「テーブルで 塩を使うときは 注意が必要?!」
ねえねえ、知ってる?! 今週も、 フランスのちょっと不思議な プチ迷信シリーズ。 「塩」。
「ちょっとお塩取って!」 「は〜い。どうぞ♪」
って、お塩、渡したらいけませんよ! フランスでは、塩を渡す時は 直接手渡しではなく、 一度テーブル等に置いて、 間接的に渡さなくちゃいけない という不思議な決まり事があるんですって。
なぜ?! どうして?!
「塩が倒れると不吉だから」 なんだそう。
一体なぜ?! と、年配の人に聞いてみると‥‥。
昔はね、塩はと〜っても 高価なものだったでしょ。 お金の代わりに「塩」が給料として 支払われていた時代。
大切なお給料の「塩」を 手渡しするとき、もし誤って こぼしてしまったら、 大変なことになるでしょ?
「君がちゃんと受け取らなかったのが 悪いんだ!」 「いや、ボクじゃない、 どうしてくれるんだ!!」 とかね。
そんなわけで、 給料を渡す方、もらう方、 どちらの責任にもならないように、 一度テーブルに置いてから 受け渡しをするようになったというのだそう。
こんなエピソードが 時代を経て、 「塩は倒したら不吉」 とか 「直接渡さず一度テーブルに置いて」 と言われるようになっているみたいです。
フランス人でもね、 「ああ、そうそう。」 って言う人もいるし、 「塩にまつわる迷信なんて知らない。」 って言う人もいるよ。 やっぱりおじいちゃんとか おばあちゃん世代の人たちの方が よく知っているみたい。
「もし倒れてしまったら、右肩越しに 塩を投げるといい。」 なんて言い伝えもあるようで。 日本の「お清め」ときっと同じことですね。
さてさて、そんなフランスの食卓。 今日の写真のお料理は 冬の定番料理「ラクレット」というもの。
アルプスなど寒い山の方の伝統料理で ハムやじゃがいもの上に 溶かしたラクレットチーズをかけて いただく冬のホクホク料理です♪
家庭用には 「ラクレットマシーン」なるものがあって (写真にうつっているもの)、 それぞれ、自分のミニフライパンを持ち、 ラクレットチーズを入れて溶かし、 自分でかけて食べるんです。 もちろんバブー家にも、1台。
ちなみにね、日本人がやるラクレットには ニンジン、パプリカ、ブロッコリーに アスパラガスって野菜がたっぷりだけど、 本場フランスのラクレットには 野菜はほとんどないよ。
何種類ものハムやソーセージに、 じゃがいも。 ひたすら、芋、肉、芋、肉、芋‥‥ の繰り返し♪
ボクはどっちかといえばフランス流が お好みだけどね。 さて、みなさんはどっちがお好み?!
2014-01-28-TUE