「24時間販売は ミラクル?!」
ボクがよくお散歩するコースにね。 バゲットの24時間自動販売機が 設置されたんだよ!
最近パリで話題のバゲットの自動販売機。 とあるパティスリー (けっこうおいしかったのだけど 地味だったお菓子屋さん)がつぶれ、 24時間営業のバゲット屋さんに変わりました。 変わったと言っても、人はおらず、 2台のバゲットマシーンが設置されただけ。
実は2008年にパリのパン屋さんの店先に すでに設置されていたこのマシーン。 Jean-Louis Hecht(ジャン・ルイ・エクト)氏が 発明したマシーンなんだけど (マシーンの中が、パンの種を保存する場所とか、 焼く場所とか、焼いたパンを保存する場所などに 分かれている) 2008年当時は故障ばっかりで 年末にはサービス終了していたという悲しさ。
そして満を持して2014年になって マシーンが新たに設置されたというわけなのだ!
サービス終了してから再開するまで遅すぎ?! ってのは、触れないであげて。。。 フランスではかなり珍しい「24時間営業」。 「24h/24h」=「24時間中24時間」ってことで 色々なところでニュースになっています。
「24時間」ってことでニュースになるなんて 日本から見たらかなりかわいいでしょ?! でもこれがこの国のスタンダードなのです。
「24時間バゲットを買える」 っていっても、お店に人がいるわけではなく、 決してコンビニとは訳が違うのだけど、 1日中好きな時に焼きたてのバゲットが買える ということだけで、「超革命」なのです。 この国では…。
しかも「Bio」(=オーガニック)のバゲットで これがけっこうおいしいのだ。 お値段は1ユーロ(=約140円)で バゲットトラディション。 (トラディションと普通のバゲットの違いは またこんど‥‥) ということで、 普通のパン屋さんでもトラディションは 1ユーロ以上するところがほとんどなので、 それを考えると、お値段もお手頃。
マシーンの中に焼き上がりのストックがあるときは (その本数が表示されている) それがあったかいまま出てきます。 ストックがないときは 焼き上がるまでちょっと待つのだ。
お味の方はなかなか。 そりゃ〜ボクたちお気に入りの、 パリジャンにも人気のパン屋さんの 焼きたてバゲットには勝てないけれど、 いつでも24時間、困ったときに買いにいける バゲットとしては、超優秀! ボクのさんぽコースにこんな自動販売機ができて とっても便利になっちゃったってわけなのです♪
それにしてもね、「24時間営業」ってだけで ニュースになるおフランス。 (しかもね、設置されたのは だいたい東京都の中に1軒とかの話だからね!) どれだけ日本に比べたら「不便」な国かって 分かるでしょ?!
2014-10-14-TUE