら、
ロッククライミングの
「クライミング」だけ採用されて、
何故か、富士山に登ることになった、
茶坊主・ごうどじょうでした。

来週は、イッセー尾形さんがいらっしゃいます。
高校時代からの憧れの人だけに、
今からドキドキです。お楽しみに!


村田真一:滝川高校から
1981年に読売巨人軍に
ドラフト5位で入団。
斉藤雅樹投手、桑田真澄投手など
巨人の投手陣を支える捕手として活躍する。
2001年に現役を引退。
原監督のもとバッテリーコーチをつとめる。
2003年コーチを辞任、
現在は解説者として活躍中。

大好きな野球について
語り合うことができたdarling。
収録時の印象をダーリンコラムに記しています。
こちらもぜひご覧ください!

2004-08-22-SUN


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