「atelier shimura(アトリエシムラ)」の
染師、志村宏さんが
季節ごとにTOBICHI②で
染めのワークショップをひらきます。
それぞれの季節の植物からは
どんな色がうまれるのでしょうか?
事前お申込み制、
有料のワークショップです。
ぜひ、季節の色を
感じにいらしてください。
染師。1981年うまれ。
染織家・志村ふくみさんの孫で、
志村洋子さんの次男。
大学生のときに農業と出会い、
ながらく京野菜づくりにたずさわったあと
30歳をすぎてから染めの世界に入る。
現在は、
志村ふくみさん、志村洋子さんの
紬織り(つむぎおり)の芸術精神を受け継ぐブランド、
アトリエシムラの染めを担当。
山や野で染料を調達するだけでなく、
野菜づくりの経験から
藍や臭木、クチナシなど、染料になる植物の栽培も手がける。
[志村宏さんへのインタビューはこちら。]
「山から、野から、畑から色を。」
[アトリエシムラ関連のコンテンツはこちら。]
はじめての志村ふくみ
はじめての染め、織り。
シムラの着物ミナの帯
atelier shimura がはじまる。
atelier shimura 3つの催しのススメ。
▲大きな実をつけている胡桃の木。
この実の中に、あの固い殻に覆われた胡桃が入っています。
前回の「夏」には、
枇杷(びわ)を「染め」「食べ」「植える」という
ワークショップを行いました。
3つの方法で枇杷を体感された参加者のみなさんは、
終始とってもたのしそうでしたよー。
▲きれいに染まりました! イエーイ!
前回のワークショップのようすは
こちらのレポートにまとめていますので、
ぜひご覧ください。
「秋」のワークショップは8月上旬に開催します。
夏まっさかりですが、
植物は秋に実りをつけるために、
この暑い時期に力をためこんでいます。
そのパワーに秘められた色をいただくので、
染める時期はワンシーズン早まるのです。
宏さんが、「秋」のワークショップに
選んだのは「胡桃」でした。
なぜこの植物を選んだのか、
宏さんからメッセージをいただきました。
みなさんは胡桃の木を見たことがありますか?
今は実ができ始めている時期です。
夏がすぐそこまできた時、葉が茂り、
花がついた姿は鳥のような感じがします。
雄花と雌花が求愛をし合っている鳥の踊りに見えます。
雄花が一生懸命自分を大きく見せ、
花の手を伸ばして、、伸ばして、、、雌花に触れたい!
そんなふうに見えます。
胡桃の木の上で花が繰り広げる男女恋愛劇場です。
今回は、そんな胡桃のいろいろな顔をお見せしたい、
ということで、「知性の実」である胡桃です。
色は「知性」が出るのか「愛」出るのか?
その色はみなさんに何を伝えるのでしょうか。
ぜひ、その色を見にいらしてください。
──志村宏
葉っぱが生い茂る胡桃の木は、生命力にあふれています。
▲そびえ立つ胡桃の木。「サワクルミ」という品種。
▲葉っぱが、鳥の羽に似ているのが特長。
胡桃の木の枝や葉だけでなく、
あの固い殻もいっしょに煮出してつくった染料で、
みなさんに絹糸とストールを染めていただきます。
染めた絹糸はアトリエシムラの工房で、
お着物を織るために使われます。
みなさんには、自分で染めた絹のストールを、
おみやげにお持ち帰りいただきます。
(当日お持ち帰りできます)
色をいただくためには、たくさんのくるみの殻が必要です。
実は今回、西国分寺にあるカフェ、
「クルミドコーヒー」から
大量のくるみの殻を譲っていただきました。
▲クルミドコーヒーでは、机ごとにくるみとくるみ割り器があり、
お客様が自由に食べることができます。
今回、その殻をたくさんいただくことができました。
今回のワークショップでは、
クルミドコーヒーの
おいしい「水出しアイスコーヒー」と
「信濃くるみ」も召し上がっていただきます。
胡桃を染めたあとは、
冷たいコーヒーを飲んだり、
くるみを食べたりしながら、ひとやすみしましょう。
胡桃からは、一体どんな色が現れるのでしょう?
ご興味がある方は、
下の応募要項をよく読んでから
専用のフォームよりお申込みください。
〈開催日時〉
2017年8月3日(木)10:00~12:00
2017年8月4日(金)10:00~12:00
2017年8月4日(金)18:00~20:00
2017年8月5日(土)10:00~12:00
2017年8月6日(日)10:00~12:00
2017年8月7日(月)10:00~12:00
2017年8月8日(火)10:00~12:00
2017年8月9日(水)10:00~12:00
※会場がたいへん暑くなることが予想されるため、
今回のワークショップは午前中に行います。
4日(金)のみ、18時の回があります。※終了時間は目安です。
伸びる可能性がありますので
できれば、直後に他のご予定を入れないことを
おすすめいたします。
〈定員〉各回8名
※見学は自由です。
〈参加費〉8,640円(税込)
※当日受付でお支払いただきます。
〈染めるもの〉
・絹糸
・ストール
※ストールのみ、お持ち帰りいただけます。
絹糸はアトリエシムラの
お着物になる予定です。
〈場所〉
TOBICHI②・1階
東京都港区南青山4-28-26
→地図を見る
・参加希望の方は、下にある
「染めワークショップに申し込む」ボタンから
お申し込みフォームに進み、
必要事項に記入の上、お申し込みください。
・お申し込みできるのは1名様のみです。
・申し込み〆切は7月31日(月)午前11時。
・お申込み多数の場合は、
厳正に抽選を行い、当選の方には、
8月1日(火)中にご案内のメールをいたします。
【ご注意】
各回8名様のために、たくさんの準備をしてお待ちします。
「やっぱり行けなくなった」というキャンセルがないよう、
ご予定をよく確認の上、ご応募ください。
※お申し込み受付は終了しました。
多数のご応募をありがとうございました。
ワークショップの見学は自由です。
すこしでも興味がある方や、
残念ながら抽選にはずれてしまった方は
ぜひ見学にお越しください。
宏さんとともに、お待ちしています。
最後に、以前「ほぼ日」紙上でお伝えした
宏さんのインタビューは
もうお読みになられましたでしょうか?
草木から色をいただいて染めるということ、
藍という植物のとくべつさなどを
お話ししてくださっています。
ぜひご覧ください。