バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。


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「縄跳びは
かなり苦手?!」

 
     
バブー&とのまりこの パリこれ! 住んでみてわかった、パリのあれこれ。
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「縄跳びはかなり苦手?!」

バブー

外出制限があって自粛生活がつづく中、
フランスのみんなが工夫していること。

どうやって運動するか。
どうやって毎日体を動かして
食べ続けているカロリーを消費するか。
元気ありあまる子供達の体力を
どうやって消費させるか。

その中でも場所をあまりとらず
手っ取り早いのが、「縄跳び」!

というわけで、
ボクたちの友達ファミリーも
縄跳びを毎日の日課にしている家が
増えているよ!


▲外出制限がある中アパートの中庭や家の前などで
みんな工夫して体を動かして運動。

とのまりこ

そこで発覚したのが、
フランス人って縄跳びがかなり苦手!!
ということ。

というのも、私たちは小さな頃から
体育で縄跳びを習ったり、
やる機会も多く
かなり慣れ親しんでいますよね?!
ところがフランスでは、
縄跳びの授業なんてない!

だから、普通に飛ぶ
ってことすら苦手なよう。

バブー
もう学校で縄跳びやったのなんて、
何年前かしら‥‥。
もしかして20年?!
30年以上前?!
というはるか彼方の記憶を辿りながら、
縄跳びをする日本人妻を
まるで「神降臨!」的な憧れの眼差しで
フランス人たちが見るんだって(笑)。

もう子供の時のようには
体が動かなくなってなまりまくっている
状態ですら、「神」! だって(笑)。


▲日本人のお母さんがやってみせた交差跳びに挑戦する
フランス人の親子。どういう仕組みなのか意味がわからないらしく
大苦戦。毎日練習していて子供の方が早くできるようになるそうです。

とのまりこ
「交差跳び」
「二重跳び」
「交差跳びを交えながらの二重跳び」
etc...

小さい頃を思い出してみたら、
実にいろんな跳び方を操りましたよね。
この普通の跳び方以上の縄跳びの技なんて、
もう本当に信じられないことらしく、
毎日練習しても
大苦戦している、ということ。


▲毎日練習を重ねて数日たってもまだまだ苦戦中。
こちらのフランス人の男性、会社の昼休みも食べることより
ジムで汗を流すことを優先して自転車競技に励んでいるスポーツマン。
それなのにこの大苦戦!

バブー
あまりに上達せず苦戦する
フランス人の家族に、
「なんでそんなにできないかねえ?!」
って、
日本の縄跳び検定関連の動画を見せたら、
パパも子供達も
フランス人が全員口を開けて
超人を見つめるかのように
言葉を失っていた。

って、友達ママが言っていたよ(笑)。


▲かなり日にちが経ってなんとなく飛べるようになってきた?!
でもなんかやっぱり違う?!(笑)

さあ、自粛生活がしばらく続きそうだし。
今日からみなさんも縄跳びを練習して。
いつかフランス人の前で
大技を披露してみてはいかがでしょう?!
言葉なしで
一気に距離が縮まるかもしれないよ?!


▲まだフランスに帰らず、日本に滞在中の我が家。
倉庫として借りている古民家で暮らしながら
毎日DIY自粛生活をしています。

 

※この連載を再編集し、
 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。
 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)

フランス雑貨のお店オープンしました。
バブーくんは日本滞在時に、お店にいます。

「Boîte」(ぼわっと)
東京都杉並区西荻北4丁目5−24
【地図】 【駅からの道順はこちら】

 

2020-04-28-TUE

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illustration:Jérôme Cointre