「のり弁」柄の日傘・雨傘を
オーダーできます。
イイダ傘店さんは、
年に2回、新作のオーダー会を開催されています。
基本的に新作の傘をオーダーできるのは、
そのシーズンだけ。
過去に発表したテキスタイルのオーダー会を
ふたたび行うことは、ほとんどありません。
ところが、今回のTOBICHIでは、
イイダ傘店の数あるテキスタイルの中でも、
ファンが多く、復刻を心待ちにされている柄のひとつ、
「のり弁」のオーダー会を
とくべつに開いていただけることになりました。
「のり弁」は、2009年に生まれた日傘です。
のりが規則的に並んでいるデザインは、
遠くから見ると、
大きめのブロックチェックのように見えます。
この生地をアップにすると‥‥
じゃーん。
「のり」と「お米」が見えますか?
「お米」模様の生地に、
「のり」が刺繍されているんです。
なんでも、デザインを考えているとき
飯田さんの頭のなかで、
のりの表面のデコボコと刺繍のデコボコが
リンクしたのだとか。
ベースになっている「お米」模様の生地は、
職人の手によってひとつひとつ手で刷られています。
傘の生地だけでも
こんなにていねいに作られているのですが、
もうひとつ、欠かせないチャームポイントがあるんです。
傘を閉じるためのボタンが、
おかずの形をした陶磁器なんですよっ!
2009年に発表したときは
「うめぼし」の形だけだったのですが、
今回のために、新たに12種類追加してくださいました。
こちらの陶磁器ボタンは
陶芸作家・UU(ウウ)さんの作品で、
ひとつひとつ手作りされています。
UUさんのすてきなアトリエにお邪魔して、
その制作風景を見学したときのことを
こちらのレポートにまとめましたので、ぜひお読みください。
こちらは雨傘です。
今回のオーダー会のために、
飯田さんが新たに作ってくださいました。
遠目だと、ふつうの黒い傘に見えるかもしれませんが、
よくよく見ると‥‥
そう、のりがびっしり並んでいるデザインなんです。
雨傘は男性でも持ちやすいように、と考えられたそう。
もちろん、雨具の留め具はUUさんの陶磁器ボタンです。
オーダーしていただけるのは、
日傘、雨傘、折り畳み傘(雨傘)の3種類です。
傘の大きさは3~4サイズご用意していますので、
実際に開いてみて、好みのサイズをお探しください。
ふだん見慣れている
手曲がりの形の手元のほかにも、
L字型や長細い棒状など
いろんな形の手元から好みのものをお選びください。
お気に入りの柄の傘の手元が
自分の手にしっくりくるものあれば、
よりいっそう愛着がわきます。
ひとつひとつ手にとって、たしかめてみてくださいね。
「たまご焼」「しゃけ」「たこさんウィンナー」など、
かわいらしいおかずの陶磁器ボタンは全13種類。
たいへんお悩みになるかと思いますが、
とくに気に入ったものをおひとつだけ、
オーダーしてください。
※陶磁器ボタンだけの販売はいたしません。
ご希望の方には、
お名前やイニシャルなど、名入れをすることができます。
日傘は内側にネームタグで、
雨傘は飾りの金具に名前が入ります。
価格は、
日傘が38,000円(税別)、
雨傘、折り畳み傘が30,000円(税別)です。
※手元によって価格が変わることがあります。
「のり弁」は、オーダーを受けてから、
ひとつずつ手作りいたしますので、
お届けは春ごろになります。
少しお時間いただきますが、
春の訪れとともに「のり弁」が届くことを、
どうぞたのしみにしてお待ちくださいね。