月曜日〜土曜日の『あまちゃん』も
終わっちゃって。
日曜日の『半沢直樹』も終わっちゃって。
毎日の小さなお楽しみが一気になくなり
がっかりしている人も多いかな?!
もちろんパリのバブーとわたしたちも、
この大人気の日本のドラマを
楽しんでいました。
あ〜あ。さみしいなあ〜。
そんな『半沢直樹』。
銀行内部の厳しい一面を
いろいろかいま見れたドラマでしたが、
同じ世界とは思えない
おフランスの銀行を、
みなさんに、ぜひぜひ見てもらいたい!
お願いだから見てもらいたい!
お金を扱うところで、
どうしてこんなにも適当に仕事が
片付けられて行くんだろう。
何か事件とかはないのだろうか?
と常々疑問に思っていましたが、
『半沢直樹』を見てて、
フランスの銀行の適当具合に
確信をもちました。
銀行の支店に、
突然チェックする人が入って来てさ。
例え私物でも、10円玉ひとつでも、
机の上に置いておいてはいけない。
引き出しの中に入れてあってもいけない。
それが見つかった時点でマイナス!
な〜んてシーンが『半沢直樹』にあったでしょ?
あれが本当の銀行の世界なら、
おフランスの銀行のどこの支店をチェックしても、
マイナスポイントだらけで
あっという間に「不合格」! 出されます。
フランスの銀行、どこも活気がなくて、
入り口を入るとこんな感じの窓口が
ちょこっとあるだけ。
(ちなみにこの支店でもけっこう大きな方。
この片方の机くらいの規模のところが
圧倒的に多い)
窓口の他に数台のATMマシーン。
もちろんご案内してくれる係員はいないし。
かなり大きな規模の支店じゃない限り
警備員さんもいません。
銀行という緊張感、ゼロ。
で、小さな「窓口」というか
カウンターには、「とりあえず」、
用件を聞いてくれる人が1人いるはずなのです。
なんだけど、外でタバコを吸ってたり、
(あ、もちろん客が入って来ても
急いでタバコをもみ消すなんてことはない)
同僚とおしゃべりに夢中になってたりで
(あ、もちろん客が待っているからといって
話を切り上げたり謝ったりはしない)
離席していることがひじょ〜に多い。
待たされるのはもう慣れっこなのですが‥‥。
小切手の手続きなんていうのも
ここでやるわけです。
例えば自分宛にもらった小切手を
ここで提出。
銀行のハンコを押してもらって、
手続きに回してもらって、
後日その金額が口座に振り込まれる、
という小切手の手続き。
その預かった小切手を机の上に
放り出してどこかに行ってしまったり。
小切手以外にも、いろいろな書類とか
個人の口座情報が書いてある紙とかを
散らかしたまま、どこかに行ってしまったり。
「え、ええ?! いいの?! 大丈夫?!」
と心配になることばかりなのです。
カウンターにはパソコンも置いてあるけれど、
客から丸見えの角度でいじって、
口座情報が丸見えだったり。
そんなだからね、『半沢直樹』の
銀行の世界は、フランスには皆無だよ。
ちなみに、先日新しく更新された
カードを取りにいくために、
自分の口座のある支店に行ったのですが、
相変わらず、いつ行っても
カウンターには人がいず、
待てども待てども帰って来ないし。
カウンター係じゃない人はそんな客を
見ても知らんぷりだし。
ようやくカードを受け取れたのが
4回目に行った時でした‥‥。
さらにちなみに。
その支店にある2台のATMは
両方故障中で、
「故障しているから他の支店へ行って下さい」
という張り紙がお詫びの言葉もなく貼ってあり。
お金をおろしに来る人、来る人、
みんな舌打ちをして帰って行っていました。
どれもこれも、ありえません。
文句を言ってももちろんムダ。
もう笑うしかないんです。
どうですか?! 浅野支店長。
どうですか?! 大和田常務。
これがおフランスの銀行です♪
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