4オリンピックならでは、
式典、ドーピングに
選手村用新聞!
- 乗組員A
- 続いて「運営サポート」というのは、
具体的にどのようなサポートをするんですか?
- 古瀬
- 競技会場や選手村の運営サポート、
車両運行のサポートをしていただきます。
たとえば車両運行のサポートというのは、
大会が走らせる車をだれが、
どの選手を乗せてどこにいくのか、
そういった全体の運行管理のお手伝いを
していただく予定です。
- 乗組員A
- おお、全体の運行管理。
- 乗組員B
- わあー、想像するだけで大変ですね。
- 古瀬
- 大会全体の運営もサポートいただくので、
たとえば関係者への
ユニフォーム配布などもしていただきます。
2020年の5月ごろから配布がはじまるので、
他の方々よりすこし早めに活動がはじまりますね。
- 乗組員B
- あ、ボランティアは
全員ユニフォームを着られるんですか?
- 古瀬
- はい、そうですね。
オリジナルデザインのユニフォームを
製作する予定です。
具体的なアイテムとしては、
シャツ、ジャケット、パンツ、キャップ、
シューズ、バッグなどです。
アイテムによっては複数枚お渡しする予定です。
- 乗組員A
- シャツ、ジャケット、パンツ、キャップ、
シューズ、バッグ‥‥!
- 乗組員B
- 受け取ったら、うれしいんだろうなあ(笑)。
- 乗組員A
- よろこびの瞬間に何度も立ち会えるのは、
ちょっと、いいなあ。
- 古瀬
- 選手村やメディアセンターの運営も
サポートしていただくので、
たとえば選手村なら受付のようなものを用意して
選手から「洗剤がなくなりました」
「タオルが足りません」といった感じで、
日常生活の中で困ったときに
物品を貸出しする活動もあります。
- 乗組員A
- 周りに「選手村に関わりたい」という人が
何人かいるのですが、
そういう方々は「運営サポート」がおすすめですか?
- 古瀬
- そうですね。
選手村に割り振られる割合としては
多いと思います。
- 乗組員A
- なるほど、ここも人気が高くなりそうですね。
続いて「ヘルスケア」。
選手だけでなく観客や関係者で急病人や
けが人が出た場合に
サポートする方々と書かれていますが、
この役割も、基本的にはプロの方がいますよね?
- 古瀬
- そうですね。
医療に関する有資格者は
ボランティアとは違う形で参加いただきますので
ボランティアはあくまでもそのサポートです。
なので、特別な資格は必要ないです。
もちろん、医療に関する知識があると
より動きやすいと思いますね。
- 乗組員B
- ここに「ドーピング検査のサポート業務」
って書いてありますが‥‥
- 乗組員A
- おおお。
あの、ドーピング検査って
突然アスリートの部屋に行って、
「ドンドンドンドン」って部屋のドアを叩いて
抜き打ちチェックするっていうやつですか?
- 古瀬
- うーん‥‥、
すくなくとも検査行為自体は
ボランティアは担当しないと思います(笑)。
- 乗組員A
- そうですか(笑)。
- 古瀬
- ただ、ドーピングの検査室に行くまでを
案内することはあるかと思います。
- 乗組員B
- リアルに想像すると緊張しますね。
- 乗組員A
- 次は「テクノロジー」。
業務内容の想像はつくものの、
専門知識がないとなかなか大変そうです。
Wi-Fiがつながらない、とか
機械の不具合に対応する係ですよね。
- 乗組員B
- 平昌で、パブリックビューイングが
急に映らなくなる惨事がありましたよ。
あんなことが起こったら、
大忙しになりそう‥‥。
- 古瀬
- ですが、テクノロジー部門にも専門家がいて
彼らが手を動かしてくれるので、
ボランティアの方が
直接なにかを直すことはないかと思います。
あくまでも専門家と依頼人の
架け橋になっていただく役目です。
- 乗組員A
- なるほど。
- 乗組員B
- ああ、「競技結果の入力」もするんですね。
これもそうとう緊張しますよね。
「オリンピックレコード、きたぞ!」みたいな。
- 乗組員A
- おおお、想像しただけで緊張する。
この人が入力するだけで
世界で一喜一憂が起きるなんて‥‥。
- 乗組員B
- でも、その競技が好きな方なら、
すごくうれしい仕事ですよね。
自分がその競技の新記録を
世界に伝えられるわけですから。
- 古瀬
- そうですね。
ボランティア全体にいえることですが、
世界トップレベルの選手が競い合う大会ですので
好きなスポーツや知識がある方は、
たのしい機会だと思います。
- 乗組員A
- そうですよね。
次が「メディア」。
- 古瀬
- 国内外のメディアの取材や
記者会見などをサポートしたり、
東京大会を記録するための撮影や動画編集、
あと、選手村の新聞制作なども担当します。
- 乗組員B
- 選手に読んでもらえる新聞なんて、
やっぱり特別ですよね。
- 乗組員A
- はりきってつくります!
- 乗組員B
- 気が早い(笑)。
- 古瀬
- 記事制作の経験のある方には、
なじみやすいボランティアだと思いますね。
- 乗組員A
- 最後が、いちばん倍率の高そうな「式典」。
各競技の表彰式で案内、
メダルや記念品の運搬などをふくめた
表彰式運営のサポートなどをおこなうと
書かれていますね。
- 乗組員B
- あの、平昌の開会式で選手が入場するときに、
たくさんの女の子が会場中央で踊っていましたよね。
あの方々は「式典」ですか?
- 古瀬
- くわしくはわからないのですが、
あの方々は開会式当日に、
式典以外のボランティアに携わっていた方々が
踊っていたと聞きました。
ただ東京2020大会は夏なので‥‥。
- 乗組員A
- そうだ、当日は暑いんだ!
- 乗組員B
- でも、式典に出たいですねえ。
どうしたらいいのでしょうか?
- 古瀬
- うーん‥‥。
- 乗組員A
- ‥‥って、本気で相談する時間じゃない(笑)。
まずはじっくり自分で考えて、
エントリーするしかないですね。
(つづきます。)
2018-06-25-MON