「お店は建物の 1階だけ?」
ボクたちはただいま日本滞在中。 先週ちょっとお知らせしたように、 うめだ阪急の 「フランスフェア」(25日まで)に 出場中だよ。 この前ほぼ日の 「生活のたのしみ展」も開催された うめだ阪急の祝祭広場。同じ場所だよ!
といっても、百貨店に入れないボクは 毎日お留守番なんだけどね‥‥。 マリコちゃんは毎日売り場に立っているよ。 みんな会いにいってあげてね!
毎日ホテルと百貨店の行き来をしながら、 大阪という大都会のど真ん中を歩きながら、 大きなビルを見上げるたびに驚くこと。
それは日本は高いビルの上から下まで いろんなお店が入っているということ。 一緒にフランスフェアのために来日中の フランス人たちも驚いていました。
ビルにたくさんの小さな看板が出ていて 飲み屋にエステにカラオケボックスに。 ありとあらゆる業種が 各階に詰まっていますよね。 時には保育園まで。 (この期間中に我が子を預けるために お世話になっている保育園もビルの7階!)
日本にいると当たり前のこのことですが、 パリでは見られない光景。 パリではバー、レストランなど お店は建物の地上階部分にあるのが普通です。 だから例えばレストランに入るために ビルのエレベーターを上がっていく ということがないのです。
パリには蛍光ネオンの看板もないしね。 (唯一薬局だけが緑色の十字の 蛍光ネオンの看板を出しているよ) 賑やかさもずいぶん違うよね。
▲少し遠くに見える緑の十字架マークが薬局のネオン。 パリの街並みにはこのくらいしかネオンの看板がありません。
2階より上の方は全部 アパートの部屋になっているよ。 一部、弁護士事務所やお医者さんが入っている 部屋もあるけれど (以前のコラムでも紹介したので そちらを参照してね)、 お店っぽい外観にはしないので見た目は 普通のアパートの部屋。
お店は基本地上階のみ。 蛍光ネオンピカピカの看板もなし。 そのおかげでパリのあの景観が 保たれているんだね。
さて、今年の阪急うめだ「フランスフェア」の テーマは、「南仏プロヴァンス」。 南仏のラベンダーや南仏ファブリックを使った ポーチやカバンなど ボクも一緒に南仏を旅してたくさんの 雑貨を集めてきたよ。 ぜひ遊びにきてね!
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)
2019-03-19-TUE